醜男さんのカクトラノオ,ハナトラノオ,角虎の尾の投稿画像

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2020/08/21

花虎の尾(ハナトラノオ)／角虎の尾(カクトラノオ)

シソ科カクトラノオ属の多年草。明治時代末期に渡来したカナダ原産の帰化植物で、観賞用に栽培されている。丈夫で強い性質のため人家周辺や道端、空き地、河川敷で野生化したものが見られる。地下茎を伸ばして殖えるため大きな群落をつくる。葉は披針形～長楕円形で縁に鋸歯がありやや厚く無柄で対生する。茎は地下茎から直立し、無毛で断面は四角形、あまり分岐せず高さ１～２mほどになる。花期は７～９月。茎の頂部に長さ２０㎝ほどの穂を出し、紫色～白色の唇形花を４列につける。下から上へ順々に咲き上がる。

長い花穂を虎の尾に見立てたのが名前の由来。茎が四角く花穂が4列につき角張って見えるためカクトラノオとも呼ばれる。

出典『日本帰化植物写真図鑑』『色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑』『都会の草花図鑑』