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庭の目隠し方法!フェンスや植物でおしゃれな庭にするコツとは?

庭づくりにおいて庭の目隠しは、家の敷地スペースと公共のスペースを分ける、大切な要素です。また、庭の世界観のベースとなったり、住まいの外観にも関わるので、できるだけおしゃれに目隠しをしたいという方も多いでしょう。

そこで今回は、庭の目隠しを、フェンスと庭木でおしゃれに解決する方法をご紹介していきます。それぞれの種類にメリットとデメリットがあるので、参考にしてみてくださいね。

庭の目隠しを考えるときに気をつけたいポイント

庭の目隠し方法には大きく2つの方法があります。

① 庭の目隠しをフェンスでする方法
② 庭の目隠しを植物でする方法

どちらも一長一短の魅力がありますが、一番大事なのは庭づくりで目指したい世界観やイメージを固めることです。庭づくりのイメージができると、フェンスのデザインや素材の選び方、生垣の樹種などに迷わず、統一感のある庭づくりができるでしょう。

それではさっそく、ふたつの庭の目隠しについて、詳しくご紹介していきます。

① 庭の目隠しをフェンスでする方法

庭の目隠しをフェンスでする方法は、デザインや素材の選択肢が広く、庭の雰囲気に合わせて好みのものを選べるのが魅力です。

ただし、取り入れるフェンスによっても変わりますが、比較的生垣などよりは高価になるデメリットもあります。設置するスペースはどのくらいか、素材によって安価に抑える方法はないかなど、事前によく検討するといいでしょう。

ウッドフェンスならDIYをしたり、ラティスを活用して自身で設置するのも、費用が抑えるひとつの方法です。

ウッドフェンス


ウッドフェンスはナチュラルガーデンやイングリッシュガーデン、フレンチガーデンなどの庭の目隠しにおすすめです。材料の入手も簡単で加工もしやすく、DIYで設置することもできます。
ウッドフェンスにはハートウッドと呼ばれる、耐久性の高い木材を選ぶといいでしょう。例えばビリアン材、イペ材、クマル材などが代表的です。

またカラーリングは、濃い茶色のウォールナット風だと落ち着いた印象になり、オールマイティに使えるのでおすすめです。少し赤みがかるマホガニー風はドライガーデンと合うでしょう。ホワイトに塗装されたウッドフェンスであれば、よりヨーロピアンな雰囲気に仕上がります。

アイアンフェンス


アイアンフェンスは庭の目隠しとしての性能は低いですが、景観性が高く、フレンチガーデン、イングリッシュガーデンなどの庭づくりを目指す方にはおすすめです。また腰壁から上をアイアンフェンスにしたり、限定的な箇所にだけ設置し、庭のアクセントのように使うこともできます。

目隠しとしての性能を向上させたいときには、つるバラやクレマチスなど、つる性植物を誘引させるといいでしょう。ローズガーデンではよくアイアンフェンスが取り入れられています。

アルミ・スチール素材フェンス


アルミやスチール素材のフェンスは、比較的安価で耐久性が高いため、多くの住宅で取り入れられています。庭の目隠しとしては、耐用年数が長いので、取り入れやすいでしょう。

庭づくりの観点では、無機質な印象になるので、ジャンクガーデンやドライガーデンと相性がいいでしょう。また、ホワイトに着色されたアルミ・スチールフェンスであればフレンチガーデンにもおすすめです。華奢なつくりのフェンスであれば、つる性植物を這わせて目隠し効果をねらうといいでしょう。

竹垣


竹垣とは、竹を紐で縛ったり、編むことによってつくられる垣根、フェンスのことです。日本では古来から竹垣が取り入れられており、和風庭園の庭づくりには欠かせません。

竹の編み方が異なる、さまざまな竹垣が存在しますが、庭の目隠しとしての性能が高い竹垣は、「建仁寺垣」「御簾垣」「桂垣」「沼津垣」などです。

耐用年数も短く定期的なメンテナンスが必要となるデメリットもありますが、青竹の爽やかな香りや、経年による色味の変化を味わえます。

樹脂素材フェンス


樹脂フェンスの多くは、ポリスチレン素材をもとに、表面を木目調や竹垣風に加工してつくられています。防腐処理もしてあるので、ほとんどメンテナンスフリーという点が大きな魅力です。

ウッドフェンスや竹垣などで庭の目隠しをする方法は、自然素材のよさがある一方で、耐用年数の短さなどの問題があります。その点、樹脂フェンスであれば、おしゃれに景観を損なうことなく耐久性の高いフェンスを取り入れられるので、おすすめです。

樹脂フェンスは、自然素材フェンスよりも比較的高価なので初期費用がかさみますが、自然素材フェンスのメンテナンスなどの長期的なコストを考えると、さほど金額的には変わらない場合もあるので、よく検討しましょう。

DIYでもつくれる!

もちろん、フェンスはDIYして庭の目隠しに使うこともできます。

ただし、フェンスは雨風の抵抗を強く受けるので、安全性を高めるために基礎からつくったり、しっかりと固定する必要があります。そのため、ある程度DIYの経験をつんでから挑戦したほうがいいでしょう。

いくつかフェンスのDIY例をあげるので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 基礎ブロックと支柱・横板の木材を用意してウッドフェンスをDIYする。
  • ラティスをいくつかつなぎ合わせてウッドフェンスをDIYする。
  • 樹脂フェンス組み立てキットを活用して自身で設置する。

② 庭の目隠しを植物でする方法

庭の目隠しに庭木や生垣などを植樹する方法は、フェンスを設置するよりも閉鎖感や圧迫感がなくなり、より自然に囲まれた開放的な庭づくりが可能です。

剪定や落ち葉掃きなど、メンテナンスに手間がかかるデメリットはありますが、植える樹種によっては、和風庭園や、イングリッシュガーデンなど、おしゃれな庭づくりをしながら目隠しができるでしょう。

庭の目隠しとして木を植えるのであれば、次の3つの点に注意して樹種を選ぶといいでしょう。

  1. 通年葉が生い茂る「常緑樹」であること
  2. 葉が密集している「広葉樹」であること
  3. 樹高が2m以上伸びるもの

もしくは、フェンスに這わせて目隠し効果を狙う、つる性植物もおすすめです。これらの条件を満たした、とくにおすすめの樹種をいくつかご紹介していきましょう。

コニファー


コニファーとは、ヨーロッパなどに自生する針葉樹の総称で、常緑性があり耐寒性も高く、庭の目隠しに向いている庭木です。

品種によってカラーや葉のつき方が異なり、並べて植えることで、おしゃれなに庭の目隠しができると人気です。

レッドロビン

レッドロビンは刈込みに強く生け垣向きで、新梢が赤く染まる性質をもった常緑樹です。枝葉が密集するので、庭の目隠しとしてはとても効果的です。

イヌツゲ

イヌツゲは細かい葉を生い茂らせる常緑樹で、日本原産の植物ではありますが、海外ではトピアリーなどにも使われるなど、洋風の庭づくりにも適した樹種です。

モッコウバラ

モッコウバラは中国原産のつるバラの原種です。トゲを持たないので安全に誘引でき、フェンスと合わせることで、庭の目隠しにもつながります。満開時にはクリーム色の花から豊かな芳香を楽しめます。

もっと目隠し効果のある植物を知りたい方は>>こちらの記事<<もチェック!

庭の目隠しにフェンスや植物を活用しよう!

庭の目隠しにはもちろんプライバシー保護の問題や、防犯性を意識した機能性も大事ですが、なにより家の顔となるエクステリアなので、景観性やおしゃれさも重視したい点です。

目指す庭づくりの雰囲気に合わせて、ぜひお好みのフェンスや庭木を見つけてみてください。

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