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ユキワリイチゲ

雪割一華

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醜男

2024/03/08

雪割一華(ユキワリイチゲ)

キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。山地の渓谷沿いや、山麓の樹林内、竹林などに生える。根茎は太く横に這い、紫色を帯びる。根生葉は3小葉で、小葉は三角状卵形で鋸歯がある。表面は濃緑色に白斑が入り、秋に地上に出て冬を越すためか、春は汚れたような淡褐色を帯びることが多い。裏面は紫色を帯びる。一見したところ、セリ科のミツバにそっくりの形をしている。花期は3～4月。茎葉は茎頂に3個輪生し、その中心から花柄を立て、菊の花に似た直径3〜3.5㎝の花を上向きに開く。花弁状の萼片は線状長楕円形で10〜20個、白色〜淡紅紫色などがある。雄しべと雌しべは多数。葯は黄色。普通2月頃から花が咲きだすが、日だまりでは1月に花を見ることもある。

出典『山に咲く花』『春の野草』