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良し、行くぞう
今年は種からプリンセスアイコというミニトマトを育てている。 よくあるアイコの一味と違い、葉の展開も丈も控えめな気がする。 昨年も人知れずミニトマトを育てていたが、赤く色づいたそばから空飛ぶヤンキーもといカラスにカツアゲされてとうとう一粒しか食べられなかった。 ありえない。 風紀を乱さないでください! 校則を守ってください! 校舎にバイクを乗り入れないで! 風紀委員としてカツアゲと窃盗を繰り返すヤンキーカラスに叫びたかったけど怖くて出来なかった昨夏。 今年はその反省と風紀委員の身の安全を鑑み、果房にネットをかけて不良が校則を守らざるを得ない学校作り…ではなくトマトをカラスから守るシステムを導入した。 水切りネットなら通気も光も確保され、カラスには発見しにくくネットも外しにくいべ?と思ったわけである。 どうやらシステムは上々のようで、カメラにも果房が写りにくい。 これならカラスにも見えまい…と、映えない写真になった言い訳を述べておく。 その他、苗からだがオクラとモロヘイヤも育てている。 お二人とも、ナイル川のほとり原産ということで気が合うんじゃないかしら、一度会ってみなさいよ…と、お節介お見合い斡旋オバチャンの気分で一鉢にまとめてドン。 あとは若いお二人でエジプト談義にでも花を咲かせてちょうだいな。 スフィンクスの視線の先には何があるのかって? ケンタッキーよ、ケンタッキー。 その陰で、モロヘイヤに花がつくのが面白くない鬼姑が顔を覗かせる。 モロヘイヤは種のサヤに毒があるので気をつけなくては。 モロヘイヤ、あんたは毒婦だよこの鬼嫁!ビシッバシッ! こんなしょっぱい味噌汁飲ませて、アタシを早く逝かせる気かい! 昔の昼に放送されていたような嫁姑戦争を間近で見つつ、オロオロしながら葉の陰に身を潜める若オクラ。 学校崩壊と嫁姑戦争が交差するこの夏の野菜作りは果たしてどう決着するのか。 乞うご期待(ウソです)。
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良し、行くぞう
今季パンビオ生活を始めて一週間ちょっと。 花数が増え、株が少しずつ広がってきた。 これは液肥でGo!Go!しつつ、 「体操の隊形に開け!ヤー!」 と唱えながら一日一回、株を撫で回しているおかげだと思いたいが、なんだかむしろ逆効果な気もする純情なオバ心。 パンビオ生活が始まるとだいたい首をかしげてしまうことがある。 しばらくすると、買った時の花色から変わるのだ。 黒いビオラ・ブラックパールは何だかパープルパールと言いたくなる色で咲き、淡い水色のビオラ・ヘブンリーブルーは若干くすんでヘブンリー灰みたいになる。ご遺灰みたいなネーミングで本当に礼を欠いてしまうがブルーというより灰色に見えるのだ。 ご多分に漏れず今季パンビオ選手の華あられ、そしてシエルブリエも 「なんか変えたでしょ?待って、当てる!えーっとねー、前髪切った?えっ違う?えー何だろう待ってもう一回当てる!」と言葉にし難いが最初との違いを感じる色味になった。 華あられは特に顕著で、おや、これは何色ですか?と尋ねたくなるような青も混じって複雑だった色味は、聞かなくてもわかるほどハッキリ「ピンクとベージュとイエローですね」となった。 青よ、戻れ。 帰れ、ソレントへ。 株は元気だしまぁこれはこれで…と毎回おおらかさを臭わせる、いや嗅がせる自分。 土なのか肥料なのか、とにかく花色を左右しているであろう土壌のphがおそらくちょっとアレなのだろうと思うが、アジサイのように酸性に傾ければたちまち青が戻ってくるとか、いっそアルカリに傾けて赤に寄せちゃう?みたいなそういう話でいいのだろうか。 違う気もする純情なオバ心は寒空の下葛藤を続けている。
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良し、行くぞう
YO!開花ゆえ絶好調 それとも絶好調ゆえ開花ァ 不気味なラップを口ずさむ自分をよそに今期もうひと踏ん張り!と開花したのは Phal.Gene's Summer Violet 。 これまでの花より青みが強いぞ! と思っていたら、 一晩経ってピンク紫に変わっていた。 時間の経過と共に、花の中の色素にも色々と思うところがある様子。 せっかく咲いて色も変えてくれたが、自分は最初の青み紫の方が好きだなぁと密かな思いを胸に秘めていることは胡蝶蘭本人には内緒の話。 すっかり寒くなったので、今期の開花はこれが見納めかと思う。 しかし葉焼けもさせたのに、今期は本当によく咲いてくれた。 しばらくは葉焼けのダメージ脱却を重視させてあげたい。 開花のたびに心弾んだ嬉しいシーズンをどうもありがとう。
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良し、行くぞう
今年はさ、ヤル気満々なワケよ 株が充実したってワケ と、RIKACOのモノマネをしながら咲いているのはうちのディスティカム。 昨年、一昨年と比べて花数が圧倒的に段違い。 さして特別な管理をされるでもなく、昨年とは別人のような咲かせ方。 突然ディスティカムがRIKACOになった。 先日機会があって初めて手相占いというものをしていただいたが、占い師が見たのはむしろ手相より顔。 自分の顔を見るなり 「えーあなたさ、悪い気をもらいやすいね! 何もしなくても周りの悪い気を吸っちゃってるのよ! 人混みに行くと疲れちゃったり、たくさんの人と会ったり機嫌悪い人が近くにいると身体がしんどくなるのよあなた。 塩だね塩!塩を持ち歩きな。 その辺のスーパーで売ってるやつでいいのよ!天日塩って書かれてるやつよ、伯方の塩とかあるでしょ、そういうので良いからとにかく塩を持ち歩きな! 手相は元々持ってる手相が平気だから大丈夫!それより塩。わかったね?」 と、手相占いが突然人相占いに変わり、塩のアンバサダーかと思うほど塩を推奨された。 人混みに行ったり、機嫌が悪い人がいると疲れるというのは俗にいう普通の人間だと思うので、自分が普通の人であるとお墨付きをもらえたような気がして嬉しいやらしょっぱいやら。 とりあえず、生まれ持った大丈夫な手相の上にディスティカムを載せた写真ってワケよ。
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良し、行くぞう
今年は「パンビオやるぜ!」と思い立ったのが例年より早く、店頭の種類が豊富なうちに苗を買うことができた。 今年も液肥でGo!Go!と目論んでいる。 ビオラは華あられ、パンジーはシエルブリエ。 共にパンビオらしいお爺顔でシュミラクラ現象を誘うが、どちらも花保ちが非常に良く、咲き進むうちに 「これは何色ですか?ピンク?…紫?いやブルー?んんん?」 と、水にインクを垂らしたような、ゆら~としたグラデーションのなんとも言えない色彩がたまらない。 食い意地だけは一丁前の自分は、華あられという名前からつい贈答用のお煎餅の詰め合わせをイメージしてしまうが、育ててみれば花はとても可愛い。 満開も見たいが、一輪をひたすらガン見していたい。 今シーズンはこの二鉢の前でしゃがむ時間が増えそうで、膝と腰はどこまでついて来てくれるか心配なところ。 人はこうやってグルコサミンに手を出していくのかもしれない。
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良し、行くぞう
金沢動物園に行ったら藤袴が見頃を迎えていた。 団子より花。キリンも良いけど藤袴。である。 画像2枚目、フワフワした花が群生し風に揺れると実に美しい。 これが雨に降られちゃうと一気に悲惨になるのはファンの間でも有名な話。 花に顔を近づけると、若いツバメと人生もう一勝負いけそうな未亡人を思わせる柔らかな香りがする。 楚々とした花を煩悩で台無しにする無粋な己。 幼い頃はマザー・テレサのような人物になるのが夢だったがおそらく誰も信じないだろう。 時の流れは残酷である。
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良し、行くぞう
原シク・ミラビレが起きてきた。 毎年10月の起床と心得ていたが、今年はひと月遅れ。やはりまだ暑いのか。 自分も自律神経がブッ壊れそうである。 いつの間にか居候を始めたカタバミ団が、抜かれまいと必死にシクラメンの葉になりすましているのは近所でも有名な話。
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良し、行くぞう
サラセニアから初めての蕾。 冬へ向かうはずなのに「今かよ!」と頭の中でさまぁ~ずの三村が驚いている。 ひとまず開花が楽しみだ。 蕾を見つけたのはスーパーで茶えのきを見た直後なので一瞬ドン引いたのは近所でも秘密の話。
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良し、行くぞう
いつぞやから全く身に覚えのないツルが生えて来たと思っていたら、 全く身に覚えのない朝顔が咲いた。 まるで不正ログイン… いや、夏の終わりの小さな奇跡に朝から首をかしげている。
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良し、行くぞう
「えぇ…うわっ!花か…」 蘭の花にこんな失礼な声を上げたのは人生で今日が初めてである。 さかのぼること二週間ほど前。 三浦は三崎にある産地直売施設のうらりマルシェという所でこのエピデンドラム・ポーパックス・アルバム (Epidendrum porpax fma.album) 略してこのポーパックス氏を買ったのだが、花は来シーズンではないかという根拠のない独断から、植え込み方もポット選びも実に気の抜けた姿でいたのだ。 そして今朝。 外にいる植物たちに霧吹きをお見舞いしに出たら、買ったばかりのポーパックス氏に触角も羽も黄緑色の蛾が止まっているではないか。 困ったことに、この近辺にはこういった葉や花に寄せたファッションをする蛾がやたら多いのだ。 いっそ君たちだけでVOGUEを一冊作ってみてはどうだ。 ともすれば2025年のA/Wは君たちのファッションが牽引するかもしれないぞ。 だから頼む、ここはやめてくれ。 情けないことに、自分は蛾が驚いて突然飛び立つのがちょっと怖いのである。 しかし霧を吹くなら蛾にどいてもらわないと、自分と蛾の双方が困るはず。 蛾は苦手だが、無下にその羽を湿らすのも考え物だ。 意を決して、そして心にヒゲダンを宿して、 「グッバイ!!」 と勢いよくポーパックス氏を振ったのだが、もう皆様はこの見え透いたオチがお分かりだろう。 そう、蛾ではなく花だったのだ。 そしてこれで冒頭の 「えぇ…うわっ!花か…」 に戻るのである。 グッバイ!!と勢いよく振ってしまった後で花だと気づいたショックは大きい。 だって、買って二週間で花が咲くとは思わないじゃないか母さん! 自分の中のえなりくんがそうぼやく。 ポーパックス氏の方こそこんな持ち主は運命の人ではないと言いたいだろうが、無傷で良かった。 花だとわかれば、触角だと思っていた物は腕のように見えるし、羽だと思った物はドレスに見える。 そして小さな妖精が全身を精一杯大きく広げて、 「シャネル!」とやっているように見えて、とても可愛い。 虫と花でこうも違う依怙贔屓ぶり。 そのバチが当たったのか、せっかく可愛いのにオチはVOGUEでもヒゲダンでもなくTIMになってしまったので失礼いたします。
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良し、行くぞう
台風接近前の曇天。 いつもは夕方から香るショウガの花が、今日は朝から良い香り。 お巡りさん、違うんです。 蚊が、蚊が寄ってくるんです。 自分を慕ってついてくる蚊をジョイマン高木のダンスで振りほどきながら、その隙をついて一枚撮ってみた。 ナナナナ、ナナナナ、 ミラクル、蚊が来る~なのである。 自分の心の友・ジンジャーエールでおなじみのショウガとはまた打って変わった甘い香りを漂わすこの花は、なんだか南国の楽園ハワイを思わせる。 ハイビスカスでイェーイとやるタイプではなく、一人浜辺で神に捧げるフラを踊りつつ物静かに微笑むハワイ美人の香りがそれである。 湿気を帯びた夕闇の中、ぼんやりと白く浮かび上がるジンジャーの花の近くに来ると、まるで自分は南の楽園ハワイに滞在し、これから小さなコンドミニアムで夜を過ごそうとしているかのようなリッチな気分になれるのだ。 投稿するにあたり、「日本でも古くから栽培され、薬効のほか花の香りの良さを目当てに庭へ植える文化もあったそうだが、草丈は結構グイグイ来るものがあるため近年は住宅街で見かけることは減ってきている」と感じる執筆者が書いたネット記事を見た瞬間、 安心してください! 生えてますよ! とにかく明るい彼がショウガを指差して笑う幻覚を見た。 さて、ハワイハワイと言っているが、肝心のハワイ諸島に行ったことは一度もなければスパリゾートハワイアンズにすら行ったことのない自分。 こんな自分の一体何が、ショウガの花からハワイを感じるのだろうか。 先日、ハワイ風ファミレスに初めて行ったのだが、入口からお手洗いからずっと漂うのは強いココナッツの香り。 ハワイ好きの知人からも確かにココナッツが香るのだが、知人はまさにハイビスカスでイェーイというタイプであり、そんな知人の人となりからしてココナッツの香りは最早自分にとってはギャルなのだ。 店内に漂うハワイ好きギャルの香りがあまりにも甘く、こうなったら思い切りしょっぱい物を食べたい!と思って注文したのはタコライスであった。 ハワイ風レストランに来てまでタコライス。 どこまで行っても自分は日本から離れて生きることはできないらしい。 もし本当に、一人浜辺で神に捧げるフラを踊る物静かな彼女が存在するなら、どうか会いに行ったあかつきには彼女からココナッツではなくこのホワイトジンジャーの香りが漂いますようにと祈りを込めて、今週もリモコンを握り締めてdボタンから世界ふしぎ発見のJTB旅行券に応募するのが自分の生き方。 それに対して、ショウガの花言葉のひとつに 「無駄なこと」があるのはなんという皮肉なのだ。 花言葉に負けず、野々村真にも流されず、いつか意気揚々とJTBの窓口へ行けることを願って今日はこの辺で。
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良し、行くぞう
Phal.Gene's Summer Violet (約20日ぶり二度目の登場) 前回の画像にも若干写っていたが、一年越しの花茎が実はもう一本ありまっせというわけでそっちの花茎からも開花してくれた。 何とも嬉しいことに先輩後輩合わせて2輪とも開花しているが、角度的に2輪どちらも収めようとすると必ずどちらかが犠牲になるので先輩の方を優先することに決めた。 園芸くらい縦社会じゃなくても…と思うが常識という刷り込みは恐ろしい。 こんな可愛い花にさえ先輩後輩という概念を抱く自分を呪う。 約20日経って、先輩改め一番花の方は少し色が抜けてきたが、紫…いや緑…という何とも不思議な花色に拍車がかかり、色は褪せてきたものの、これはこれでめちゃんこ好きである。 人間はこんなにも暑さでヒーコラ言っているというのに、暑さが本気を出した頃からこの人も本気を出し始めたように思う。 あぁそっか、夏咲きなのか、だからサマーバイオレットなのか、夏っぽい紫というわけじゃなかったのか、夏咲きの紫なのか、由来は案外シンプルだ、それワカチコワカチコと思い至るまでにけっこう時間がかかった。 由来がわかるまでの間、自分は暑さからかとうとう職場の階段を上れなくなり、母と娘ほど年の離れた先輩に 「(どうか自分の屍を越えてください)お先にどうぞ…」と告げ、登りきったはずの先輩が心配してもう一度階段を降りて来てくれたのにまだうずくまっているという顛末があった。 クッ…これが聖なる陽炎、熱中症の力か…などと厨二を拗らせながらその日のうちに病院に行ったところ血液検査を受けることになり、後日熱中症ではなく甲状腺機能亢進症という自分史上初めましてこんにちはの病気だとわかったのだ。 甲状腺ホルモンというやつが何でもないのに 「敵襲!敵襲ー!出あえー!ボェォ~(ホラ貝)」となりすぎるのが特徴で、非常に体感が暑くなる。 食事すら間違って敵襲と捉えてしまうらしく、我が身体ながらなんてバカな子なの…と思わずにいられない。 高温の環境下で特に悪化するそうで、夏にやっと自覚症状を感じる人が多いらしい。 暑いなかキュッと冷やしたお酒は最高に旨いがアルコールは厳禁。 せっかく社内懸賞でスパークリングワインを頂戴したのに、そんなわけで一本まるごと先輩に譲ったが階段を上れるなら何も後悔はない。 なぜこの病気になるのかは未だにわからない疾患だそうで、原因もオチもわからない怪談と突然の病気は本当に怖いなぁと思った次第である。 服薬治療が始まった途端、嫌になるほど身体が楽になり、頭の中でX JAPANが紅の伴奏に合わせて「健康だぁぁぁ!!」と叫び、ドラムを叩いている。 これは単に薬の効果であって決して健康になったわけではないので勘違いに注意しなければいけないが、とりあえず楽になっているので小っちゃいことは気にしない、それワカチコワカチコとやっていれば自分も咲けそうなこの夏。 皆さまもご自愛しつつ、花と緑豊かにお過ごしくださいといったところで残暑お見舞い申し上げて〆のご挨拶とさせていただきます。 チャンチャン。
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良し、行くぞう
Phal.Gene's Summer Violet 2022年8月に花茎付きで購入したものの、それ以降花茎がさらに伸びたような気もするし伸びてない気もするぜ~と結局花茎が鳴かず飛ばずで一年。 よもやこのままシケるのではあるまいか。 お方様、ご覚悟を…! などと一人大河ドラマを気取っていたら先週突然蕾が顔を出し、ようやく開花した。 クリーム色の縁取りにショッキングピンクのSameraと、爽やかな青紫のviolacea Indigo blueを交配させたものらしい。 クリーム色の縁取りからしてなんとなくSameraの特徴が強い気がするが、くすみパープルはインディゴブルーから来ている様子。 さらに、この花は良い香りがする。 石鹸のような、柑橘の皮のような、形容し難い良い香り。 嗅いだ瞬間、暑い夏の日射しの下、これから日舞のお稽古に向かうべく白い日傘を差してテトテトと歩く和服美人のイメージが浮かんだ。 いつか自分が日舞を習いたいと決意したら、合わせてこの香りに似た物を探そうと思う。 そうやっていつも、なりたい自分を思い描きつつ今日まで生きて来たが、実現したこともあればなかなか叶わないこともある。 最近はなぜだかオモウマイ店の名物おばちゃんになりたくて仕方がない。 「ハイこれ持っていきな、サービスだよ、騒ぐんじゃねぇ」 と片っ端から作った料理を片っ端から振る舞いたい。 そしてある日突然、客だと思っていた男がそっと中京テレビの名刺を差し出すのだ。 店先に植木鉢で花を育てているお店はオモウマイらしいので、趣味と実益を兼ねることができ一石二鳥ではないか。 しかし自分の得意料理はおにぎりくらいしかないため、夢を描きつつ花を咲かせつつ料理も頑張らないといけない。 夢は果てしない。 夢を叶えることもランをたやすく咲かせることも一朝一夕にはいかないが、とりあえずこの胡蝶蘭を咲かせる夢は叶ったので人生はまずまず順調なのである。
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良し、行くぞう
ご無沙汰しまくり、ラクリマ・クリスティ。 GSに行く暇のない間に激動の日々を過ごしていたかと言えば、そうでもない訳ではなかった。 仕事が増えたり、表彰されたり、とりあえず今の仕事は自分に向いているらしい。 が、ひとたび仕事が終われば魂はどっかその辺へ飛んでいき、疲れた身体はもぬけの殻。 ここ数ヶ月はエネルギーチャージ!ムーンプリズムパワー、メーイクアップ!と称して仕事の後はつい揚げ物やシュークリームなどのモデルが顔をしかめそうな物を食べ、脂肪は残るがお時給は残らないという摩訶不思議な生活サイクルを送っている。 あおいねこさんの教えに則りパンジーにきちんと液肥を使ったら花が満開ボンバーレッツパーティーと言わんばかりに大爆発したのに、もはや何年目だかわからなくなってきた白アマリリスが今年も咲いたというのに、仕事とシュークリームにうつつをぬかした間に見て良し出勤良しで報告することが叶わなかった。 が、ねこさん適格な教えをありがとうございました。教えを大切にしつつ来シーズンこそは! 書き忘れていたが、写真はハエトリソウの花である。 透け感のある花びらと、筆で描いたよな細~い緑の線の繊細さよ。 本当はこの花に子カマキリが止まっており、スタジオアリスの如く子カマキリをあやして写真を撮りたかったのだがまんまと逃げられてしまった。 スタジオアリスには到底敵わない。 とりあえず久しぶりに花を撮影したので、汚い手すりが写っているにも関わらずここへ残しておく。
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良し、行くぞう
2022年3月に「スーッとするニオイ、想像がムズイ説」を唱えた、うちのトンガリ担当ブラサボラ・ノドサがおかげさまをもちまして咲いた。 厳密に言うと咲いたのは秋の終わり冬の始まり頃、そして1月の終わりに花は幕を閉じたのだが、約2ヶ月、「スーッとするニオイ」を楽しませてもらった。 みどりのまとめにも書いたのだが、自分の裸ばかりインスタに投稿する海外のチェロ奏者が書いていたようにスパイスも感じる香り。 そして生産者さんのおっしゃるとおり、嗅ぐと鼻の奥でスーッとする香りでもあった。 個人的にはジンジャーとバニラの合わさった、スパイシーだがどこか甘い香りだと感じたのだが、何かどこかで嗅いだような…と思い、記憶を辿った結果、葬儀の花を見慣れていた自分の答えはズバリ「カトレアの香り」であった。 さすがカトレアの近縁。葬儀に使うカトレアとは大きさも色も違うが、 「あたしゃカトレアの近縁だよ!」 と香りを使って外堀から攻めてきた。 今回の花は側花弁というパーツが一個足りないという、少々残念な姿になった。 根詰まりか。水か栄養か。 わからないが、できることを試しながら再び花に会えるよう試行錯誤を誓う。 家人が葉の先端の些細な黒変に神経質なほど敏感で、夏に生えかけの新しい葉を「切った方がいい」と言うもんだから、半信半疑だったが切った。 そのあとに別の新しい葉から咲いたのがこの花である。 切ったのは正しかったのか。 他の葉も先端は少し黒いが、その葉が花を咲かせたのだ。 心配だからもう一度言わせてくれ。 切ったのは正しかったのか。 花は咲いたのにモヤモヤするのは、切らなければ花がもう一輪楽しめた気がするのと自分の決断ではなかったからだ。 「ごらんよ、花が咲いたよ」と自分が言ったら、「ちょっと待って」と言い残し、いそいそと黒い段ボールを組み立てて、図鑑のような黒い背景の写真が撮れる簡易スタジオを作ってくれたのもまた家人であるがゆえ、かいがいしさを思うと「切らない方が良かったっぽくないか」と言えないでいる。 夫婦間における気持ちの伝え方も、蘭の管理方法も、まだまだ勉強が必要だ。 スーッとする花一輪で夫婦間の責任の持ち方まで考えさせる存在感があるのだから、やはり蘭はすごいよなぁ。
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良し、行くぞう
すっかりご無沙汰のグリーンスナップ。 行方をくらましていた間にこの冬のテーマ花としてパンジーを植えていたというのは町内でも秘密の話。 毎冬ビオラにしたり、気まぐれにプリムラにしたりと秋の終わりから色々やっていたが、パンジーをやったことは一度もなかった。 園芸ファンとしては栽培管理の難易度は年少さんクラスとも言えるパンジーを一度もやったことがないというのもアレな気がして、今冬はパンジーに決めた。 売り場に行ったら、見本として一鉢に3株ほどまとめて植えてあった横濱セレクションのフレアブルーという品種のパンジーが一斉にこちらを見ていた。 まず名前だ。名前が良い。横浜を横濱と書くだけでこんなにもオシャレ香がプンプンするのはなぜなのだ。 そして青とボルドーブラウンのグラデーションが美しい、大観衆の熱視線。 まとめて咲いているとグラデーションが織り混ざって美しく、圧巻の一言。 圧巻を通り越して圧がすごい。 これほど圧があるならば、きっと我が家でもその大観衆っぷりを発揮してくれるに違いない。 よろしい、ならば売り場を離れて圧をかけてみよ。 こちらもジョウロ片手に受けて立とうじゃないか。 燃える闘魂を隠すために遠慮がちに2株買って帰った。 そして早3ヶ月。極寒の日もやけに暖かい日も過ごして、奴らはいよいよ圧をかけ始めた。 ここからが勝負。摘芯するには遅いが、摘芯しなければ圧もむなしく茎がお祭り騒ぎの大徒長。 しかし外に出てみれば、まだまだ遅めの摘芯には勇気のいる寒さである。 年少さんクラスの管理ですら躊躇する自分は、もはや赤ちゃん学級レベルではないか。 こんな赤ちゃん気持ち悪い。 そんな己の不甲斐なさをも断ち切るように、その気になった茎だけピンチして試合は終了。 次の手合わせはもう少し暖かくなってからにする。 ビオラは小さな花がワーッと咲いて可愛らしい大軍勢だが、パンジーはやはり圧が違う。何しろ顔がデカイのだ。 顔がデカイ分、ピンチをするとそこにぽっかり穴が開くのが口惜しい。 そんな自分はパンジーとの勝負に勝っているのか負けているのか。 はたまた知らず知らずパンジーと手を組んでいるのか。 わからなくなってきたが、オシャレパンジーのおかげで冬の玄関の彩りが気持ちオシャレになったのだけは確かである。
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良し、行くぞう
着生植物らしくガッチリ樹木にしがみつくビカクシダ。 ビカクのトーシロな自分には品種がわからないので「うぉぉすごいなぁ」と感嘆の声を上げるに留めた。 今年からビカク沼に腰まで浸かり始めた家人は品種を考察していたのだろう、顎に手を添えて物思いに耽っていた。 このビカクの品種がわかる人にも、ここがどこかわかる人にも、ヲタの称号を与える。 これから誰に何と言われようが、真の自分は多くの民の中より選ばれし誇り高きヲタなのだと胸を張り、堂々とその道を踏みしめてほしいと思う。
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良し、行くぞう
4月ぶり、二度目の登場。 どこから咲くのか、いつ咲くのか、色々と予想がつかないディスティカム。 最近、ランの愛好会という存在が気になりつつも、温室もなけりゃ開花予測も立てられない、イベント会場までむっちゃ遠い僻地に住む自分なんかが叩いて良い門ではない気がして、問い合わせすらしていないという有り様。 モジモジする己の気持ち悪さよ。 もうしばらく「孤独のラン栽培」は続くのである。
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良し、行くぞう
素晴らしい、 ワーイ・エムシエー の、Yをやっているんじゃないかと初見の自分は思ったのだが、目が慣れてくると今度は「ヤッター」と言いながら3人でテケテケテケと走っているようにも見えてきた。 しかし花の顔だけを見たらハロウィーンだからなのかマレフィセントのツノのような気もしてくるし、 ツノは生えているのに可愛いのが災いして般若になれない哀れな妖精のようにも見えてくるし、 なんだかな~なんだかな~と思っていたら今度は痩せてしまったせんとくんという珍回答が頭に涌いた。 Pterostilys alata✕toveyana✕何だっけ的な感じの品種を色々と交配させて開花したのがこのお三方らしい。 鉢を揺らすと心許ない茎も揺れ、その先端で彼らもバンザイをしながらプルプルと揺れる。 実にシュールである。 元を辿ればオーストラリアの地生ランなのだそうだ。 こんなシュールな花が咲ぇてんなんてよぉ、豪州はすんげぇなぁと悟空になって思いを馳せる。 初めて見たランゆえ交配親の名前も覚えきれずモヤモヤ、読みにくくモヤモヤ、そして彼らが一体何をしているのかで合計3モヤモヤをゲットした。 モヤモヤするのに憎めない、とにかく不思議なランだ。 秋~冬にかけて咲き、夏はお休みらしい。 この花が終わったら、来秋までモヤモヤはおあずけである。 今のうちにたくさん眺めてたくさんモヤモヤしておこうと思う。 皆さんは一体何をしているように見えますか。 珍回答が浮かんだらぜひお知らせください。
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良し、行くぞう
茶ソバを板に押しつけたのではない。 無葉ランである。 前世で何をしたら、今こういう姿になるのだろうか。 根のないエアプランツだったり、葉のないランだったり、この世は何か一個やめて身の丈に合った暮らしをするミニマリストな植物がいるもんだよなぁとつくづく思う。 給料は安いが雨風しのげる場所に住まい、喉が渇けば好きなように水分を摂り、ついでにキットカットなんか食べちゃおっかななどと悠々自適に生きる自分に果たして無駄はないのか。 体の仕組みが違うとはいえ、究極の選択をやってのけシンプルかつミニマムに生きる植物と、キットカットを食べた後は柿の種でリセットしないとなんか気が済まない自分では、何かこう、生きるうえでの徳のようなものが違う気がするのだ。 自分のところへ来た無葉ランは前世で万人に愛を注いで徳を積んだのか。だから可愛い花を咲かせ、ニッチな趣味の人間に愛されるのか。 はたまた国際ロマンス詐欺を働いて多くの女性の涙と恨みを糧にして徳が足りなかったから、「タエニオフィラム・プシラム」という覚えにくい名前までつけられて今こうしてミニマリストの道を余儀なくされているのか。 キットカットを食べてこのあと柿の種がスタンバイできている自分は来世どこへ行くのか。 生まれ変わりの是非も自分の思考もなんだかよくわからないが、今は水やりをする文化的な人間&無駄を省いた健気な無葉ランという間柄として、ありがたく巡ってきた今日を楽しむに限るのだ。
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良し、行くぞう
サラセニア・フィラデルフィア。 フィラデルフィアといえばクリームチーズっしょと思った人は僕と握手! なんつて。 クリームチーズ感などどこにもなく、真っ赤な口を大きく開きながら水を滴らせるその姿は、まさにやる気満々のマンイーター。 暑さにも寒さにも強く、水が凍ろうとも生き続けるのがこのサラセニア。 しばらくの付き合いになるが、未だ地球の生き物とは思えないでいる。 君はこんな郊外のベッドタウンにあるアパートの一角で生きていて大丈夫なやつなのか。 本当はリドリー・スコット作品に出てくるやつじゃないのかと内心30%くらいは思っている。 何しろ肥料なんかもいらないと言うし、いつの間にか音も立てずに小さな蜂を仕留めていたりする。 どうせ逃がさないからと知ってか知らずか、獲物を捕らえても口を閉じることは決してしない。 地球に生きる者の余裕ではない。 もし、いつか惑星探査機がどこかで植物の痕跡を発見し、それが研究の結果サラセニアの仲間だと発表されたら、自分は 「ほら!ほら言ったじゃん!地球の生き物っぽくないって言ったじゃん!」 とドヤれるよう、ここに仮説を書いておく。 何かの間違いでこれが実現したら、それからどんな顔して水をやればいいかわからないが、とりあえず今はサラセニアがかなり好きなのである。 そういや写真を撮ってなかったなと、気まぐれに背景を水色にして撮影したが、何とも証明写真のそれになった。 資格の欄には「捕虫検定一級 取得」と書くかもしれない。 一方、自分が現職で採用された後しばらくして、運転免許証のコピーと「あなたはどんな人ですかシート」を提出するよう命じられた。 要は「この会社で働くにあたって目指すこと、今後やってみたいこと」を書いて自分の写真を貼るものだ。 自分は普通のスナップ写真もそうだが証明写真や免許の写真映りがめっぽう悪く、どんなに盛れる証明写真テクを酷使しても仕上がりが「酔った勢いで店員に暴行」「2,000万円横領」「万引き常習」といった不名誉な見出しが我ながらピッタリの写真になる。 履歴書の写真は仕方なく面接でカバーするとして、問題は「あなたはどんな人ですか」と問われた際の自己PR的な意図を持った写真の選択センスである。 何も知らない店長から「普通のスナップ写真とかでいいよ」と言われて取った策が、顔の全パーツをスマホで加工した画像をプリントすることであった。 おかげさまで肌ツヤよく、輪郭は引き締まり、目元がハッキリ、笑う口角はキュッと上がった己を一切悪びれることなくパーンと貼って提出できた。 何ならこれを遺影にしたいくらいである。 「これでOK、人生楽勝」と考えながら公文書を偽造している詐欺師の気持ちが少しわかる。 しかしながら、加工した自分の写真を貼るという行為こそまさに「あなたはどんな人ですか」の答えになっているのではないか…と小さじ1程残っている自分の良心が今日も叫ぶのだ。 この世に存在しない、偽りの美人の写真は今日も本社のどこかで、ファイルに閉じ込められて笑っている。 平たくて悪い顔族の自分は、暑さ寒さにも強くて加工せずとも鮮やかでくっきりした写真映りができる、根っからイケイケなサラセニアがうらやましい限りである。
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良し、行くぞう
引っ越しでしょうか。 いいえ、台風です。 どうせまた関東版台風お得意の「来る来る詐欺」だろうと思っていたが、どうやら今回は騙さずに至近距離で来るらしい。 台風を迎え撃つ(撃てないが)となれば、自分のやることはただ2つ。 食料の買い出しと、屋外配備の植物たちの室内退避である。 世間の一部には「台風コロッケ」という言葉が存在するそうだが、自分は昔からなぜか「台風おやつ作り」だ。 自分のことながら曖昧な憶測だが、家にいないとという気持ちがなぜか「ならばおやつは自分で作る」へ変換されるのだ。 ベビースターでも買っときゃいいものをなんでこんな時に。我ながら面倒くさい奴だと思う。 さあ来い暴君。 急いで最寄りのスーパーまでタイヤが2つ付いた愛馬を走らせ、どうせ家にいるならこれ作るぜと思うものと、ありがたき無料段ボールをチョチョイと失敬して帰宅した。 違う投稿で先述したとおり、哀れな屍を掴み込んだ、あるいは壺の中に抱え込んだ食虫植物たちをはじめ、 「君がいないとダメなんだ、離れたくないんだ、僕に毎朝味噌汁を作ってくれないか」的な思い入れのある鉢などを、客への慈愛に満ちた無料段ボールに詰め込んだのがついさっきの事。 ゴチャゴチャと肩を寄せ合う鉢、果たしてどの植物をタグ付けすればいいのやらである。 よく見るとウォーリーがいるかもしれないので、お時間と目力がある方は舐め回すように見てはどうだろうか。 台風対策があるのだから、常日頃キャパを越えない量で植物と暮らせばいいものを。 人はそう思うかもしれないがまさに仰るとおりです。 グウの音も出ないです。 こういう時に、あの日あの時冷静さを欠いてジャンジャン鉢を増やした己を呪いたくなる。 本日のオススメは3歩ごとに靴紐がほどける呪いです。 てやんでぇ、 全然降って来ないし、風も無いじゃねぇか。 江戸前気取りで頭上の雲にメンチを切り、滅多にない引っ越しみたいな絵面になったので記念に一枚、と呑気に写真を撮った直後。 パタン、パツ…パツン、 ドザァァァァァァァァ と、何の前触れもなく突然本気を感じる雨が降りだした。 雨というより、滝がまるごと落ちてきたのかと思った。 さすがのT.M.Revolutionも屋根の下へ走るだろう。 そそくさと室内へ段ボール班を移し、あとは大丈夫かと思いきや、なんと一番やらなくてはならない棚の固定と室内へ移せない大きめの鉢の固定が手付かずであった。 呆気に取られている間にも、滝は暑さに疲れた樹木や、大して頑張っていないのに早々と疲れた自分を激しく叩く。 もうしゃーないわと腹を決め、滝に打たれながら全てを固定し終わった頃には、うっかり服を着たままひとっ風呂いただいた人みたいになった。 目の前の電線に止まったキジ鳩のカップルが、この滝を使って水浴びをしながらこちらを見ている。 厄介な天候も、鳩にすればデートとしけ込むタイミングなのか。 色々な生き方があるものである。 こうして諸々の対策を終え、冷めたコーヒーをすすっている先ほどから小雨へと落ち着いた。 自分のタイミングは良かったのか、悪かったのか。 ここまでが接近・上陸前の軽いジャブだというのだから、台風はやはり恐ろしい。 今回は雨台風といったところらしいが、無事に過ぎ去り、早く海の彼方でスッと消えてくれないかと祈るばかりである。 外出中の皆様も、ご在宅のあなたも、どうかご安全にお過ごしください。
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良し、行くぞう
盛夏の折、サギソウが美しく咲いた。 狂ってやがるとしか言えない暑さのせいで、こちとら体力の回復スピードと忙しさの塩梅が取れず、流行り病とは違うタイプの夏風邪を引いている。 熱も出ずに鼻だけが患うグズグズ感。 鼻づまりのせいで、「松任谷由実選集、五七五」と地声を発すればまるでユーミンのモノマネをしている清水ミチ子。 秋よ、来い…と懇願しながら必死に鼻をかむ。 サギソウは暑さに強い。むしろ暑さのさなか咲く。 むろん逆に暑さが命取りになる植物だってたくさんいるが、この暑さのなかで純白の翼をバッと広げて飛天の姿を見せるサギソウは誰もが羨むタフネス美人だと思うのだ。 サギという名の由来は、 おっ、鶴か(ワクワク)…?いや待てよ違う、なんだ、鶴じゃねぇな(ショボン)…のように、 「鶴かと思うでしょう違うんです詐欺」をはたらいているかのような風貌から(諸説あり) という話を聞いたことがある。 見間違えた者が悪いのに見紛わせた方をイジる、という典型的な先人のエゴイズムを感じるのは自分だけではないはず。 だいたい鶴じゃなくたってそれほど美しいのだから、結果オーライではないか。 サギよ大志を抱け。 生きろ。そなたも美しい。 そんな思いからつい鳥のサギに肩入れしがちだが、やはり美しいもんは美しい。 サギソウも美しく咲いたので何よりである。 せっかく純白の翼なのだからと、それが映えるように背景を赤にして撮影してみた。 汚い玄関先で撮ったのに、背景ひとつで写真の出来は何というか一気にジャペァァン(by郷ひろみ)。 ジャパンな雰囲気が行き過ぎて突然正月みたいな一枚になっている。 急にどうした。 鼻を詰まらせている奴の写真にしてはやけにめでたいじゃないか。 夏の花なのに正月っぽくなるのはどうもなぁ、と自らの季節感殺しを憂う。 ここはもう少し清涼に爽やかに、と思い、打って変わって優しい水色の背景を合わせたら、何ということでしょう。 今度は香典返しのカタログの表紙にしか見えなくなったのである。 チーン。 こんな仕上がりになるくらいなら、うっかり先取りした正月っぽさで愉快に行きたい。 そう考えて、今回は六段の調が聴こえてきそうなこの紅白の写真を選んだというわけだ。 サギソウのようにシーンごとの七変化をこなし、暑さにも強く、ついでに欲を言えば美しい、歩くタフネスでありたいものだがまずはこの鼻風邪を何とかせねば。 皆様もどうかご自愛ください。 グズグズ。
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さぼさぼ
よく通る道。 みかんが一つ落ちていた🍊 夏みかんかな。 よく見たら、みかんのお顔、、、 ちょっと困り顔? ちょっとふなっしーみたい? ☺️☺️☺️ 自然と顔がほころびました😊💕💕💕 暑い毎日💦 少しは和んでいただけましたか?
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