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じつは多肉植物は水耕栽培でも育てられます!ただし、失敗せずに育てるには正しい水耕栽培の始め方と管理方法を知っておくことが大切です。
ということで、多肉植物の水耕栽培の始め方と管理方法にすいてご紹介します。
Photo by miyu-style さん@GreenSnap[/caption]
多肉植物は水耕栽培でも育てられます。水耕栽培とは、土をつかわずに水を使って育てる方法です。
多肉植物は乾燥を好むのに、常に水につかっていて大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、じつは正しく管理できればむしろ水耕栽培のほうが元気に育つともいわれています。実際に多肉植物生産者の間でも、弱った多肉植物を水耕栽培で復活させる方法が実践されているほど。
水耕栽培とはガラス容器の透明感が美しいですが、見た目以上に育てる上で水耕栽培にはメリットがたくさんあります。
水耕栽培では常に根が水に浸かっている状態なので、多肉植物自身が、必要な分だけ自ら給水します。水やりをするしないの加減に迷うことなく、多肉植物にも過不足なく水を与えられるので、水やりで枯らしてしまう失敗がほぼなくなります。
多肉植物はゆっくり成長していくので、順調に育てられているか不安になりますよね。でも透明なガラス容器などで水耕栽培をして育てると、根っこの伸び具合などが観察できるので、成長具合や健康状態がわかりやすいです。
水耕栽培では土を使わないので、害虫の発生や病気の発生の可能性が、グッと下がります。おうちの中で育てるときも、土を持ち込まずに清潔に育てられるというのは嬉しいですよね。
大切なのは土栽培用の根と水耕栽培用の根は違うということです。つまり、土栽培で伸びた根はそのまま水耕栽培には使えないので、一度切り落としてリセットする必要があります。
根を全部切ると心配になるかもしれませんが、多肉植物自体はとても丈夫なので、正しい水量で管理していれば、白っぽい水耕栽培に適応した根が生えてきますよ。
水耕栽培は水やりの必要はありませんが、こまめな水の交換が必要です。理想は毎日の交換ですが、3〜4日に1回でも大丈夫でしょう。夏場などの雑菌が発生しやすい時期は、こまめな水の交換をおすすめします。
多肉植物に限らず、植物の根は呼吸しています。ですので、根が全部水に浸かった状態だと、根が酸素を吸えずに弱っていってしまいます。水の量はだいたい根の3分の2ほどの深さで、管理しておくといいですよ。
始めた直後で根が生えていないときは、根の切り口がスレスレで水面に接している程度の水の量で管理しましょう。根がだんだんと生えてきたら水位も落としてください。
ゼオライトとは鉱物のひとつで沸石とも呼ばれています。ゼオライトは水の中にいれると、アンモニアを吸着し、雑菌の繁殖を抑えて水を浄化してくれるんです。水耕栽培のときは、ゼオライトを少し瓶底に入れておくと、水の交換の頻度を下げることができますよ。
多肉植物を育てる上で、失敗の原因になるのが水やりの頻度です。でも水耕栽培で育てれば、水やりの必要がなく、水替えを定期にするだけでOKです。
より単純に簡単に管理できるので、多肉植物は水耕栽培のほうが簡単に育てられますよ。
みなさんも、多肉植物を水耕栽培で育てて、失敗知らずの多肉ライフをお楽しみください♫
GreenSnap編集部