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ロシアによる侵攻が続くウクライナ。半世紀前に同国などで撮影した名作「ひまわり」の上映会が10日、高知市本町4丁目の県民文化ホールで開かれる。本作の上映を通じて同国の平和を願い、支援する動きが全国に広がっており、県内では上映会社「シネマ四国」（同市）と同ホールが企画。経費を差し引いた収益は日本ユニセフ協会に寄付し、現地の子どもたちや避難民の支援に役立てる。

「ひまわり」は1970年公開のイタリア映画。同国を代表する俳優、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが主演し、戦争に翻弄される男女の悲しみを描く。

劇中に登場する広大なヒマワリ畑のシーンは、ウクライナの首都キーウ（キエフ）から南へ500㌔ほど、クリミア半島に近いヘルソン州で撮影された。今回の侵攻で同州も攻撃を受け、3月中旬にロシア軍に制圧されたと報道されている。本作の配給会社の呼び掛けを機に、全国各地で上映が相次いでいる。

シネマ四国の代表取締役、田辺高英さん（55）は「戦争で日常が一変し、愛し合う人たちが離れ離れになる場面は、今のウクライナの人たちと同じ。この作品を見て、現地の人たちに思いを寄せてほしい」と話していた。

⭐︎午前10時半、午後1時半、4時半から。2020年に最新技術で修復したHDレストア版を上映。107分。当日券のみで1人千円。会場内に募金箱も設置する。

　　　　今日の高知新聞🗞【こうちワイド】

🍃半世紀前ロケの名作「ひまわり」。過去何度か自宅で鑑賞しました。一面のヒマワリ畑で見つめ合うふたり…流れるメロディに涙が溢れました。戦争はいつも悲しみしか残しません…。このような形で支援をしようと企画された田辺さん素晴らしい方だと思います🎞✨