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屁糞蔓
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醜男
2024/01/08
屁糞蔓(ヘクソカズラ)
アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草。日当たりのよい藪や草地、土手などにごくふつうに見られる。茎は左巻きでほかの木や草などにからまって長く伸びる。基部は木質化する。葉は対生し、楕円形または細長い卵形で先はとがる。葉柄の基部には左右の托葉が合着した三角形の鱗片がある。葉をもむと独特のにおいがある。花期は8~9月。葉腋から短い集散花序を出し、灰白色の花をまばらにつける。花冠は長さ約1㎝の鐘形で先は浅く5裂して平開する。のどと内側は紅紫色。果実は核果。直径約5㎜の球形で、秋に熟すと黄褐色になる。中には2個の核があり分果にあたる。分果の中に種子は1個。この果実はしもやけの薬として古くから利用されてきた。果実は潰すと強い臭気がある。
茎や葉を踏みつけたりすると悪臭があるのが名前の由来。花の中心が紅紫色なのを燃えている灸(別名ヤイト)のように見える、または花の中心が赤く灸の跡に見えることから『ヤイトバナ』とも呼ばれる。花を逆さにすると早乙女がかぶった帽子に似るので『サオトメカズラ/サオトメバナ』の別名もある。
出典『野に咲く花』『草木の種子と果実』『野草の名前』
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ヘクソカズラ
ヘクソカズラ
屁糞蔓
屁糞蔓
アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草。日当たりのよい藪や草地、土手などにごくふつうに見られる。茎は左巻きでほかの木や草などにからまって長く伸びる。基部は木質化する。葉は対生し、楕円形または細長い卵形で先はとがる。葉柄の基部には左右の托葉が合着した三角形の鱗片がある。葉をもむと独特のにおいがある。花期は8~9月。葉腋から短い集散花序を出し、灰白色の花をまばらにつける。花冠は長さ約1㎝の鐘形で先は浅く5裂して平開する。のどと内側は紅紫色。果実は核果。直径約5㎜の球形で、秋に熟すと黄褐色になる。中には2個の核があり分果にあたる。分果の中に種子は1個。この果実はしもやけの薬として古くから利用されてきた。果実は潰すと強い臭気がある。
茎や葉を踏みつけたりすると悪臭があるのが名前の由来。花の中心が紅紫色なのを燃えている灸(別名ヤイト)のように見える、または花の中心が赤く灸の跡に見えることから『ヤイトバナ』とも呼ばれる。花を逆さにすると早乙女がかぶった帽子に似るので『サオトメカズラ/サオトメバナ』の別名もある。
出典『野に咲く花』『草木の種子と果実』『野草の名前』