森の中でふと顔をあげると、ものすごく大きな木に、ものすごい種類の植物が着生していて、なんて素敵な場所にいるんだ、と毎回感動する。人の手で作るフラワーアレンジメントやブーケも人の心を動かすことはできると思うけれど、自然がつくるこのエネルギー満ち溢れる雰囲気には到底届かないと思う。(あれはあれで贅沢だけれども、エネルギーの部分を比較すると到底及ばないということ。)これはオシャレに飾っている観葉植物にも言えることで。しかし、観葉植物がどんな場所で生きていたのかを考えてあげることができれば、植物たちは本来のエネルギーを取り戻すことができるはずだ。そもそもこんな広大な大地で広く広く根を張ってのびのびと育っていた子が、進化の過程で鉢に入れられ、コンクリートの部屋の中で生きることとなる。そんなのかわいそう！ともし植物愛護団体なるものが存在すれば声をあげるはずだが、生憎存在しない。とにもかくにも植物の気持ちになり想像してあげるだけで接し方は変わってくるはずである。目に見えている部分だけでなく、内側も、土の中も、空気も、大事な、植物の一部。
とは言うものの、やっぱりフラワーブーケはいいよなぁ。儚いものだからこそ、その瞬間に最高に輝いて見えたり。あー、花束たくさんつくりたい。植物屋さんやりたい。いろいろな矛盾。さて明日もがんばろう。