＊プリンセスドゥモナコ＊

1982年にグレース公妃に捧げられた二つ目のバラです。(一つ目はグレースドゥモナコ)
このバラはグレース公妃が第一回モナコ国際バラ会議に際し個人的に選んだものです。　
作出したメイアンはこの新しい品種に(プレファランス)という名前をつけようとしました。でも審査委員長の公妃は一目見てこのバラに恋してしまい自分に捧げて欲しいとお願いしたのです。願いはすぐに受け入れられました。

本当に悲しい事に公妃は翌年自動車事故で旅立ってしまいます。

このバラに生前に出会っていた事を知ることは、バラを愛するものにとって、せめてものなぐさめになるでしょう。

このバラの花姿は本当にゴージャスでなおかつその明るいピンクと白の色合いは上品で優しい印象を与えます。

遠く別世界のアメリカの映画界からやってきたプリンセスが今なお尊敬される存在であることを象徴するかのようです。

　　　　篠宮バラ園スタッフS写し