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ベゴニアにはいくつもの種類がありますが、中でも球根ベゴニアは華やかな花姿が印象的です。花色や咲き方などもさまざまで、品種によって雰囲気が異なります。球根ベゴニアは鉢植えでの育て方が好まれるので、ご自宅などで楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回は、球根ベゴニアの特徴や育て方、病気や害虫などについて詳しく紹介していきます!
球根ベゴニアはアンデス山脈を中心に生息し、大輪で華やかな花を咲かせる多年草植物です。「花壇内の女王」と言われるほど存在感があり、ピンク色や赤色、そして黄色など花色も豊富です。アンデス山脈の高地に自生するため、暑さには弱く休眠中は寒さにもそこまで強くありません。
4~7月頃になると鮮やかな花を咲かせ、草丈は20cm~1mほどです。球根ベゴニアにはスタンドタイプとハンギングタイプの2種類があり、品種によって特徴が異なります。ハンギングタイプの方が暑さに強い傾向があるため、ご自宅などでも育てやすいと言えます。
芽出しの方法では、透明なプラスチック容器とビニール袋、そしてゴムを使います。
その後、日当たりのよい場所で管理することで、発芽を促進させることができます。
球根ベゴニアは日当たりのよい場所で育ちますが、直射日光に当たると葉焼けすることがあります。そのため、夏の時期は直射日光を避けて管理するようにしましょう。
また、球根ベゴニアは気温が30℃以上になると生長が止まるため、なるべく風通しのよい環境で気温が上昇しないように管理することが大切です。
球根ベゴニアは乾燥に強いため、毎日水やりする必要はありません。土が乾いたタイミングで、たっぷり水やりしましょう。
球根ベゴニアを育てるには、水はけのよい用土が最適です。ご自分で用土をミックスされる際は、赤玉土7:腐葉土3を目安の割合で混ぜるとよいでしょう。
球根ベゴニアは、生育期間中に月1~2回のペースで液肥を施しましょう。暑い夏は肥料を与えなくてもよく、肥料を与え過ぎると枯れてしまうこともあるので注意してください。
球根ベゴニアの植え替えは、3~4月頃が最適な時期です。以下の手順で、球根ベゴニアを植え替えしましょう。
球根ベゴニアの植え替え作業が終わったら、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしてください。
球根ベゴニアは、茎が伸びすぎると全体の形が悪くなってしまいます。8月上旬~中旬頃に茎の部分を半分ほどに切り戻すことで、秋には形が整った花が育つでしょう。
その他、株が古い球根ベゴニアは花つきが悪くなるため、植え替え前に株元から切り戻すとよいです。
球根ベゴニアは寒さにあまり強くないため、冬越し対策する必要があります。気温が10℃を下回ると枯れる恐れがあるため、秋になったら室内に移動させましょう。
室内では10℃以上保つように管理しますが、10℃以下になる場合は鉢とホッカイロを発泡スチロールに入れて、土の表面を覆うとよいです。
挿し木した後は直射日光が当たらない場所で管理して、土の表面が乾燥したら水やりします。球根ベゴニアを挿し木した場合は約1か月で根が出てくるので、新葉が出てきたタイミングでビニールポットに鉢上げしてください。
球根ベゴニアは、うどんこ病や灰色かび病などにかかる場合があります。うどんこ病は葉の表面にうどん粉をまぶしたような白い斑点ができ、灰色かび病は花や葉などに灰色の粉のようなものが現れる病気です。
うどんこ病が発生した場合は、感染した部分を取り除いて下さい。灰色かび病はそのまま放置すると枯れてしまうため、薬剤を散布するなどして対処しましょう。
また、球根ベゴニアはハダニなどの害虫が発生することもあります。ハダニは葉裏に発生しやすいため、日頃から球根ベゴニアの葉裏をチェックするとよいです。
球根ベゴニアにはいくつもの種類がありますが、「ファイヤー・クラッカー」シリーズや「ティネラ」シリーズ、そして「ノンストップ」シリーズなどがあります。
「ファイヤー・クラッカー」シリーズは小ぶりな花を沢山咲かせ、暑さにも比較的強いです。「ティネラ」シリーズはハンギングタイプで、長い茎が下に垂れて華やかな印象です。「ノンストップ」シリーズは花つきもよく、育てやすい品種と言えます。
今回は、球根ベゴニアの特徴から育て方、そして病気や害虫などについて紹介しました。球根ベゴニアは品種によって咲き方や花色なども異なりますが、華やかな印象のものが多いです。球根ベゴニアは暑さや寒さにはあまり強くありませんが、冬越しすることで翌年もきれいな花を咲かせます。
ご興味があれば、ぜひとも球根ベゴニアを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部