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秋の紅葉というと、イロハモミジですよね!きれいな赤が特徴で、庭木にすることもできます。このページでは、そんなイロハモミジの育て方をご紹介しています。イロハモミジが好む土や、場所、水やり頻度などを解説していますので、これからイロハモミジを育てたい方はぜひご参照ください。
イロハモミジはムクロジ科カエデ属の植物でカエデ属のなかでもとても有名な種類がイロハモミジです。一般的に「モミジ」というとイロハモミジを指すほど代表的な植物です。日本をはじめ東アジアが原産で、枝が細く繊細で華奢な見た目をしています。
イロハモミジは秋になると真っ赤な葉が楽しめます。公園や庭園などで地面の土に直接植えられていることが多いですが、鉢植えや盆栽で育てることもできます。和の雰囲気を持つ植物なので盆栽にもぴったりです。
秋から冬(10月から12月)にかけて紅葉をする植物ですが、花も開花します。イロハモミジの花はあまり目立ちませんが、4月から5月に見ることができます。
イロハモミジは日当たりのよい場所を好みますので、明るい場所で育ててください。日によく当たると、真っ赤に紅葉しますので、育てる場所はよく選びましょう。
イロハモミジは地植えでも鉢植えでも育てられます。
地植えの場合は、土に腐葉土を混ぜて栄養を与えてください。鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜるとよいでしょう。
イロハモミジを地植えで育てている場合は、水やりはとくに必要ありません。鉢植えで育てている場合は土が乾いたらたっぷりと与えます。
イロハモミジは乾燥を嫌いますので、水切れには注意をしてください。
冬になると葉が落ちるので、この時期に骨粉と油カスを与えるか、緩効性化成肥料を与えましょう。
イロハモミジは、1月から2月が植え付け時期です。葉が落ちているときに植え付けてください。
イロハモミジを庭木として地植えしている場合は、植え替えは不要です。
鉢植えしている場合は、2〜3年に1度植え替えをしてあげましょう。植え替え時期は、休眠期にあたる冬が適期です。ひとまわり大きな鉢に、新しい土を入れてあげてください。
イロハモミジはモミジのなかでは枝分かれが多い植物ですので、剪定をしましょう。放置しておくと、見栄えが悪くなりますので、手入れをしてあげてください。紅葉をしたあと葉が落ちたころに剪定をします。
紅葉をする前の初夏にも、傷んだ枝などを剪定してすっきりさせておきましょう。
イロハモミジは「挿し木」で増やすことができますが、根が出にくいので、挿し穂を複数取っておくこと成功率が上がります。
挿し木の時期は3月から4月です。適当な枝を10cmほどカットして、挿し木用の土に挿してください。剪定をした枝を保管しておいて、挿し穂として使うこともできます。切った枝の切り口に発根促進剤を塗っておくと根がでやすいですよ。
根が出るまでは1ヶ月かかりますが、それまでは水やりをして土を乾かさないようにしましょう。また直射日光が当たる場所で管理はせずに、明るい日陰で管理してください。
イロハモミジはテッポウムシがつきやすいです。テッポウムシはカミキリムシの幼虫のことで、イロハモミジの幹をくり抜いて食べてしまいます。木の周りにおがくずが落ちている場合は、テッポウムシがついている証拠です。おがくずが落ちていたら、よく見て見つけ次第取り除きましょう。必要に応じて薬剤を使ってください。
湿気がでやすい梅雨の時期にはうどんこ病になることもあります。うどんの粉をかけたようになるため、白い粉のようなものがついていたら、うどんこ病のサインですので、異常のある葉はすべて落としてください。通気性が悪くならないよう、適宜剪定することをおすすめします。
葉っぱの印象が強いイロハモミジですが、実は花も咲きます。
イロハモミジの開花時期は4〜5月頃です。この季節になると、房状の赤黒い色の花を咲かせます。ただし、このはなはほとんど目立ちません。
イロハモミジの花言葉は、「遠慮」、「調和」、「自制」、「大切な思い出」です。
秋になると一斉に赤くなる様子が「調和」となったのでしょう。毎年秋になると目にする真っ赤な光景から「大切な思い出」となったのかもしれませんね。
イロハモミジは地植えであれば水やりも不要ですので、そこまで手入れは必要ありません。ただし虫が付きやすいですので、こまめに幹や枝を見て違和感がないか見てみてください。うどんこ病にもなりやすいですので、通気性をよくしながら、梅雨の時期はとくに気をつけて育てましょう。
みなさんもイロハモミジを育てて盆栽などで紅葉を楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部