*･🌿✨ジャイアント・ラビット*🐰💫🍃

ジョン・レノンとオノ・ヨーコの曲「イマジン」が北京冬季五輪の閉会式で流れたそうだ（見ていない）。作夏の東京五輪でも使われたとか（これも見なかった）。愛と平和の理想を描いた同曲は、これまでアトランタやトリノ、平昌（ピョンチャン）で歌われていて、すっかり五輪の定番になった。ちゃんと（もちろんテレビですが）見たのは2012年のロンドン五輪閉会式だけだが、あの時、会場の大スクリーンに生前のジョンがふいに現れて歌いだした場面は、確かに胸にこみ上げるものがあった。北京と東京の映像はそのうち何とか見ることにしよう。ロンドンのように感動できるだろうか。

北京五輪開幕直前のこと。明治に生きた思想家、幸徳秋水の書簡がロシアの文書館でまとめて見つかった。ロンドン亡命中だったアキナスト（無政府主義者）のクロポトキンに宛てた親愛の情がこもる内容だ。

秋水が思い描いていた無政府主義はどういうものなのか、彼はこんなふうに言っている。権力や武力で強制的に統治するのではなく、束縛を避け、暴力のない社会を目指すものだ‥と。秋水は日露戦争の際は、開戦に反対し、自由・平等・博愛を掲げる週刊「平民新聞」を創刊している。弾圧されて1年2カ月で廃刊になったが、胸の内には終生変わらず、ヒューマニズムの灯がともっていたに違いない。

イマジンの歌詞。〈想像してごらん、国なんて無いんだと。難しいことじゃない。殺すことも殺されることもない。宗教も無い〉〈所有なんて、しないんだ。君はできるかなあ。強欲になる必要も、飢える必要もない。みんなきょうだいなんだよ。思い浮かべてごらんよ。みんなで世界を分かち合うんだ〉。レノン40歳、秋水39歳。似たような年齢で生を閉じた2人。その言葉が重なる。

　　　　　　今日の高知新聞🗞【喫水線】
　　　　　　　　　　『彼が想像した未来』
　　　　　　　本社学芸部長・天野　博幹

⭐️月兎耳の花言葉（ウサギの耳）
『おおらかな愛』

🍃昨日、北京冬季五輪が閉幕。私は家事や仕事の合間に見ていたので、翌日目を通す新聞のスポーツ情報には凄く助けられた。ナマの感動は素晴らしい。じわじわと後から胸にくる感動はさらに素晴らしいと感じる。沙羅選手の化粧やスーツ判定等にすぐさま反応し、非難を浴びせた一部の人たち…炎上を防ぐ為にアスリートたちは世界と自分と闘いながら、国民感情までも気にしなければならなかった。何故…現場にいないただ見ているだけの人がそこまで一個人を叩きのめすのか…。相手の立場になってみればいい。自分が沙羅選手だったらこんな言葉を欠けて欲しいなあと想像して欲しい。選手の笑顔に隠されているもの、この日に向けた汗と努力の結晶なのだから…✨歓びや悔し涙以外の非難の涙を誰がみたいだろう…アスリートの皆さまありがとう⭐︎お疲れ様でした。💐✨💫

✴️高知県南国市・西島園芸団地・撮影・2/20