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秋植え・秋まきの草花は、植えてすぐ咲いて秋冬を楽しませてくれたり、寒い冬を乗り越えて春先に咲くものなど、さまざまですが、どれも見とれてしまう美しさを持っています。また、ガーデニングしやすい気候の秋なので、咲く姿を楽しみに秋植え、秋まきを楽しめるといいですね。
今回は秋植え・秋まきの草花の中でも、人気のおすすめの品種16種類をご紹介します。
【花期:11〜4月】
ガーデンシクラメンは冬の鉢花の定番であるシクラメンを改良して、耐寒性をあげた寒さに強いシクラメンです。花壇に地植えしても冬の間元気に咲いて冬越しします。花の形も縮れやフリルなど様々な形があり、バラエティ豊かで楽しめます。
【花期:1〜4月】
クリスマスローズはシックな色味とうつむきがちに咲く、はかない花姿がおしゃれで人気の多年草です。寒さに強く、地植えにしても楽しめるので、冬の花壇の常連となっています。
【花期:3〜5月】
チューリップは、秋に植えて春に咲く花として有名な球根植物です。多くの園芸品種が日々開発されており、咲き方や花色が豊富です。すっきりとした美しい花姿で、やや厚めの線状の葉も洗礼された美しさを演出します。
最近シード(種)の切り花も注目されています。
【花期:2〜5月】
アネモネは古代ギリシア時代から栽培されていたとも言われる、歴史の深い草花です。春中カラフルな花を次々と咲かせ、チューリップと同じように春の花として、高い人気を誇っています。とくに人気品種のコロナリアは、黒い雄しべがシックな印象をもたらします。
【花期:12〜4月】
スイセンは気高さと上品な香りが魅力で、とくにニホンスイセンの可憐な姿は、長年人気を博しています。また、ラッパスイセンはフリルのようになびかせた花びらがかわいらしいです。寒さにあてることで、十分に蕾がつくようになります。
【花期:2〜3月】
スノードロップは雪解けの頃、ひょっこりと純白の小さな花を、下向きに豆ランプのように咲かせる球根植物です。日が当たると花びらが開き、夕方になると閉じる儚さが魅力。乾燥を嫌うので、球根はすぐに植えたり、水切れに注意するといいでしょう。
【花期:3〜6月】
ワスレナグサは青や紫に黄色の目が入った、かわいらしい花をたくさんつける多年草(一部一年草)です。細長い葉をつけた茎が、根元からよく分岐していくので地面の隙間を埋めてくれます。風通しと日当たりの良い場所で育てると良いでしょう。
【花期:4〜6月】
ルピナスは大きな花穂を立ち上げて、春から初夏にかけて咲き上がっていく多年草です。大輪種ともなると花穂は60〜70cmほどにもなり、ボーダーガーデンの後方や、縦のラインを生み出す花として、花壇をにぎわせてくれます。
【花期:11〜5月】
パンジー・ビオラは耐寒性が高く、秋冬春と長期間花壇を彩る花として、長年人気を博している一年草です。花色や柄がとても豊富で、その育てやすさも魅力の一つです。耐寒性が高いといっても、霜は苦手なので、日当たりの良いベランダや軒下で育てると良いでしょう。
【花期:5〜8月】
かすみ草は小さな花が株全体を覆うように茂り、まるでかすみがかかるような株姿になる一年草です。フィラフラワー(広い空間を埋める細かな花)として、花壇にはもちろん、切り花としても人気で、アレンジの幅も広い草花です。
【花期:12〜5月】
デイジーは冬から春にかけて長く咲く一年草で、キク科らしい花びらの多いボリューミーな姿が特徴です。花の大きさは3〜4cmくらいなので、小さくポンポンと咲いて花壇をにぎわしてくれます。
【花期:12〜3月】
スイートピーは、香りの良い花を春先まで次々咲かせる一年草です。蝶形の花を茎先に密集させて咲かせるので、ゴージャスで存在感があり、花壇では主役になるような花です。日光を好むので、風通しと日当たりの良い場所で育てるといいでしょう。
【花期:4〜9月】
ナデシコ、とくにカワラナデシコは秋の七草のひとつとして知られる一年草です。秋といえども春から咲き始め、四季咲き種では開花期も長く楽しませてくれます。花びらの先がギザギザとしていて個性的で、花色もピンクを中心に複色など展開が豊富です。
ナデシコも花殻をこまめに摘むと次々と咲きます。
【花期:3〜5月】
ネモフィラは春から初夏にかけて、涼しげな青い花を咲かせる一年草で、別名瑠璃唐草とも呼ばれています。とくに花の中心が白くなるメンジーシーと、白い花びらの先に紫の斑点が入るマクラタが人気です。
【花期:3〜5月】
スターチスは細い茎先に小さな花をつらなせて咲く一年草です。生花の状態でもカサカサとしたドライな質感で、乾燥しても花色が変色しないため、ドライフラワーとしても人気です。雨にあたると花が傷んで病気にかかりやすいので、ケアが必要です。
【花期:5〜9月】
ロベリアはこんもりと茂った株の中から、紫、白の蝶形の花を咲かせる一年草です。別名ルリチョウチョウとも呼ばれ、可愛らしい花姿で春から夏にかけて花壇を彩ってくれます。開花後も切り戻し剪定をすることで1〜2ヶ月後に、再び花を楽しむことができます。
【花期:11〜5月】
ノースポールは白い花びらに黄色い花央がかわいらしい一年草です。寒さにも強いので、秋に植えて冬から春の花壇を彩ってくれる花として人気です。小さな花がたくさんさいてこんもりしげるのが特徴で、他の花の引き立て役にも使えます。
秋に植える花のなかでも、とくに球根植物は春まで咲かないので、球根のまわりにビオラパンジーなどの草丈の低い草花を植えてあげるといいです。
また、秋冬は株があまり大きくならないので、密集した華やかな花壇をつくりたいときは、少し株間を狭めて植えるのもおすすめです。
今回ご紹介した草花は、寒い冬の時期、そして春先に花を咲かせてくれるので、この時期に秋まき・秋植えをしておくといいでしょう。また、これらの草花は手に入りやすい品種かつ育てやすい種類ですので、花壇のスタイリングの参考にしてみてください。
藤原正昭
GreenSnap編集部