オシロイバナの思い出❤

旧暦８月の異名は「壮月」。
意味は「草花が盛んで活力に満ちている月」
暑くても元気よく活動していきたいという願いがこめられている♬

水まきをしながら、夏に勢いよく咲き誇る花について考えていたら、以前から生息していたのであろうか白粉花（オシロイバナ）が咲いているのを見つけた。その瞬間に実家の庭の記憶が鮮やかによみがえって…‥

白粉花は別名で「夕化粧」とも呼ばれ、白粉花は微かなよい香りを漂わせて群生して咲き誇っている。

「白粉花の種を割ると白い粉が出てくるんだよ。割ってごらん。名前の由来はここから来ているんだよ。この白い粉を昔の子どもは顔に塗って遊んだものさ‥‥」

私は夏休みの自由課題作品のために、庭の「植物採集」を祖母と一緒に毎年のように行っていた。

庭に祖母が植えた草木の他にも、鳥が運んできた知らない草や実もあって、図鑑を片手に調べつつ、植物の名前を自然と覚えていった。本当に楽しい時間であった♬

ふと、白粉花を見ていたら祖母の言葉がよみがえり、当時の庭の光景も眼前に広がった✨

白粉花は夏の夕方頃から咲き出して朝にはしぼんでしまう。「夕化粧」という名前のイメージから、とても儚げな印象だが、庭の中で白粉花は向日葵と同じように暑さに負けずに、元気良く咲いていた。
花色も濃いピンクや黄色、白でハッキリしている。白粉花を見ると「夏なんだなぁ」と実感した。

私にとって祖母と一緒に行った植物採集は、大切な夏休みの思い出の一つであった♬

もうすぐ夏を彩る花たちともお別れの時期になる。
それぞれの花たちの種を見つけるたびに、着実に命のバトンが渡されていることを感じて嬉しくなる今日この頃である😄