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夏の風物詩として知られる朝顔は、古くから日本で親しまれている植物の一つですね。青色やピンク色、そして白色など花色も豊富で、日本朝顔や西洋朝顔など種類がいくつもあります。朝顔は朝に咲く花と思われる方も多いですが、それより前から開花することをご存じでしょうか?
今回は、朝顔のつぼみが咲かない原因やつぼみから開花させるポイントなどを中心に詳しく解説していきます!
朝顔は主に6~10月頃が開花時期で、名前の通り朝の時間帯を中心に花が咲く植物です。朝顔は「短日植物」なので、日が短くなることで花芽が付き始めます。そのため、日が短くなる6月下旬の夏至以降は、花芽が付いてからつぼみができます。
朝顔は日が落ちて暗くなってから約9時間後に花を咲かせる性質があり、朝の3~4時頃になるとつぼみの状態から開花して、お昼頃には萎れていきます。
朝顔のつぼみはできているのに、花が咲かないこともありますよね。つぼみが咲かない原因はいくつかあるので、詳しく紹介してきます!
朝顔を育てる上で肥料が必要ですが、適量を与えることが大切です。肥料を与え過ぎることで葉やつるが予想以上に生い茂り、その分つぼみが付きにくくなってしまいます。肥料には「窒素」「リン酸」「カリウム」が含まれていて、なかでもリン酸は花芽を作るために大切な成分です。リン酸が少ない肥料を使うとつぼみが付きにくくなるので、リン酸を多く含んだ肥料を与えるようにしましょう。
朝顔はつる性植物なので、つるを伸ばすためにも多くの水が必要です。生育期であれば1日2回水やりをする必要があり、水不足が原因で元気よく生長しなくなってしまいます。逆に、水を与え過ぎると土の中で根腐れを引き起こして枯れてしまう場合もあります。朝顔の土が乾いたことを確認し、たっぷりと水やりしましょう。
朝顔はそのままにするとつるがどんどん伸びてしまうため、ある程度生長してきたら摘心します。朝顔の摘心はつるの先端を摘み取ることで、摘心することで数多くの花を咲かせることができます。
また、最近では夜の照明が原因で、朝顔の開花が遅くなったりいつまでも花を咲かせないこともあります。朝に開花した朝顔を見たいようであれば、夜の時間帯は光が当たらない場所に置いて育てることがポイントです。
朝顔には、主に日本朝顔、西洋朝顔、琉球朝顔そして曜白朝顔という種類があり、種類や品種によって開花時期も異なります。日本朝顔と曜白朝顔は7~10月頃にかけて見頃を迎えますが、西洋朝顔の開花時期は8~11月頃、琉球朝顔の場合は7~11月頃です。
ご自分が育てている朝顔につぼみが付かないようであれば、種類や品種を再度確認してみましょう!西洋朝顔や琉球朝顔であれば開花時期が遅めなので、つぼみが付くまでもう少し待ってみてください。
また、琉球朝顔は苗を植えた年に花を付けないこともあり、冬越ししてから大きく育つ傾向があります。琉球朝顔につぼみが付かないようであれば、長い目でつぼみが付くのを待ってあげましょう。
朝顔は、種まきしてから70~80日前後で開花します。花を咲かせるためには日頃の手入れが大切で、適量の水やりと肥料、栽培環境、そして摘心がポイントです。
水やりは1日の中で気温が低い朝と夕方に行い、土の表面がしっかり乾燥してから水を与えます。肥料は3大要素と言われる窒素、リン酸、そしてカリウムが均等なもの、またはリン酸が多めのものを使用するとよいです。週に1~2回ほど施してあげることが理想です。
朝顔を育てる環境には個人差がありますが、なるべく周りに街頭などがない場所で育ててあげてください。摘心は5~8月頃を目安に行うことでたくさんのつるが生え、より多くの花を咲かせることができます。
朝顔は一日花なのでその日に咲き終わってしまいますが、次々に花を咲かせます。手間はかかりますが、咲き終わった花を花がら摘みすることで全体の花付きもよくなります。
朝顔を咲かせるポイントはいくつかありますが、どれも簡単にできることばかりなのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
今回は、朝顔のつぼみが咲かない原因やつぼみから開花させるポイントなどについて紹介しました。きちんと育てているつもりでも、意外なことでつぼみが咲かないと感じられた方も多いのではないでしょうか。
朝顔のつぼみが咲かない原因は手入れの仕方を変えれば改善されるので、その原因を覚えてご自宅のお庭などできれいな朝顔を育ててみましょう!
GreenSnap編集部