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デンドロビウムは胡蝶蘭の仲間で、いくつもの園芸品種があります。デンドロビウム・ノビルもポピュラーな園芸品種の一つで、ピンク色や白色など花色も実に豊富です。花は胡蝶蘭よりも小ぶりなので、可愛らしい印象があります。
今回は、デンドロビウム・ノビルの特徴や育て方、そしてかかりやすい病気や害虫について詳しく紹介していきます!
デンドロビウム・ノビルとは、ラン科の常緑多年草植物です。主にオセアニアやアジアの温帯~熱帯地方に自生し、茎状のバルブを上に伸ばしながら生長します。2~5月頃にかけてピンク色や黄色、白色などの花が咲き、草丈は20~60cmほどまで生長します。
それでは、デンドロビウム・ノビルの育て方について、詳しく見ていきましょう!
デンドロビウム・ノビルは、年間を通して風通しと日当たりのよい環境で育てましょう。夏の時期は直射日光に当たると葉焼けするため、日陰で管理するとよいです。
デンドロビウム・ノビルは気温5~6℃までなら耐えられるため、秋には室内に移動させて育てます。暑さに強い植物なので、春以降は屋外で育ててください。
デンドロビウム・ノビルは、春から秋にかけて土が乾燥したタイミングで水やりします。休眠期にあたる冬の時期は、土の表面が乾いてから2~3日後に水を与えてください。
デンドロビウム・ノビルに使用する用土は、水はけのよいものを選びましょう。水苔やバークなども一緒に使用するとよいです。
デンドロビウム・ノビルには、4~7月頃に規定の量に希釈した肥料を月に2回ほど与えましょう。5~6月は1回ずつ固形肥料を施し、夏以降は肥料を与えなくても育ちます。
デンドロビウム・ノビルは、1~2年に1回の頻度で植え替えます。植え替えに最適な時期は、暖かくなる3月下旬~5月頃です。
デンドロビウム・ノビルを植え替えした後はすぐに肥料を与えず、約2週間~1か月後を目安に与えてください。そうすることで、植え替え後もデンドロビウム・ノビルが元気よく育ちます。
デンドロビウム・ノビルは、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生することがあります。アブラムシは多くの植物の害虫ですが、ウイルスを媒介するため、そのまま放置しておくと病気にかかってしまう場合もあります。大量発生すると駆除するのも大変なので、アブラムシを見つけ次第ガムテープなどでペタペタ取り除きましょう。
カイガラムシも1~3mmほどの小さな害虫ですが、葉などを吸汁します。カイガラムシの排泄物も病気を招く原因になるため、見つけたら捕殺してください。
また、デンドロビウム・ノビルは、灰色かび病や炭そ病などにもかかりやすいです。灰色かび病とは名前の通りカビが原因で感染する病気で、枯れ葉や花がらによって増殖します。4~11月頃を中心に発生しやすく、感染した花や葉などはすぐに取り除きましょう。
炭そ病もカビによって引き起こされる病気で、そのままにしておくとどんどん感染していきます。特にジメジメした梅雨の時期に感染しやすいため、株全体に感染した場合株ごと処分してください。葉のみ感染している場合は、その部分を切り取りましょう。
今回は、デンドロビウム・ノビルの特徴や育て方を中心に紹介しました。胡蝶蘭は見た目が豪華ですが、デンドロビウム・ノビルは可愛らしくてご自宅にも飾れそうな雰囲気ですね。
デンドロビウム・ノビルの育て方は難しくないので、機会があればご自宅でデンドロビウム・ノビルを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部