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醜男
2025/07/27
鬼百合(オニユリ)
ユリ科ユリ属の多年草。中国原産で、古い時代に鱗茎を食用とするために渡来したといわれる。古くから栽培され、人里近くにしばしば野生化している。茎は高さ1〜2mになり、暗紫色の斑点がある。茎の上部にははじめ白い綿毛がある。葉は互生し、披針形〜広披針形で先は尖る。葉には柄がなく、基部に黒紫色の珠芽(むかご)ができる。花期は7~8月。茎の上部に直径10〜12㎝の花を4〜20個つけ、横向きまたは下向きに咲く。花被片は強く反り返り、橙赤色で濃い色の斑点がある。鱗茎に豊富なでんぷん質が含まれ、ヤマユリ、コオニユリとともに食用や薬用とされる。コオニユリとその改良種の鱗茎は『ゆり根』として食用に流通している。
よく似た小鬼百合(コオニユリ)は山地のやや湿ったところに自生する。オニユリより全体にひとまわり小型で、よく結実する。珠芽をつけず葉も細い。
『鬼』という修飾語は、植物名において基準となる植物に比べてかなり大きいもの、派手であったりトゲトゲしいものを指すのに頻繁に用いられている。オニユリは他のユリ類に比べて大型なため名前にオニがついたという。花に入る斑点模様を赤鬼の顔に見立てたともいわれる。漢字の『百合』は、ユリの鱗茎が百枚もの鱗片葉が重なり合っているように見えることから名付けられた。また、多数の濃色の斑点が虎の子模様にも見えるため英名をタイガーリリーという。
出典『野に咲く花』『散歩の草花図鑑』『薬草の呟き』『生薬単』
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醜男
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オニユリ
鬼百合
ユリ科ユリ属の多年草。中国原産で、古い時代に鱗茎を食用とするために渡来したといわれる。古くから栽培され、人里近くにしばしば野生化している。茎は高さ1〜2mになり、暗紫色の斑点がある。茎の上部にははじめ白い綿毛がある。葉は互生し、披針形〜広披針形で先は尖る。葉には柄がなく、基部に黒紫色の珠芽(むかご)ができる。花期は7~8月。茎の上部に直径10〜12㎝の花を4〜20個つけ、横向きまたは下向きに咲く。花被片は強く反り返り、橙赤色で濃い色の斑点がある。鱗茎に豊富なでんぷん質が含まれ、ヤマユリ、コオニユリとともに食用や薬用とされる。コオニユリとその改良種の鱗茎は『ゆり根』として食用に流通している。
よく似た小鬼百合(コオニユリ)は山地のやや湿ったところに自生する。オニユリより全体にひとまわり小型で、よく結実する。珠芽をつけず葉も細い。
『鬼』という修飾語は、植物名において基準となる植物に比べてかなり大きいもの、派手であったりトゲトゲしいものを指すのに頻繁に用いられている。オニユリは他のユリ類に比べて大型なため名前にオニがついたという。花に入る斑点模様を赤鬼の顔に見立てたともいわれる。漢字の『百合』は、ユリの鱗茎が百枚もの鱗片葉が重なり合っているように見えることから名付けられた。また、多数の濃色の斑点が虎の子模様にも見えるため英名をタイガーリリーという。
出典『野に咲く花』『散歩の草花図鑑』『薬草の呟き』『生薬単』