野生ランのイワチドリ。


富山県以南の本州、四国に分布する小型種。

源流域の湿った岩壁などに生え、晩春に径１cmほどのピンク色の小花を咲かせる可憐な野生ランです。

ウチョウランに並び人気の高いチドリ類で、斑入りや花変わりなど数え切れないほどの園芸品種が存在していますね。

栽培品や販売品なら目にすることの多い野生ランですが自生のものは非常に少なく、しかも河岸の切り立った岩肌に着生しているため近付くことすら容易ではないと思います。


栽培はかなり簡単で個人的にはウチョウランよりも数段扱い易いものと感じていますね。

数年間植えっぱなしで年中野外放置なのによくもまぁサボらずに毎年咲いてくれるものだなと、その健気さに感心してしまいます。