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ラベンダー・デンタータは地中海沿岸地域を原産とする、シソ科ラヴァンドラ属の草花です。”fringed lavender”という英名の通り、ギザギザとした葉のfringe(縁取り)が特徴で、ドライフラワーやアロマオイルなど、ヨーロッパでは工芸品や嗜好品として高く評価されている花です。
今回はそんなラベンダー・デンタータの育て方についてご紹介します。
ラベンダー・デンタータの種まき時期は3〜4月です。
ラベンダー・デンタータの植え付け時期は3〜4月が適しています。
地中海沿岸地域に自生するラベンダー・デンタータは、風通しと日当たりのよい環境を好みます。ラベンダーの中でもとくに乾燥に強い性質をもつことから、難しいとされている夏越しが比較的簡単に行えます。
しかし、梅雨をはじめとする湿潤な環境にはめっぽう弱いため、長時間雨が降り続いている場合は雨除け可能な場所に移動させてください。
また、寒さにはそれほど強くなく-5℃ほどで枯れてしまいます。基本的に鉢植えで育て、冬は軒下や室内に移して育てましょう。
ラベンダー・デンタータは乾燥気味の土壌を好むめ、水のやりすぎによる過湿に注意して水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、表面の土が乾いてから2〜3日後にたっぷりと水やりしてください。
地植えの場合は基本的に必要ありませんが、冬に乾燥が続く場合は水やりをします。
ラベンダー・デンタータは多湿環境を嫌うため、通気性と水はけのよい土を好みます。市販のハーブ用培養土や赤玉土小粒5:腐葉土3:川砂2の配合土がおすすめです。
ラベンダー・デンタータの肥料は、生育期である4〜5月と9〜10月)に月1回緩効性化成肥料を施すか、月に1~2回ほど液肥を与えます。
ラベンダー・デンタータはうどんこ病に注意します。通気性が悪いと発生し、葉茎の表面にカビが繁殖して白っぽい粉がかかったようになります。剪定をして通気性をよくして、予防しましょう。
ラベンダー・デンタータの剪定適期は、梅雨前の6月初旬です。この時期に切り戻し剪定をして、多湿環境にならないように半分ほど刈り込んで風通しをよくしましょう。
ラベンダー・デンタータの増やし方は挿し木が一般的で、5〜6月と9〜10月が適しています。
ラベンダー・デンタータは紫色や青色、白色といった花を穂状に咲かせる植物です。本種の場合は四季咲きと呼ばれる性質があり、1年間で春と秋の2回花を咲かせてくれます。
見た目も可愛らしいながら爽快感ある香りを漂わせるため、観賞に飽きることはありません。
ラベンダー・デンタータは強健かつ四季咲きであるゆえ、観賞以外にもアレンジメントとしても楽しめる幅の広い草花といえます。水のやりすぎにさえ気をつければ、園芸初心者の方にもおすすめです。
GreenSnap編集部