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ラベンダー・メルローは地中海沿岸地域を原産とする、シソ科ラヴァンドラ属のラベンダーです。
他のラベンダーと比べ葉幅が広く、大きく波打つような鋸葉を持ちます。緑色の葉はクリーム色の差し色で縁取られており、全体的に優しい雰囲気を醸し出すのが魅力です。
今回はラベンダー・メルローの育て方についてご紹介します。
地中海沿岸地域にゆかりをもつラベンダー・メルローは、風通しと日当たりの良い環境を好む植物です。
ラベンダー・メルローは数あるラベンダーのなかでも比較的優れた耐暑性を誇り、夏越えしやすい特徴をもちます。しかし強烈な直射日光には弱いため、夏場は半日陰で管理しましょう。
ある程度の耐暑性はもつラベンダー・メルローでも耐寒性には乏しいため、冬は霜の当たらない軒下で栽培することをおすすめします。
ラベンダー・メルローは乾燥気味の土壌を好むため、季節によって水やりの量と頻度を調整します。
表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。水やりを繰り返すと根腐れにつながる恐れがあるため、表土の乾燥期間を設けることが大切です。
表土が乾いてから1日後、たっぷりと水やりをします。梅雨や秋雨といった長雨が続く場合は、雨風をしのげる軒下へと移動させてください。
ラベンダー・メルローは通気性と水はけの優れた土を好みます。「赤玉土小粒5:腐葉土3:川砂2」の割合で混ぜた配合土を利用しましょう。市販の野菜用培養土の使用もおすすめです。
ラベンダー・メルローは強健な性質をもつため、基本的には施肥せずとも元気に育ちます。充実した株へと生長させたい場合に限り、3~4月の植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を施しましょう。
ラベンダー・メルローは種または苗から育てられる植物です。園芸初心者の方はまず苗から育てることを推奨します。
ラベンダー・メルローの剪定適期は、7~9月です。
葉が茂ることで通気性が悪くなり、病害虫の被害に合うリスクが高まってしまいます。健康な株を維持するためにも、こまめな剪定をこころがけましょう。
ラベンダー・メルローは5~6月・9~10月にかけて、挿し木によって増やせます。
ラベンダー・メルローはうどんこ病の被害に合いやすい植物です。葉茎の表面に菌が繁殖することで白っぽい粉をふき、生育を鈍らせてしまいます。通気性が悪いと発症しやすいため、予防のためにも剪定作業を行いましょう。
ラベンダー・メルローは5~6月にかけて、甘く豊かな香りを放つ紫色の花を咲かせる植物です。緑色とクリーム色の班入り葉も相まって、視覚嗅覚の両方で楽しめる花となっています。
ラベンダー・メルローを始めとするラベンダーの花言葉は、『疑惑』『沈黙』『あなたを待っています』『私に答えてください』です。
ラベンダーの花言葉には、地中海沿岸地域に古くから伝わる逸話に基づいているものが多く存在します。
ラベンダー・メルローはラベンダーのなかでも夏越しさせやすい特徴のある品種です。鮮やかな紫色の花とそれを包み込む班入り葉のバランスが美しく、見ていて飽きないラベンダーとなっています。
GreenSnap編集部