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胡蝶蘭を育てる上で肥料は欠かせませんが、どんなタイミングでどんな肥料を胡蝶蘭を与えたらいいのでしょうか。このページでは、胡蝶蘭の肥料について解説しています。
肥料の選び方から、与え方、注意点についてまとめているので、胡蝶蘭に肥料を与えたい方はぜひご参照ください。
胡蝶蘭の肥料は、市販の洋ラン専用肥料がおすすめです。胡蝶蘭は洋ランのひとつで、市販の洋ラン用肥料でよく育ちます。洋ラン用肥料が見当たらない場合は花用の肥料でも大丈夫です。
肥料には液体肥料と固形肥料があり、固形の肥料を与える場合は緩効性と書いてあるものを選んでください。緩効性とはゆっくりとジワジワ効いていく肥料のことです。速効性のある肥料を与えると胡蝶蘭が傷むため、気をつけましょう。
胡蝶蘭の肥料を与える時期は4〜6月と9月です。夏や冬といった気温が極端になる厳しい時期は、胡蝶蘭が弱りやすいので肥料は与えないようにします。
買ったばかりの胡蝶蘭であれば、農園でしっかりと育てられていますので、すぐに肥料を与える必要はありません。購入後1~2年は肥料を与えなくても十分育ちますので、それ以降に肥料を与えましょう。
また、肥料の時期だとしても植え替えたあとなどは、胡蝶蘭から新しい根が出ていなければ肥料は与えずに新しい根が出たあとに肥料を与えてください。
胡蝶蘭に液体肥料を与える場合は、規定量以上に薄めて水苔など用土が乾いてから与えるようにしてください。肥料を与えすぎると根腐れしたり、栄養過多になりバランスが悪くなることもあります。
固形肥料の場合は、株の根元に置きます。
胡蝶蘭の肥料を与えるときは、いくつか注意点があります。
液肥を与える場合は、やや薄めにして与えてください。肥料の容器の裏などに規定の説明書きがあると思いますが、それよりもさらに薄めてください。
液体肥料は胡蝶蘭の根元に与えてください。水やりをするような感覚で根元に与えましょう。
固形肥料を与える場合は、胡蝶蘭の株元から少し放して、鉢のすみに置くようにしてください。
胡蝶蘭は肥料を与えると元気に育ちます。元々寿命の長い植物ですので、水やりのしすぎ、肥料の与えすぎなどに注意をすれば数年、長ければ数十年楽しむことができます。買ってからある程度経ったら、胡蝶蘭に肥料を与えてみませんか。

河村賢治

GreenSnap編集部