GS初投稿の再picをさせて下さいね。
お陰様で明日でちょうど一年が経ちます🤗
暗いニュースが多い中で、GSを開くと明るく綺麗な世界ばかり。どれほど心が救われたことでしょう。どれほど癒されたことでしょう。
本当にありがとうございます。心から感謝致します✨

(ここから少し長くなります🙇‍♀️)

この〈ホンコンカポック〉は母(享年69歳)の形見です。

母はとても花好きなひとでした。
二人で住んでいた小さなアパートの部屋内も外階段にも沢山の花(鉢)が、所狭しと置かれていました。
ﾊｲﾋﾞｽｶｽ、ﾌﾞｰｹﾞﾝﾋﾞﾘｱ、ｾﾞﾗﾆｳﾑ、ﾌｸｼｱ、ｼｸﾗﾒﾝ、ｸﾝｼﾗﾝ…。それに収まらず家のそばの笹薮(しかも斜面)を勝手に(！)花畑にしてしまっていました。
通る人通る人が「綺麗ですね」と声をかけられたことを、いつも嬉しそうに話していました。

子供ながらによくこんなに沢山の花に愛情を注げるものだなぁと感心していました。間違って花の蕾を一つ落とそうものなら、烈火の如く怒られ、花と娘の私とどっちが大事！？と思ったものです。

夢多い思春期「平凡は嫌だ」と生意気に思っていた頃、母に頼まれ渋々幾つもの花の水やりをしていたとき、「あ、もしかして平凡って大切なことかも…」と何となく思ったことを覚えています。

母が大事にしていた花木たちは、しばらく頑張って世話をしていましたが、何度か引っ越しするごとにその数は減っていきました。花好きな方(大事にしてくれそうな方)に貰ってもらったり、そのまま庭に残してきたりして…。

何年も経ってから、久しぶりに母と一緒に住んでいた場所を訪れてみると、立派なマンションが建てられており、そのそばの母のホームグランドだった花畑は見事に笹薮に戻っていました。

が、その中に小さな忘れな草が咲いているのを見つけたとき、すぐに昔母が植えたものとわかり、涙がとまりませんでした。「忘れな草、いい名前でしょう」母の言葉が思い出されました。

最後に残った一鉢が、この〈ホンコンカポック〉です。ごめんね、お母さん。

さも花好きなような自分ですが、母の足元にも及びません。空の上で呆れ、そして笑っていることと思います。

GS、教えてあげだかったです。