warning
error
success
information
世界初の青色コチョウラン「BlueGene(ブルージーン)」のGreenSnap公式アカウントです。
コチョウランと言えば、優美で鮮やか、格式高い花姿がお祝いにぴったりな花として知られていますよね。これまでは染料を用いて染色したものしか存在しなかった青色のコチョウラン。今回、石原産業株式会社が独自のバイオ技術で世界で初めて染色ではない青色コチョウランの開発に成功!今年の3月に開催された世界らん展で一般に公開されました。
気高さを感じる青色の花は高級そのもの。さらに希少性の高さが大きな魅力となり、大切な人へのギフトに、あるいは記念すべき一日に贈りたい特別な花として、今注目を集めています。
長年多くの育種家が試みたものの成し得なかった青色コチョウラン。様々な実験の結果、ツユクサの青色遺伝子がコチョウランと相性が良いことを見出し、この青色遺伝子を導入することで見事に永遠に青色を呈する青色コチョウランが作出されました。
ツユクサとコチョウランの奇跡のめぐり逢いにより産み出された花、いつまでも綺麗な青色を呈する色褪せない価値を有する花、世界初の特別な花、Blue Geneはそのような意味を持つ青色コチョウランです。
今回は、青色コチョウラン「Blue Gene(ブルージーン)」の商品化に到るまでの並々ならぬ苦労を重ねた開発背景について、石原産業株式会社 中央研究所 生物科学研究室の湯木俊次博士にお話をお伺いしました。
2005年に遺伝子組み換え育種の研究がスタートした青色コチョウランの開発。これまでの長い歴史の中で、コチョウランには青色色素であるデルフィニジン型アントシアニンを生成できる品種が存在しないということを知っていた開発者たちは、ツユクサの鮮やかな青色に着目しました。
一般的には雑草とされているツユクサの蕾からRNAを抽出する実験を行い、青色遺伝子の単離を成功させたことから全てが動き始めました。
2006年、千葉大学の三位教授との共同研究がスタート。遺伝子を導入しやすいコチョウランの培養組織の調製や、培養組織への遺伝子導入条件の検討など地道な研究を積み重ねました。
様々な工程を経て軌道に乗り始めた2008年、ここで研究中止を余儀なくされるといった想定外の事態に。しかしながら青色コチョウラン作出への高い期待もあり、千葉大学三位教授の研究室で研究を継続できることになりました。
そして2012年2月、ついにその時が訪れます。青色コチョウランが開花したと千葉大学からニュースリリースされ、大きな話題になったのです。
さらに2013年3月、開発に携わっていた三位教授の退官を機に青色コチョウランの事業化へ向け、石原産業での開発研究が再開しました。
次に課題となったのは正常花形の青色コチョウランの育種でした。正常な花形に復帰した苗から3年に渡って毎年クローン苗を調整し、2019年までに全ての苗から正常な花形の花が開花することを確認。品種育成がようやく完了しました。
遺伝子組換え植物である青色コチョウランの流通には、国内の生物多様性への影響しないことを確認し、国の承認を得ることが必要。そのため2020年5月に「一般ほ場での栽培および販売に関する承認」を申請し、2021年3月に承認を取得しました。ツユクサ由来青色遺伝子の単離を計画してからは16年、様々な人々の真摯な研究の積み重ねによって、ようやく青色コチョウラン商品化への道が開かれました。
今年の3月に東京ドームシティ プリズムホールで開催された世界らん展。青色コチョウランの初お披露目と聞き、GreenSnap編集部もお邪魔してきました。
スペースも広くひと際存在感を放つブースには、青色コチョウラン「Blue Gene(ブルージーン)」がずらり。ブースを訪れた人は、開発秘話や花の魅力などの説明に興味津々な様子で耳を傾けていました。
「ブルージーン」をお目当てに、たくさんのお客様がいらっしゃっていましたよ♪
黒い背景に映えるブルー♪シックで大人っぽい佇まいに思わずうっとり。
会場を訪れた来場者の方々より、多くの感想が寄せられました。
SNSに投稿されたみなさまの声の一部をご紹介いたします。
注目の「ブルージーン」との初対面だけに、みなさんの驚きや感動された様子がひしひしと伝わってきますね。
遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭✨
15年の歳月をかけて出来上がったそうです。とても深みのある美しい青でした。#世界らん展 #青い胡蝶蘭 #ブルージーン#Bluegene #日建ホーム pic.twitter.com/k5ePVcvRx5— 日建ホーム㈱【公式】 (@nikkenhome) April 6, 2022
青色の胡蝶蘭を見つけた
遺伝子組み換えで青色作るそうだ
科学の力ってすげえな#世界らん展2022 pic.twitter.com/xoOCKEW2nH— ザキ (@zaki411) March 25, 2022
10年近く前だったかサントリーの青いバラの作出でもかなりの衝撃だったけど遂に胡蝶蘭もか、園芸科学の進歩だなあ。 pic.twitter.com/1eI88ocOAQ
— ts-cafe (@mocha_ts) March 26, 2022
青い胡蝶蘭のブルージーン、青いっていうか電飾の環境だと紫に見えるね。
蕾も紫ですごい。 pic.twitter.com/TPxAAw0c3r— 千速シン (@chihaya_bl) March 29, 2022
2022年3月に初めて一般公開された「Blue Gene(ブルージーン)」ですが、2022年5月に開催されたフラワー&ガーデンショウ横浜2022での注目イベント、“2022F&Gジャパンセレクション”にて
『グランプリ』
『鉢物部門人気投票第1位』
を受賞しました。
さらに“ジャパンフラワーセレクション2022”においても
『ベスト・フラワー(優秀賞)』
『カラークリエイト特別賞』
『ブリーディング特別賞』
『モニター特別賞 春(人気投票第1位)』
と、なんと4つも賞を受賞。
今年11月下旬に中央審査委員会により、ベスト・フラワー(優秀賞)に選ばれた4品種の中からフラワーオブザイヤー(最優秀賞)が決定されるため、こちらでの受賞の期待も高まっている「ブルージーン」。ますます目が離せません。
One&Only 世界初の特別を贈ろう
多くの困難を乗り越え、開発に成功した世界初の青色コチョウラン「Blue Gene(ブルージーン)」。
結婚記念日や誕生日、母の日、長寿のお祝いなどの特別な日の贈り物として手にとってみてはいかがでしょうか?
美しい色彩とともに、いつまでも色褪せない感動をお届けします。
GreenSnap編集部