前にホームセンターで買ったこのお方。
お値段もお手頃だけど、唯一のネックは札落ち。
ホームセンターで売ってるくらいの普及種ならなんなく名前も調べられるだろうと軽い気持ちでお持ち帰り。
セネシオかユーフォルビアあたりだろうと見当をつけて探しまくるがわからない。それならばとクラッスラに見当をつけてみるがやっぱりわからない。

「あら、トルンカータくん、相変わらずイケてるね！」
「おはよう、アローディア・プロセラ！刺が痛いって！おいおいやめてくれよー(ニヤニヤ)」
「えっと、君は。。。。」

みーんなみーんなちゃんと札をつけて、毎日面倒を見てるのに彼には名前がありません。

夜な夜な気になって気になって、家族が寝静まってから名前探しのネットサーフィン。
泣きじゃくりながら眠りにつき、夢の中で名前探しの旅に翻弄し、頬を伝う涙の感覚で目を覚ます。

ああ、私はどこに向かえば辿りつけるのだろうか。
脳裏に浮かぶのはいつだって君。
名前さえわからない刺々した君のフォルム。

真っ暗闇。
そんな暗闇の中、あたたかな感覚に誘われ、手探りに少し歩んでみる。
一筋の光。
希望に満ち溢れた、
か細いけれども、
たしかにそこに感じられる希望。

光が私に囁くように導く。

GSの「＋」のボタンを押して。
写真をアップして。
そう、そこ。
そこのタグを押して。
名前を教えて！

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【追記】
ふむふむ、カガイモ科。
なるほど、カラルマ属。
こいつだ！
カガイモ科、カラルマ属、オルベアデュメリ。


私の思考の旅は終わった。

個人的意識の中でのあらゆる探求を繰り返し、自己の知の範疇を超え、外的知との対面により、時空全体を見はるかす絶対知に至る意識の経験の旅。
そう、そしてこれは自己と他が同一化される過程。自分へと還っていくこの過程をとおして、はじめて精神は本来の精神となる。実体が主体に、意識の対象が自己意識の対象に。

既に私の頬を伝う涙は枯れ、代わりに瞳からは輝きを放つ。
背には眩いばかりの白い翼を纏い、頭には輪っかみたいのもついた。
そう、私は絶対知の境地に辿りついた。
神である。



わけのわからん文章を書こうと思ったら酷いことになりました。ご愛嬌。
ヘーゲルの精神現象学という本を思い出して書きました。あの本どこいったかなー。

名前を教えていただいた皆様、本当にありがとうございます。