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ジャガイモの栽培過程では芽かきという作業がありますが、どんな目的で芽かきを行うのでしょうか。
このページではジャガイモの芽かきについて解説しています。ジャガイモの芽かきのやり方、芽かきの時期、なぜ芽かきをするのかまとめたのでぜひご参照ください。
ジャガイモの芽かきとは、ジャガイモの芽が複数出た時期によい芽のみを残して他は抜き取る作業のことです。一種の間引きとして考えてください。
芽かきをすることでジャガイモが大きくなり、収穫量もアップするなどメリットが多いです。そのためジャガイモの栽培において芽かきは必須です。
ジャガイモからは5~6本の芽が出てきて、多ければ10本出てくることもあります。
ジャガイモのすべての芽が生長すると、栄養分をたくさんの芽に送らなければいけません。しかし、栄養分は限りがあるためすべての芽に栄養を送るとジャガイモが小粒になってしまうだけでなく、ジャガイモの量も減ってしまいます。
たくさんジャガイモを収穫したい方はぜひ芽かきをしてください。
ジャガイモの芽かきは、芽が出て10cmほどまで生長したとき、もしくは花が咲いたタイミングを目安にするといいです。
10cmほど芽が伸びてくると、その芽は個性がでてきます。太くてしっかりした芽もあれば、細くてヒョロヒョロしているものも出てきます。これで芽かきするものとしないものを選ぶことができます。
5cmなど芽が短い時期に芽かきをすると短すぎて芽かきがうまくできないため、10cmになるまで待ちましょう。
芽かきの方法はまず抜く芽を見極めることから始めます。太くて健康な芽を2本残し、それ以外の弱い芽は取り除きましょう。
なお、弱い芽を抜く際は、利き手とは逆の手で株元を押さえて利き手で芽を抜いてください。無理矢理芽を引っ張ると茎が折れることや株が傷むことがあるため、注意が必要です。種イモが抜けないように気をつけて作業をしましょう。
ジャガイモの芽かかきのあとは、土寄せをしてください。
土寄せとは、株元に軽く土を寄せることです。隙間のないようにふわっと土を寄せましょう。だいたい目安として5cmほど土を盛ってください。
芽かきの注意点として最初にあげられるものは、ハサミを使わないことです。
ハサミを使用するとそこから芽がまた出てくることがあるため、芽かきは手で作業をしてください。また使用済みのハサミを使うと、他の植物から病気がうつる場合があります。
必ず芽かきをする際は株元を押さえてください。種イモが土から出てしまうことがないよう芽かきは両手で行いましょう。
種イモが出てしまってもまた埋めればよいと思うかもしれませんが、種イモが浮いてしまうとジャガイモの根が引っ張られて傷んでしまいます。
ジャガイモを栽培している方は芽かきをしましょう。ここまで紹介したようにジャガイモの芽かきは難しくはありません。弱々しい芽を抜いて丈夫そうな芽にその後の生長を託すだけです。
ぜひ芽かきをしておいしいジャガイモをたくさん収穫してください。
GreenSnap編集部