カランコエ属、孫悟空。

「さあ、将来の夢を教えてごらん。」
「先生、僕、孫悟空になりたい。西遊記の方じゃなくてドラゴンボールの方の！」
「どうしてだい？」
「だってちょー強いんだよ。空も飛べるし、軽くカメハメ派とか出せちゃうし、ちょっと小突けば地球とか壊せちゃう。正義の味方にもなれちゃうよ！同じ孫悟空って名前に生まれたんだし、これはもはや運命だよ！」
「君は寝返りをうったことあるかい？ベッドから落ちちゃったりさ。」
「うちは布団だからベッドから落ちたことはないけど、しょっちゅう寝ぼけてお兄ちゃん蹴っちゃうことはあるかな」
「じゃあ、先生から選択問題を出そう。①か②、よ〜く想像して、選ぶんだぞ。」
「いいよ。」
「①ごく普通の孫悟空くん。これから頑張ればなんだってできるお年頃。人よりもいっぱい努力すればスポーツ選手にもなれるかもしれない、学者さんになれるかもしれない、社長さんになれるかもしれない。全ては君次第。」
「うん。②は？」

「君はドラゴンボールの孫悟空。世界最強。寝返りをうった瞬間に兄瞬殺。大きく寝返りをうって地球滅亡。酸素がなくなって君死亡。フリーザじゃないからね。
さあ、①と②どっち？」

今日の多肉様からの教訓。
子供たちは夢いっぱい。