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サトイモ亜科(Aroideae)の一覧

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アロカシア・マクロリザ “スティングレイ” 【Alocasia macrorrhiza ‘stingray’】 インドクワズイモ(Alocasia macrorrhiza) の園芸品種の一つとされているそうです。 インドクワズイモ “エイノシッポ“とでも呼称すれば和名風かも知れません…😅 ※勿論、私個人が勝手に言っているだけに過ぎません。適当な事を言ってしまい、本当に申し訳御座いません。 本属の中でも随一に珍奇な葉形をしており、独特な雰囲気をも醸し出すかのような品種のようです。 基本種とされているインドクワズイモ(Alocasia macrorrhiza)は広域的に分布しており、原産地も東南アジアから太平洋諸島までとされているようです。 ただ残念ではありますが、本品種が何処で作出されたのか等の経緯までは分からず終いになってしまっている状態です。 その葉は幼葉の時には外側が内側に向くように硬めに持ち上がるようになる為、絵画サイトなどでは巻き葉とも呼称されている事があるようでした。 しかし成長に伴い、葉は全体的に広く柔らかくなる印象も受けました。ただ少なからず個体差などにも寄るものかとは思います。 何より突起状に細く尖ったような葉先が「エイの尾」に似ているとの意が、本品種の品種名にも由来しているとの事です。 中でも、同じく日本などを始め東アジアの沿岸側に広く分布しているアカエイ(Hemitrygon akajei)などと良く似ているとの旨が海外サイトで紹介されている投稿も、見掛けた事がありました。 また葉幅10〜30cm前後・葉長20〜50cm前後、草丈は30〜120cmにも達するようです。 ですが肥料状態などをより良く保つ事により、時に草丈が150〜180cmにも達する個体も存在しているとの事でした。 因みに耐寒性は18℃以上と、かなり高温多湿を好む品種との事です。 あと、本品種から作出された矮性品種であるアロカシア・マクロリザ “ベビーレイ”(Alocasia macrorrhiza ’babyray')という品種も存在しているそうです。 しかし何にしても未だ国内では殆ど流通しておらず、稀少な品種とも言われています。折角、人目を惹くような魅力的な品種ですので、今後の生産や流通にも期待させて頂きたいと思っております。 ※上記添付画像は、宮崎県宮崎市青島にある宮崎県立青島亜熱帯植物園(宮交ボタニックガーデン青島)にて撮影しました。
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アロカシア・ロンギロバ【Alocasia longiloba】 当然では有りますが、本種もサトイモ科クワズイモ属に属する常緑多年草本の観葉植物です。 葉身は卵状三角形から矢尻形になり、特徴的な印象も受けます。葉の表面は暗緑色で、葉縁と主脈・主側脈が銀灰色となるようです。 その為、私は勝手にギンミャククワズイモなどとも呼称しています。残念ながら、正式な和名はまだ定めさられていないそうです。 また本種は、葉幅10〜30cm前後・葉長27〜85cm前後、葉柄30〜120cm前後で、草丈40〜150cm前後・葉張り30〜100cm前後にも達するかなりの大型種のようです。 原産地は、中国(雲南省、広東省)から西部にかけて及びマレー半島やインドネシアとの事です。 その為、栽培環境は半日陰且つ高温多湿を好むらしいです。 ですが、冬期は水遣りを控え目にして休眠状態にすると、約12~15℃でも越冬が可能との事です。 とは言え、日本国内の一般的な家庭の場合には、夜間など冷え込む事も予想されますので、加温も必要になって来るかと思います。 ただ、水遣りに関しては、土が乾ききる前に潅水する方が望ましいそうです。 尚、日照は室内の壁側や窓辺などの半日陰若しくは、人工的な日照でも栽培は可能だろうとの事でした。 あと、繁殖も古株の長くなった茎の挿し芽若しくは取り木で可能だとの事でした。 ですが、元々生産者の方自体が少ない種類でしたので、国内に於ける市場での流通率は、凡そ1〜10%にも満たない程稀だとの事でした。  上記添付画像は、福岡県北九州市にある響灘緑地グリーンパークの熱帯生態園にて撮影した画像です。
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アロカシア ハイブリッド “サリアン” 【Alocasia hybrid `Sarian’】 本品種はアロカシア・ゼブリナ(Alocasia zebrina)とアロカシア・ミコリッツィアナ (Alocasia micholitziana)を交配した園芸品種らしいです。 確かに葉柄の横縞模様は前者、全体的に濃緑色で葉脈に沿って白く色付く点は後者の特徴にも似ているように思います。 また葉は矢尻状をしており、まるで革質かのように縁が波打ち、所々に大きく切れ込みが入るようです。 ただ本品種は、高温多湿を特に好むようで、その栽培環境では保湿対策も望まれるそうです。とは言え勿論、水遣りや葉水を適宜行うように気を付ければ、維持管理自体は然程難しい訳ではないそうです。その為、一般家庭の屋内装飾としての観葉植物にもお勧めの一品種です。 尚、冬期には多種のクワズイモ属と同じく、鉢土の表面が乾燥気味になるまで水遣りの回数を減らし気味にし、休眠状態にする方が耐寒性を高める事が僅かに期待出来るのかも知れません。 ただ、成長期には18〜24℃以上を保つ必要があるとの事でした。やはり、高温多湿を好む品種のようです。ですが、耐寒性自体は10〜15℃以上とされている為、保温対策を行えば屋内では越冬も可能らしいです。 葉幅が5〜20cm前後で、葉長は10〜60cm前後にもなるようです。尚、草丈60〜75cm前後・葉張り50〜65cm前後にも達するとの事でした。大きさとしても丁度良い感じで、室内観葉としても最適だと思います。 ただ屋外管理で直射日光を避けた程度の日光や適度な風に当てるだけで、草丈は100〜120cmにまで成長し、大型化するとの事でした。 それ所か、熱帯地域では露路栽培する事により草丈200〜300cmにまで巨大化したとの事でした。 勿論、成長に伴い葉も大型化するようです。 成株では葉幅60〜70cm・葉長100〜120cm以上にもなるようです。 ただ国内での流通は、やはり滅多に見られないようでした。また今後の普及に期待している一品種です。
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アロカシア ハイブリッド “ポルトドラ” 【Alocasia hybrid ‘portodora’】 当然ではありますが、本種もサトイモ科クワズイモ属に分類されているそうです。 濃い緑色で大きな葉がとても美しい種類です。また、葉の縁が波打つようになる所も特徴的な気がします。 少し調べてみました所、 クワズイモ(Alocasia odora) とアロカシア・ポルティー(Alocasia portei) を交配して作出された園芸品種のようです。 成長した個体では、その草丈180〜240cm、葉張り120〜180cmにも達するとの事でした。 尚、葉も緑色で大きく、葉長60cm・葉幅30cm・葉柄60〜100cm以上に達する事もあるようです。 残念ではありますが和名はまだ命名されていないらしいのですので、私はサザナミクワズイモとか和名風かなぁとも思ってしまいました…😅 とは言え、上記の仮名は私の偏見で勝手に呼称しているだけに過ぎません。どうかお気になさらないで頂ければ幸いです。本当に申し訳御座いません…🙇‍♂️ 因みに、本個体はアメリカのフロリダ州にあるマイアミ市を経由して日本に輸入されて来たとの事でした。 本品種は本個体が初見でしたので、個人的にとても驚きました。 あと本属としては、耐寒性も極めて高い強健な品種のようです。驚くべき事に、マルチングなどの防寒対策を行う事により−7℃程度まで越冬も可能との事でした。 その為、暖地であれば露地栽培も可能なようです。 実際に、ヨーロッパやアメリカなどの海外諸国でも注目されつつあるらしいです。 日本でも関東以南の暖地であれば、露路植栽も十分に可能かと思われます。是非とも、今後の流通に期待したい所です。 ただ、冬期に0℃以下まで気温が低下してしまうと、芋茎は大丈夫なようですが、葉には傷みが生じてしまうそうです。 もし、鑑賞目的で無傷での越冬が望ましい場合には、12℃以上の室内などで保護するの方が無難かも知れません。
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アロカシア・マクロリザ “ニューギニアゴールド” 【Alocasia macrorrhiza ‘new guinea gold’】 インドクワズイモ(Alocasia macrorrhiza)の品種の一種類だと思われます。 葉は緑色で大きく、矢尻状卵形をしており、縁は波打つようです。また、茎は太く立ち上がるようです。 クワズイモ(Alocasia odora)に類似していますが、葉柄は葉身の縁に付く(縁着)との事でした。 また成長すると葉長60〜180cm、葉幅20〜120cmにも達するとの事です。 何とその草丈は180〜240cm、葉張り200〜400cmにまで達する事もあるようです。 基本種であるインドクワズイモ(Alocasia macrorrhiza)の原産地は、東南アジアから太平洋諸島まで広域的との事でした。 その上、現在では南アメリカなど世界中の熱帯地域でも植栽されており、汎熱帯性のように見られるともされていました。 因みに、本品種の品種名にもされているアロカシア・マクロリザ “ニューギニアゴールド”(A.macrorrhiza new guinea gold’)のニューギニア(New Guinea)ですが、大抵の場合にはニューギニア島の事を指しているそうでした。 もしかすると本品種は、ニューギニア島で作出された黄斑入り品種なのかとも思いました…。 ですが結局、大変残念ではありますが、本品種名の由来にもなっていたのかまでは分からず終いになってしまいました。 個人的にも気になっている点ですので、無念の極みです。また何か情報が出て来ました際には、追記させて頂こうと思います…。 本品種の何よりの特徴はその品種名にもされているゴールド(Gold)の通り、黄金にも見えるかのような黄斑が入り込む事だと思います。 通常の場合には、葉脈に沿って黄色に色付いたり、葉の全体に黄色の散り斑が入り込みます。 しかし稀にではありますが、葉の縁まで黄色く縁取られたり、新葉の全体に黄色の美麗斑が入り込む事もあるようです。とは言え、葉が古くなってくると共に、徐々に緑葉に戻っていくらしいです。 何れにせよ、物凄く美しい黄斑入りの品種である事は間違いありません。 ですが、残念ながら耐寒性は余りないようで、越冬には12〜16℃以上が望ましいとの事でした。10℃前後にまで下がってしまうと、葉がかなり傷んでしまうようです。 上記の画像は、京都府京都市にある京都府立植物園にて撮影しました。
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クワズイモ【Alocasia odora】 サトイモ科クワズイモ属に分類されているアロカシアの一種だと思われます。 草丈60〜300cmにも達する大型種の常緑多年草本との事でした。 尚、葉も緑色で大きく、葉長60cm・葉柄60〜100cmに達する事もあります。 葉は矢じり状卵形になり、茎は太く立ち上がるようです。 時には、分岐しながら地表面を這っている個体も見掛ける事があります。 あと、葉柄は葉身の裏のやや内側に付く(盾着(じゅんちゃく)する)との事でした。 また、花は葉の陰に初夏から夏頃にかけて咲かせるようです。 仏炎苞は基部は筒状で緑色をしており、先端は楕円形でそれより若干大きく、楕円形でやや内に抱える形で立ち、緑色から白味を帯びるとの事でした。 また、花穂は筒部からでて黄色味を帯びた白色をしているとの事です。 あと、果実は熟すと仏炎苞は脱落し、果実が目立つようになるらしいです。 ただ、クワズイモはその名の通り「食わず芋」で、見た目はサトイモに似ているが、食用には向いていないそうです。 特に、シュウ酸カルシウムは皮膚の粘膜に対して刺激があり、口に含むのは勿論、切り口から出た汁にも素手では触れないようにした方が良いと言われています。 日本では、外見が類似ている為かサトイモ(Colocasia esculenta)やハスイモ(Colocasia gigantea)の芋茎(ずいき)と勘違いしクワズイモの茎を誤食して中毒を起こしてしまう事故も発生しているようです。 そう言えば、稀にニュースでも見掛けた事がありました。 東京都福祉保健局の分類によると、クワズイモは毒草にも分類されているらしいです。 ですが、中国では腹痛や赤痢・ヘルニア、外的には膿瘍・ヘビ毒や虫刺症の治療薬として、ベトナムでは風邪の治療薬としても利用されるそうです。 また本種は、中国南部・台湾からインドシナ・インドなどの熱帯・亜熱帯地域に広域的に分布しているそうです。 尚、日本国内でも四国南部から九州南部を経て琉球列島に分布するようです。 長崎県五島市の八幡神社のクワズイモは指定天然記念物にもなっているらしいです。 一方、沖縄県では路端や人家の庭先・生け垣など、至る所で普通に自生している個体も多く見られた為、とても驚きました。 尚、低地の森林では林床を埋め尽くす程に繁茂するような事まであるようです。 その他、鹿児島県の佐多岬や屋久島町でも割と見掛ける事が出来ました。 中でも「志戸子ガジュマル公園」や「西部林道」では、多数の個体を確認する事が出来ました。 本品種は国内でも四国南部以南に分布している為、耐寒性も比較的強く0〜5℃程度まで大丈夫との事でした。 とても強健で観葉植物としても、お勧め出来るかと思われます。 上記添付画像… 左側1枚目:沖縄県本島/大石林山にて撮影 右上側2枚目:鹿児島県屋久島町/志戸子ガジュマル公園にて撮影 右下側3枚目:沖縄県本島/国頭村森林公園にて撮影 ※以上で何か誤記など、お気付きの点が御座いました際には、コメントにてご指摘頂けると幸いです。
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