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ピリリと辛く、料理のアクセントになる唐辛子(とうがらし)には、実はさまざまなの種類・品種があります。流通しているものはごくわずかですが、食用に向かないものもたくさんあるのです。ここでは、そんな唐辛子の種類について詳しくご紹介しています。好みのものを見つけて自宅で栽培してみませんか。
唐辛子はメキシコ原産のナス科トウガラシ属に属する植物で、一般的に唐辛子というとその果実のことを指します。ピーマンやパプリカも、唐辛子に近い仲間です。
唐辛子の果実はピリつく辛さが特徴的で、香辛料として料理などにもよく使われます。実は、初めは緑色で、熟すと段々と赤色に変化していきます。果実は5cm前後ですが、品種によっても大きさは異なります。
唐辛子の種類は、約100ほどあるといわれています。しかし、実際に食用とされているものはごく一部で、その数なんと5種類ほど。日本では、トウガラシとキダチトウガラシを元にした品種の栽培が主に行われています。
次に、代表的な唐辛子の種類・品種についてご紹介します。
ハラペーニョはメキシコ原産の唐辛子で、細長く肉厚の果実が特徴的です。
メキシカン料理に使用されることが多く、ハラペーニョソースというものがあるほど。またピクルス(酢漬け)として食べられることもあります。辛さはの中にも、ほのかな甘みも感じられる唐辛子です。
島唐辛子は、日本の沖縄や九州地方で盛んに栽培されている品種で、沖縄料理で使われているのをよく見かけます。島唐辛子の果実は、2~3cmとやや小ぶりなのが特徴。泡盛に漬けて食べることもあります。
ハバネロは、激辛なお菓子や料理に多く使われるなど、かつては世界一辛いとされていた唐辛子です。舌がひりつくような辛さのなかにも、フルーティーな香りがあります。
果実は3cmから6cmほどで、イチゴのような形をしているのが特徴です。激辛ブームの火付け役となりました。
鷹の爪は、日本でも栽培しやすく、料理にも使いやすいことから、家庭菜園でも人気の唐辛子です。果実は3〜5cmほどで、上向きに果実がつくことから、見た目が鷹の爪に似ていてこのような名前がつきました。
鷹の爪は乾燥させて料理に使うのが一般的で、香辛料である一味唐辛子の原料にもなります。
ブートジョロキアは、インド、バングラデシュ原産の激辛料理によく使われる唐辛子です。あのハバネロよりも辛い唐辛子としてギネスに認定されています。ブートジョロキアを栽培したい場合は、必ず皮膚と目の保護をした方が安心です。
唐辛子の種類は多いですが、実際食用として使えるものはごく一部。数も多くないので、実際にどんなものがあるのか覚えておいて、料理で使えそうなものを栽培してみませんか。夏野菜のような感覚で育てることができますので、栽培は難しくはありませんよ。
果実を収穫後、乾燥させるために軒下や玄関に吊るします。これが魔除けになるとされ、中国、韓国など一部の地域ではお守りとして唐辛子のキーホルダーなどが売られていることがあります。
GreenSnap編集部