すると、あるブログでは、このことについて、次のような解説があった。 「「愛とは決して後悔しないこと」では、「とにかく後先考えずに情熱に身を任せて突っ走れ」というふうに誰でも理解するだろう。しかし、物語の中での意味はそうではない。この物語の中では、その原文通り、「愛とは、ごめんといわないこと(love is not to say sorry)」という意味で使われている。 なるほど、つまり、こういうことであった。 「愛というのは、あとで「すまない」と言わねばならないような仕儀に立ち入らないように、一瞬たりとも気を緩めないほどに張り詰めた対人関係のことである」と(P192)。」
今日は、午前中はよく寝て、午後からも体調が良くなかったので、休養がてらに、妻と二人で、映画を4本見ました。昨日も3本見ました。
妻が若い頃、二人で見たロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンド共演の『追憶』を見たいというので、アマゾンビデオの有料290円で見ました。私達が婚約をしているときに、妻の家で、この追憶のテーマ音楽を二人でよく練習しました。私は右手でメイン音符を引き、妻が左手で和音を奏でてくれました。とても思い出深い曲です。
42年ぶりに映画を見ましたが、受ける印象が随分と変わりました。
思想、生き方の違いとは言え、なぜ、別れる必要があったのか、彼の子供と分かっていたのに、なぜ彼は彼女の申し出を断り、娘に合わなかったのか、それはあまりにも冷たいのではないか、など、妻と語り合いました。
バーブラ・ストライサンド役の彼女が、政治運動に積極的で、それが別れの主な原因ですが、とても悲しいものでした。
バーブラ・ストライサンドのラストの政治運動は、「原爆投下反対」でした。とても、最後のシーンは広島県人にとっては、意味深いものでした。
次に、私の要望で、ライアン・オニールとアリー・マックグロー「ラブ・ストーリー」(ある愛の詩)を見ました。私が中学校を卒業し、高校へ上がる前に、中学校のテニスパートナー(軟式テニス)と一緒に、初めてで最後のこの映画を見に行きました。
記憶にあるのは、二人とも大泣きをして、泣き顔が見られるのが恥ずかしくて、二人揃って最後に映画館を出ました。そのパートナーは、20歳になる前に、原爆の被爆二世でしたが、そのためか、白血病で他界しました。二人で市総合体育大会で準優勝を果たした友達でした。とても優しい友達でした。行く高校が別々だったので、音信不通が続き、ある時電話をしたら、彼のお姉さんから、彼の死を告げられたのです。
思い出すと、とても悲しい気持ちになります。
この映画の中で、名ゼリフがあります。それは、彼女彼女が「愛とは決して後悔しないことなのよ」と死ぬ前に言ったことです。
それを受けて、彼の父親が駆けつけてきたときは、彼女は死んでいました。彼の父親は「残念だ」と言うと、そのお父さんに「愛とは決して後悔しないことだ。」と言いました。
そのやり取りを聞いて、私はやっと、自分の信念形成に、この言葉が心に刻まれていたことを知りました。
私にとって、「愛とは決して後悔しないこと」という意味が、当時理解できませんでした。でも、この映画を今日、見て、理解することができました。
それはどういうことかと言うと、「愛とは、利己を忘れて相手の幸せのために尽くすことなのであるから、利己のために相手を傷つけることなく相手を少しでも幸せにしていることなのだから、必然的に後悔は生まれてこないことになる。」ということが、理解できたのでした。だから、この数年間は、私にはほぼ後悔はありません。
さらに、英語ではどのようなセリフだったのかが妙に気になり調べました。
すると、あるブログでは、このことについて、次のような解説があった。
「「愛とは決して後悔しないこと」では、「とにかく後先考えずに情熱に身を任せて突っ走れ」というふうに誰でも理解するだろう。しかし、物語の中での意味はそうではない。この物語の中では、その原文通り、「愛とは、ごめんといわないこと(love is not to say sorry)」という意味で使われている。
なるほど、つまり、こういうことであった。
「愛というのは、あとで「すまない」と言わねばならないような仕儀に立ち入らないように、一瞬たりとも気を緩めないほどに張り詰めた対人関係のことである」と(P192)。」
なんか、難しい話になってしまいましたが、緊張関係にあるのではなく、相手のことを思っ勇気が出ると、我を忘れて相手の幸せを願って自然と行動しているものです。それがとても素敵なことなのだと私は理解しました。
古い映画を見ると、自分の映画を見る感想が随分と成熟したように思えます。
これからも、映画で教えられることは多いと思います。より素敵な人生にするために、良き映画をつまとふたりでみていきたいものです☺️☺️☺️☺️
投稿写真は、玄関階段を移したものです。