今日はまた、雪予報です。
そんな雪の結晶を思わせる可憐な花が、ようやく咲きました。
左が雌株には両性花、右が真っ白で蕊が可愛い雄花でしょうか。
（納古山、木作ルートにて）

コセリバオウレン（小芹葉黄連）

キンポウゲ科、オウレン属

石灰岩質の土壌を好んで生育する希少な植物。
本州（太平洋岸）。スギの植林地などの林床に生える常緑多年草。
高さ10cmほどの茎に直径約1cm未満の小さい白い花を付けます。
雌雄異株、まれに雌雄同株。
大きな5個の花弁に見えるのは萼片、内側に小さな8～10個の花弁がある。
大きな葉が3回3出複葉なのが特徴。
ほかのオウレンに比べると、花や葉の大きさをはじめ、全体に小さい。
セリバオウレンは本州、四国に分布し、葉が2回3出複葉。
葉以外に差はなく、区別は困難という見解もある。
キクバオウレンは北海道（南部）、本州の日本海側に分布し、葉が1回3出複葉。
ウスギオウレンは東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、長野県、新潟県に分布する。萼片が淡黄色、花弁の黄色がやや強く、葉はコセリバオウレンと同じ、3（～4）回3出複葉。