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ねこ賞の一覧

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236
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ねこたんぽ
先日はGS句会への御参加・御閲覧ありがとうございました。今回も素敵な作品が沢山ありました(敬称略)。 香りかぎ共に居た日が浮かび来る あおぞら ランドセル 子供選定 黒に赤 親に嬉しい 二月のコスパ ムー 土匂う彼方に鋤を振るう人 たぼ女 葉の陰を訪ねて歩くふきのとう risho 冬の陽が蒼をひとはき夜明け前 risho 花香りうつす盃酔いしれて まろん 下萌ゆる黒土分けて天目指す そらもよう 吾の跡陰踏みのごと春時雨 そらもよう ことほぎと梅紅白に咲きおおり IDK90 春近し花芽準備中純喫茶 種 春暁や鴉啼き合う遠と近 種 春隣薮に雀のこゑ強し 種 枝に雨下萌え新芽のふたつみつ 芽生 恋猫や夫とつぶあん二つ買う 芽生 白川にガウディ迎え黒川と談義するらむ高き空にて 小菊 梅の香や白きおもてに紅さして 佐助 車窓から顔出す犬と冬の山 ゆん 幾度もダンボール橇風を切る ゆん 今回のねこ賞はたねちゃんさんとさせて頂きました〜💮 春近し花芽準備中純喫茶 種 📝ねこ評:花芽が膨らむ様子を「準備中」としたところから喫茶店の「準備中」札が連想されたのかな。一見無関係の題材二つを合わせて意外な効果を狙う方法を「取り合わせ」といいますが、この句はその成功例ではないでしょうか?春、花芽という「は」の音の繰り返し、準備中、純喫茶という「じゅん」の音の繰り返しも好ましく、春近い浮き立つ気分、優しい温かさが漂ってきます。たねちゃん、お見事👏 皆さんの作品から妻が選ぶ裏ミセスねこたんぽ賞は三句👏👏👏 土匂う彼方に鋤を振るう人 たぼ女 下萌ゆる黒土分けて天目指す そらもよう 枝に雨下萌え新芽のふたつみつ 芽生 拙句から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞は‥ 温かく雪こけの芽をくるみけり 猫凡 でした。冷たいはずの雪が、赤い苔の芽をくるんでいると確かに温かくも感じられる、そんな句です。 今後もGS句会をどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
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230
ねこたんぽ
先日はGS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました。今回も素敵な作品が多数寄せられました(敬称略)。 足肩に毛布引っ張りあと5分 じぇ 枯れ芙蓉黄泉を拒みて母卒寿 芽生 湯豆腐の腹に染み入る健やかさ  霜降りて果てる命やポリゴナム 太古よりメタセコイアは宇宙目指す ゆん 煤払窓に映れる顔磨く 城崎や垣根の上の屋根の雪 そらもよう 父辰年一月生まれ男子なり 海暮れて帰る家なき冬鷗 種 悴める手を合わせつつ天仰ぐ 青空に一斉に散る寒雀 プードルと毛皮のマダム街を行く べにしし 休広忌奥から出したる黒タイツ今は使わぬ洗剤香る 小菊 能登思い捻れば出る湯の後ろめたさ 風花や母の鼻唄四曲目 たぼ女 一日を舞い踊るごと師走かな risho 歳旦の胸ふさがるるニュースかな 香瑞 土の気を我に知らしむ寒牡丹 小春日にふわり解され寒牡丹 ケロ女 祈りごと絵馬に託して雪の杜 Thymus 今回のねこ賞はべにししさんです💮 悴める手を合わせつつ天仰ぐ べにしし 📝ねこ評:かじかんだ手を擦り合わせる近景から、遠い北陸の地で被災した人々の寒さを思う遠景への転換。自らの体感から所縁なき人の境遇を思いやることの出来る生き物、それが人間。深い思いをさりげなく。 拙句から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞は‥ 水鳥や流るゝといへ流されず 猫凡 皆さんの作品から妻が選ぶ裏ミセス賞は3作です👏👏👏 青空に一斉に散る寒雀 べにしし 休広忌奥から出したる黒タイツ今は使わぬ洗剤香る 小菊 土の気を我に知らしむ寒牡丹 ケロ女 これからもGS句会をどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
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218
ねこたんぽ
先日は今年最後のGS句会に御参加・御閲覧まことにありがとうございました❣️今回も素敵な作品が集まりました(敬称略)。 母の目に落とす一滴冬の暮 たぼ女 緋鳥鴨一羽伴侶の夢を見る risho こんな夜は竈の猫にしがみつく aiko 樹々の吐く息の静けさ雪蛍 Thymus 年末や100均までもセルフレジ 香瑞 冬ごもり父の会釈をかみしめる 小菊 土に杭打ち込む響き師走かな 種 不揃いの蕎麦打ち配る大晦日 じぇ 花八手日陰に在りて俯かず 芽生 ちゃぶ台に落つる柿待つ野鳥かな RIANマスター 鐘凍る森に番号だけの墓 ゆん ねこ賞😻は芽生さんです👏 花八手日陰に在りて俯かず 芽生 📝ねこ評:陰樹たるヤツデ、日陰の湿っぽいイメージが付き纏います。そんなヤツデが俯かず天に向かってたくさんの白い花を付けている。素直な言葉で誰にでも情景が浮かび、誰をも力付けることの出来る素晴らしい一句👍 皆様の句から妻が選ぶ💁🏻‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞は二句👏👏 花八手日陰に在りて俯かず 芽生(ダブル受賞ですネ🏅) 冬ごもり父の会釈をかみしめる 小菊 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞も二句✧︎*。٩(ˊωˋ)و✧︎*。 藤の実を撫でれば猫の顔浮かぶ 猫凡 黄葉よ照らせ悲嘆にくれる人 猫凡 一年間本当にありがとうございました。来年もGS句会をどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
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239
ねこたんぽ
今月もGS句会へ御参加、御閲覧ありがとうございました。こんな多彩な作品が寄せられました(敬称略)。 国道の叢ごとに虫のこえ 種 橋の端に往きも復りも残る虫 たぼ女 夕焼けは色づく木々を煌めかせ見惚れる我の影は何処へ ケロリン更衣 幸せをはこんでおくれケサランパサラン あおぞら 腹の色魚にさらせりゆりかもめ risho 駅階段降りる銀杏のアニメーション risho カメムシに隙を突かれる老夫婦 fooco 渡り鳥去った河原に無防備のキカラスウリと錦の蔦葉 ムー 盗人萩何故ひっつくの服靴に愛しくなるけど厄介者ね yoko. 籾殻の宝探しや林檎陸奥 そらもよう 小春日や雀の隊列いちぬけた そらもよう 草取りは志願されてもお断りオルレア芽吹きし立冬の朝 春風 雨戸開け奥の襖絵松光る じぇ 濡れ進む吾主人公か野分風 ゆん 秋うららチャイとデーツとコーランと ゆん 音たてて舞う朴落ち葉帰り道 芽生 バス行けば君いなくなり寒くなり 芽生 😻ねこ賞🏆はrishoさんです👏 駅階段降りる銀杏のアニメーション risho 📝ねこ評:地下から上る作者の上から、金色のいちょうの葉が一枚ひらりひらりと舞い落ちる図とも読めますし、階段の各踏面に一枚ずつ落ちている葉がパラパラ漫画のように見えるとも読めます。いずれにしても、人は上り葉は降りると私は読みたいのです。地下鉄と人という人工的なものと銀杏の葉という自然が一瞬交錯する、そこに味わいがある気がして。色彩と動き、矛盾するようですが静止も感じられる。rishoさんならではの感性が素敵です✨ 拙作から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞はコレ(๑´▿︎`๑)♫︎.;′°♪︎✧︎ 稲風に我が細胞ら蘇へり 猫凡 「今月は豪華一点です✨他にも好きなのがいくつもありましたが、稲風・・が肺にいっぱい入ってきました!」by妻💁🏻‍♀️ 皆様の作品から妻が選ぶ裏ミセスねこたんぽ賞は三句👏👏👏 小春日や雀の隊列いちぬけた そらもよう バス行けば君いなくなり寒くなり 芽生 音たてて舞う朴落ち葉帰り道 芽生 どれも素晴らしい句で、私も大好きです❤️
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208
ねこたんぽ
10月のGS句会にも御参加・御閲覧ありがとうございました。今回も以下のような素敵な作品の数々が寄せられました(敬称略)✨。 木犀や再会いつも香りから たぼ女 猫じゃらし身を膨らませ残暑呑む risho さわやかや机上に揺るる樹々の影 Thymus 病む便りしばらく途絶え木犀の香り芳し朝餉の支度 ムー 紅葉狩鬼の宴を尋ね行く ケロ女 ただただに楽しく生きてと願う日々 われ踏む土の心もとなき anpunpun 風呂介助見たことのないハハボクロ あるねと言わず泡流す宵 小菊 秋止符か過ぎ去りし日々よみがえる ジェキル ガザの子の供花のごとく御会式桜 香瑞 花嫁の紅引き初めし薄紅葉 RIANマスター 秋麗三葉の松がここにあり 芽生 見上げれば金木犀の香りかな 気がつかなかった秋の趣き yoko. 空を指し乱るゝもなほ紫苑高し 種 咲き急ぐ白菊に露秋短し げじげじまゆげ 豊年の献酒や樽の文字躍る そらもよう 網振る子とんで停まって赤とんぼ ゆん シンコペーションも三連符もあり木の実落つ べにしし 私の選んだ🐈ねこ賞🐈‍⬛は、べにししさんです。 シンコペーションも三連符もあり木の実落つ べにしし ※ねこ評:木の実が落ちてくる秋のリズムを巧みに表現しているのは音楽に造詣の深いべにししさんならでは。上五中七の字余りも不規則に予測不能で落ちてくるリズムを表しているようで愉快です。この実はやはりどんぐりであって欲しいなぁ。 拙作から妻が選ぶミセス賞は次の二句。 山はもう霙か雪か鵙来たる 猫凡 良夜なり今此処に我が身体無し 猫凡 ※自句自解:澄んだ冷たい空気に冴えかえる月を見つめていると、自分の肉体を光が透過するような気がして、意識だけが残るような感覚になったのでした。 皆様の作品から妻が選ぶ裏ミセス賞でーす💁‍♀️ 木犀や再会いつも香りから たぼ女 さわやかや机上に揺るる樹々の影 Thymus 入り日受け自転車の荷に今年米 べにしし GS句会は毎月19日、自由参加です。今後もよろしくお願いいたします。
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299
ねこたんぽ
今回もGS句会にご参加、ご閲覧まことにありがとうございました❣️沢山の素敵な作品が寄せられ、季節を味わうことが出来ました☺️例を挙げましょう(敬称略)。 良き風に遊び出すよな猫じゃらし 芽生 法師蝉日曜の朝静もりぬ 種 永遠に終わらぬ夏を越えしとや見上ぐる空は行合いの空 種 射す陽にも豪雨にさえも耐え揺れて地産地消簑の家 ムー 「らんまん」の園にぎやかにかたり草 花恋 秋茜掻き分け歩く日暮れ道 そらもよう 吾亦紅原石のごと色見えて そらもよう 台風裡雉鳩一羽巣を守り そらもよう 虫来たり蜘蛛の巣捌くイリュージョン anpunpun 人無き駅に咲きこぼれおる虎杖の花 anpunpun 秋晴れやキリンの舌の細長き ゆん 旧姓で呼ばれる旅の秋真昼 ゆん 病の窓桃山ほどに軽トラ来 ゆん 幼き日「あ」を震わせた扇風機 たぼ女 向日葵が大歓迎の新学期 risho 彼岸前暑さ居座る苦瓜の庭 げじげじまゆげ 秋彼岸失いし種子あらはれり RIANマスター 扇風機ホコリたなびく彼岸前 小菊 行き合いの空流るる2番出口 Thymus さて今回のねこ賞🏆は‥Thymusさんです💮 行き合いの空流るる2番出口 Thymus ※ねこ評:『この季節の季語に「行合いの空」というのがあります。ちょっとききなれない季語ですが、この時期の空は暑気と冷気が混在、夏の入道雲が見られる空の上のほうにはハケではいたような巻雲がうかんだり、時には入道雲と秋を知らせる鰯雲が同時にあらわれる日もあります。空では早や夏と秋の季節がゆきかっているのです。 夏と秋とゆきかふ空のかよひじはかたへすずしき風や吹くらむ 
これは古今集の夏歌の一番最後に位置づけられた歌で、季語の「行き合いの空」はこの歌から生まれたもの。夏と秋の季節に通路があるとしたらはるか天空の秋の通路では、さぞ涼風が吹いているのでは、と詠んだもの。平安時代も夏の暑さはそれこそ耐えがたきものだったようで古今集にも夏歌というのは春や秋に比べ、めっきり少なくほんの1/3にも満たないほど。 その中で涼しさを運んでくれる秋へのおもいをこめて、詠まれた歌なのです』ーせんねん灸 moxaブログ、より。 地下鉄を降りて見上げた空がそんなふうだったのでしょう。そこに揺れ動く自らの心を重ねた一句。「2番出口」と具体的に述べたことが効いていて、一人の人間の心が浮き彫りにされています。印象的な佳句。 皆さんの作品から妻が選んだ裏ミセス賞🏆は3句です💁‍♀️👏 🏆良き風に遊び出すよな猫じゃらし 芽生 🏆法師蝉日曜の朝静もりぬ 種 🏆旧姓で呼ばれる旅の秋真昼 ゆん 妻曰く「好きなのがたくさんあって困りました😅 」。裏ミセス賞にするか妻が迷った句👏 射す陽にも豪雨にさえも耐え揺れて地産地消簑の家 ムー 病の窓桃山ほどに軽トラ来 ゆん 幼き日「あ」を震わせた扇風機 たぼ女 彼岸前暑さ居座る苦瓜の庭 げじげじまゆげ 拙作から妻が選んだミセス賞🏆も3句(๑´▿︎`๑)♫︎*.;′°♪︎✧︎ からすうり時おり停まる人もおり 蔦紅葉三枚ばかりしがみつき 亡き人も犬猫も染め秋夕焼 次回もGS句会をどうぞよろしく お願いいたします<(_ _)>
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211
ねこたんぽ
今回も🏷️GS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました。夏🌻を感じさせる素敵な句が集まりました(敬称略)彡:>)8┓︎ なめらかに光りしものや水羊羹 べにしし 影法師踏まず一人の盆月夜 Thymus 梅雨の夜の黙の書院に般若経 白南天 茗荷の子刻むや里の風の吹く そらもよう 夏休み婆のあと追ふ孫と鶏 種 夏の雲そのものに咲く夾竹桃 あおぞら 盆供養下げし葡萄の種洗ひ 小菊 手探りでスイッチ入れる扇風機 たぼ女 灼熱の墓地ギシギシの茎を切る 香瑞 摘花愉し黄花コスモス陽を映し ケロ女 カナヘビの酷暑に白く平たい死 ゆん ※今回のねこ賞はゆんさんです✨👏💮 カナヘビの酷暑に白く平たい死 ゆん ※ねこ評:「白く」で腹を上にしていることが分かると共に、残酷なまでに強い日射しが感じられます。「平たい」も効いていますね。死んでしまった生き物はそんな風になっています。確かな観察眼で、夏の庭の片隅の死を浮かび上がらせた印象深い一句。 ※拙句から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞は二句\( ˆoˆ )/ 悦楽の隣に死あり花の蜘蛛 猫凡 四頭身子かますなれど猛々し 猫凡 ※皆さんの句から妻が選ぶ裏ミセス賞は三句💁‍♀️ 雲の峰頂き目指しハイウェイ そらもよう 夏の庭繁るがままに荒れさせて 種 手を当てた榎の脈が聞こえおり ゆん GS句会は毎月19日、完全自由参加。次回もどうぞよろしくお願いいたします🤗
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227
ねこたんぽ
GS句会、各賞の発表です。 ねこ賞候補作は以下の通り(敬称略)。 風止みぬメロンソーダに白紫陽花 risho まだ小さき青柿実る小径行く べにしし 衣紋抜き猛暑の浴衣風抜ける 香瑞 田は青く白南風の波走りけり ゆん 初蝉や遠慮がちなる木の間より 種 黄金を満たす一杯夏の夕 そらもよう 夕立や街並みの色塗り替へる そらもよう 黄昏て台所ひとり鳧(けり)の声 たぼ女 急ぎ足冷やし中華の箸を割る 芽生 体感は下がらぬと知り口をつく暑いの言葉蒼く塗りたし 小菊 凍らせて閉じ込めた春取り出してなぞる指跡霜が消しゆく ムー ねこ賞🏆は、そらもようさんです👏 黄金を満たす一杯夏の夕 ※ねこ評:ザ、夏の季感。よく働いた夏の一日の終わりになみなみ注いだビールの味!色だけでなく歓びも黄金です。五感に快く響く爽快な一句🍻 裏ミセスねこたんぽ賞🙆‍♀️はrishoさんとそらもようさんです👏👏 風止みぬメロンソーダに白紫陽花 夕立や街並みの色塗り替へる どちらも視覚、味覚、温度覚などを刺激する新鮮な句ですよね✨ 拙句から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞は何と四句✧︎*。٩(ˊωˋ)و✧︎*。 💁🏻‍♀️『読み応えありました〜 独逸車の硬き精巧鍬形虫 →ドイツ車とビートルの言葉遊び的要素、句を眺めた時の漢字のカッチリした感じもピッタリ合ってる👍 燕育てよじれて玄関通るとも →ウンウン分かる〜! 断崖の女王歌ふ林檎忌に →美空ひばりさん、いつも命かけて歌っておられるイメージ🔥 犬の墓ふじうつぎ咲き蝶招く →ニコのお墓の連作の句の続きですね。どんなに時間が経ってもニコを想ってくれてありがとう❤️』 次回もGS句会をよろしくお願いいたします<(_ _)>
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209
ねこたんぽ
一昨日はGS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました<(_ _)> 今回の優秀作品は以下の通りです(敬称略)。 乳出るとパパヤーすりし母の指 うりずん安里 父と子に母も黙して青き踏む 白南天 擦り切れたネルの寝間着母の始末 たぼ女 手には鉄棒の香りや燕の子 ゆん 紫陽花もモノクロームの雨の宵 risho 夏の夕タイムラインの独り言 Thymus 合歓の花ポーカー好きの女逝けり 香瑞 空梅雨で蛇口寄り添う干紫陽花 RIANマスター クチナシが甘くほどける長い宵 小菊 微睡みに梔子香り雨の音 そらもよう ねこ賞🐈‍⬛は白南天さんです💐 父と子に母も黙して青き踏む ※ねこ評:麦踏みの情景でしょうか。芽吹いたばかりの青麦を一家総出で踏んでいく。広々とした緑と焦茶の畑に親子三人が黙々と。大自然の前の人の小さいけれども逞しい営み。ミレーの絵画のような一句。 皆さんの作品から妻が選ぶ💁🏻‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞は、たぼ女ことたーぼー*さんです💐 擦り切れたネルの寝間着母の始末 💁🏻‍♀️「感想は‥今回は書けません。リアル過ぎて‥」 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は 青竹や降る雨余さず丈となし 猫凡 💁🏻‍♀️「恵みの雨を受けて逞しく育つ竹。写真もとてもステキです。私も色々なこと(楽しいこともそうでないことも)を心の糧として成長したいな〜❤️」 次回もどうぞお楽しみに🤗
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264
ねこたんぽ
一昨日はGS句会、御参加・御閲覧ありがとうございました。今回も以下のような素敵な句や歌が寄せられました(敬称略)。 ボッティチェリを襖に貼りぬ春の夜 種 三角のいてふ若葉のドッテテド 種 雨音で 目覚めし今朝の 仄暗さ すいよせられる 藍姫の色 小菊 金銀花まつ毛なびかせトゥイーティー そらもよう 粽解き白いもち肌がぶり食む 香瑞 筍や玄関前に置かれをり ゆん 囀りを探す子空は蒼く輝り ゆん 若葉雨人おらぬ道雫跳ね 芽生 大空に風のすがたや鯉のぼり べにしし 若楓早口で行く女子高生 べにしし 野鯉住む水面に藤の影落ちる たぼ女 春嵐去りて綿毛のまだ丸く risho 緑さす植物の園風を食む Thymus さて😻ねこ賞😻は‥rishoさんです👏 春嵐去りて綿毛のまだ丸く risho ※ねこ評:たんぽぽなのかノゲシなのか分かりませんが、キク科の綿毛でしょう。春の嵐が吹き荒れた後、何事もなかったように丸い形のままでいる。吹けば飛びそうな柔らかな綿毛が意外にも逞しい。rishoさんらしい鋭い着眼です💮 皆さんの作品から妻が選ぶ👩🏻‍💼裏ミセスねこたんぽ賞👩🏻‍💼は二句👏👏 三角のいてふ若葉のドッテテド たねちゃん 💁🏻‍♀️ドッテテドって?賢治のお話なのですね。それを知ってこの句を読むと、大きなイチョウの木の若葉が風に吹かれて行進しているよう。海の中の魚の群れの動きのような、ザザ〜っという感じもします。 野鯉住む水面に藤の影落ちる たーぼー* 💁🏻‍♀️野鯉がいそうな池って濁った緑のイメージ。そこにクッキリと藤のシルエットが映っている・・神秘的😍 拙句から妻が選ぶ🙆🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞🙆🏻‍♀️も二句! 眠るよな蜥蜴突然走り出し 猫凡 💁🏻‍♀️きのう私の姿に驚いたカナコ(かなへびの我が家での愛称)が走り出し、ジャンプして逃げました。それを見て私もビックリして跳びのきました(°_°)! タイムリーな句。 音も無く大地養ひ椎落葉 猫凡 💁🏻‍♀️語ることもなく叫ぶこともなくただただ地球の役に立っている。「男前」っていうのかなぁ。カッコイイです。 GS句会は毎月19日開催です。次回も気楽に自由に楽しみましょう🤗
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209
ねこたんぽ
今回もGS句会に御参加、御閲覧まことにありがとうございました<(_ _)> 以下のような佳作(敬称略)が寄せられ、皆さんと共に詩歌の世界に遊ぶことが出来ました☺️ 春塵に稜線淡く空低く たぼ女 大陸の歴史降り積む春霞 risho 春愁や『花樣年花』のチャイナ服 Thymus またひとつ輪郭線を濃く若葉 そらもよう 水鏡足元を見て知る姿 小菊 春日和木にも草にも色跳ねる あおぞら 一面に座り込むなり春紫苑 芽生 みどりごの喃語花影に響きおり ゆん 窓辺にてうつらとまろむ春日和 RIANマスター 牡丹や美酒を満たして盃捧ぐ 種 庭先に子山羊ゐた春をさなき日 リシア 産れたての 真白純白に 清らなる  翼あるらむ ま白き子山羊 リシア 客去りし湯呑に桜蘂の降る 白南天 🐈ねこ賞の発表です(ฅ́˘ฅ̀)♡︎ 客去りし湯呑に桜蘂の降る 白南天 ※ねこ評:久しぶりに訪れた旧友と縁側で茶呑み話をした日の夕暮れ時、友が去った後の湯呑には散った桜のしべが。作者の句意とは違っていると思いますが、私にはそんな情景が浮かびます。そこはかとなく漂う老いや孤独の気配。降る桜蘂は花が盛りを過ぎたことを示しますし、花びらほど華やかでもないので、この情景にぴったり合致します。季語というのは厄介で、なぜその俳句においてその季語でなければならないかという必然性が問われると思うのですが、この句はその点完璧です。しみじみとした余韻の残る素敵な句をありがとうございます❣️ 拙作から妻の選ぶ🙆‍♀️ミセスねこたんぽ賞は‥ オフィスの気付けば広し弥生尽 猫凡 💁🏻‍♀️「漫画『動物のお医者さん』で“卒業式には晴々とした寂しさがある”とありました。年度末のその感じ、割と好きです」 皆さんの作品から妻の選ぶ🙆‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞は二句! ①窓越しに卵抱く鳩や木の葉陰 リシア 💁🏻‍♀️「鳩をビックリさせないよう、そーっとカーテンに隠れながら観察するワクワク感。木の葉に隠れている鳩を慈しむ優しさもステキです✨」 ②春日暮れしゃがみしゃがみの家路かな 白南天 💁🏻‍♀️「いろんな場面を想像します。例えば春の夕方のお散歩。早く帰らなきゃとも思いながら、つい道端の草花に引き寄せられてしゃがみ込んでしまいます🌱👀」
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242
ねこたんぽ
WBC🇯🇵vs🇲🇽素晴らしい試合でした❗️感動しました🥹 ところで、一昨日は春のお忙しい中、GS句会にご参加ご閲覧本当にありがとうございました😊今回の秀作は次の通りです(敬称略) 北窓を開くや街の流れ込む そらもよう 桃色を枝に溜め込み桜かな ゆん 寒戻りつぼみの枝に雪の華 風の駅 春が来た ナズナ菜の花オドリコソウ ゆらして風は 水面へ流る 未完(げじげじまゆげ) 春風にもてあそばれて飛球落つ たぼ女(たーぼー*) 嬰児を抱いてる如く仏の座 白南天 和らぎの色幾重にも春の空 べにしし 小春日にかえり咲きたるスミレかな RIANマスター 春暁や磯鵯の声降りぬ 種(たねちゃん) 梢から梢の軌跡春一筆 risho 今回のねこ賞😻は、そらもようさんです💮 北窓を開くや街の流れ込む そらもよう ※ねこ評:冬の間閉じていた北窓を開く、これで春であることが言外に示されます。窓を開いたことで、街の音や匂い、人々の生活の気配が入って来る。これを「街」そのものが「流れ込む」と捉える。出来そうで出来ない、俳句ならではの表現です。哀しいこと辛いことで無感覚に硬く閉ざされていた心が少し解けて、感受性が戻って来るような、そんな思いも込められているようで、一種の応援歌ともなっている。素晴らしい句をありがとうございます👏 拙作から妻が選ぶミセスねこたんぽ賞💁🏻‍♀️、今回は三句も❀.(´▽`)❀. 苦きもの秘めて真白き黄連の花  →「清く、芯の強い人になりたいです。そんなイメージの花と句。それに、黄連解毒湯💊が大好きですので」 表面のまろき張力春の海  →「薄絹が風に吹かれているような春の海。空気も柔らかい感じ。緊張が解けます(*ˊᵕˋ*)」 シーズーの在りし日思ふパンジー咲き →「昔シーズー🐶を飼っていました。交際も始まってない頃、夫は一度だけそのコと会ったことがあります。覚えててくれて、詠んでくれたことが嬉しいです」 皆さんの作品から妻が選ぶ裏ミセスねこたんぽ賞💁🏻‍♀️は二句👏👏 春風にもてあそばれて飛球落つ たぼ女 →「グラウンドに響く少年たちの声が聞こえそう。野球⚾️の良い季節だなぁとウキウキします」 和らぎの色幾重にも春の空 べにしし →「春の空気のソフトさ。霞んでて海と空の境目が分からないほどの不思議な感じを思い浮かべました✨」 次回もGS句会をどうぞよろしくお願いいたします <(_ _)>
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259
ねこたんぽ
今年最初のGS句会、楽しんでいただけたでしょうか? 奇しくも今日は久女忌。今回も久女のDNAを受け継ぐGS女流の佳作が目立ちました。 今回の😻ねこ賞候補は以下の通りです(敬称略)。 寒のうち蕾教える春はすぐ あおぞら ふりむけば桑の古木に雪の華 風の駅 子供らが家路へ急ぐ冬の影 きょうちゃん 生きるため下見る鳥に気づかされ ケロ女 引く前に早や吉兆や初みくじ 芒花 初日空焼却煙は雲に融け そらもよう 検針票子の独立を冬に知る そらもよう こぶ白鳥一羽隔離の冬の檻 種 まだ誰も起きて来ぬ部屋初日射す たぼ女 強がりのフジコ・ヘミングピアノには泪映しけむ一度ならずも パトリシア 「トロイメライ」ま青きライトに照らされてフジコ幼きむかしにかへれ パトリシア 電車待つあひだも聞こゆ寒空のカモメ 啼くこゑみなとみらい線 パトリシア 病む犬にやさしき日差し窓小春 べにしし 犬の目の最期の光冬櫻 べにしし 父と母いない大きな冬座敷 べにしし 初氷つつく雀の脚白し みなちゃん 初明かりとどく波の穂紅に 芽生 金引の内より芽吹く掛柳 実野深野 夕暮れの山を見下ろす懸け大根 ゆん 故郷指す旅人の木にせまき温室 ゆん いくはかなし いかされるもかなし 冴ゆる月 IDK90 寒雀肉なき翁に舌を打つ RIAN マスター ちるちると鳴く鳥探す蒼き冬 risho この中から私の選んだ😻ねこ賞は‥二句👏👏 まだ誰も起きて来ぬ部屋初日射す たぼ女 ※ねこ評:晴れ渡った元日の朝、家族のために誰よりも早起きして1日の支度に取り掛かる主婦。することはいつもと同じでも、年の初めならではの清新な心持ちというものがあるでしょう。誰もいない部屋に射す日の光でそうした心情を見事に浮かび上がらせています✨💮 故郷指す旅人の木にせまき温室 ゆん ※ねこ評:温室内で堂々と聳え立つタビビトノキ。故郷マダガスカルを恋うている巨木にはこの温室は狭すぎる。いや、この日本は狭すぎる。異国の植物を育てる者の胸に潜む哀惜の情みたいなものが滲みます。流石の一句💮御参考までに同じ方向性の句と歌を拙作から。 待宵に馬達加斯加の風匂ふ 猫凡 地の裏の故郷恋しや荒地花笠 爪立ち覗くも願い叶わず 猫凡 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は‥ 氷中にあかり灯すや寒椿 👩🏻「辛い時に心がホッとするようなものがある時の気持ちを思い出しました。それに、私も誰かの心をホッとさせるような人になりたいです」 皆さんの作品から妻が選ぶ💁🏻‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞も二句👏👏 夕暮れの山を見下ろす懸け大根 ゆん 👩🏻寒い時期の大根の作業でしょうか。ひと段落終えたらもう夕暮れ。冷え込む美しい山の景色、働く人々の苦労と歓びを思いました✨ 検針票子の独立を冬に知る そらもよう 👩🏻独立されたのは春かなと想像しました。慌ただしく毎日が過ぎてある冬の日、ふと切なさが・・・ドラマのワンシーンのように印象に残りました✨ 今後もGS句会をどうぞよろしく<(_ _)>
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275
ねこたんぽ
一昨日の今年最後のGS句会、楽しんでいただけたでしょうか?今回の😻ねこ賞候補は以下の通りです(敬称略)。 鳥黙る時森は松葉を降らす 種 地下道の白杖の音雪の朝 Thymus ただひとりたれを待つやらさうびの実 そらもよう 水仙の家なき庭に生えており ゆん 実南天色づく庭の静寂かな ケイト 落葉焼く芋の香りにぼこの笑み 白南天 こみかんの甘さ知れりか特攻隊 香瑞 祇王寺のひたに積もれる紅葉かな リシア 暁の列車の鼓動臥して聴く harukaze 線香の火が付き上に冬サクラ ジェキル すわ雀追えば木の葉の翻り risho 真っ白の大地にぽつん残り鷺 みなちゃん 人の波戻りて山茶花こぼれゆく たぼ女 茶の花や母と歩いた道に咲く あおぞら 😻ねこ賞はharukazeさん👏👏👏 裏ミセス賞とのダブル受賞です🍾 暁の列車の鼓動臥して聴く ※ねこ評:脊椎圧迫骨折の痛みで熟睡出来ず、始発列車のレール音で目が覚めてしまう。そんな背景を知らないと、様々な想像が掻き立てられますが、「臥す」という言葉の選択で病の床にあることが巧みに示唆されています。そして何といっても「鼓動」という単語!列車のガタンゴトンというカ行の音と鼓動という言葉の響きが絶妙に調和していますね。夜明けの静寂に遠く響く列車の鼓動をまんじりともせず聴いている。音声付きの絵画のような句です💮 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は‥ 憎しみを捨てたか白き曼珠沙華 👩🏻妻の感想「浄い!イザヤ1:18を思い出します。自分のうちにある悪い感情を捨て去りたいと励まされました」 皆さんの作品から妻が選ぶ💁🏻‍♀️裏ミセス賞は次の三作。 こみかんの甘さ知れりか特攻隊 香瑞 👩🏻妻の感想「痛みと切なさが突き上げてきました。裏ミセス賞グランプリです🥇」 水仙の家なき庭に生えており ゆん 👩🏻妻の感想「廃屋に出会った時のキュンとする感覚を思い出しました」 暁の列車の鼓動臥して聴く harukaze 👩🏻妻の感想「自分の部屋なのか、夜行列車の寝台の上なのか?どちらを想像してもなんだか懐かしい気持ちになりました」 来年もGS句会をどうぞよろしく<(_ _)>
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255
ねこたんぽ
一昨日は《GS句会》に御参加、お立ち寄り下さりまことにありがとうございました。昨日私は所用で東京を徘徊しておりましたので、御礼が遅くなりましたことをお詫びいたします<(_ _)> さて今回も素晴らしい作品が多數寄せられました。ねこ賞候補作は以下の通りです(敬称略)。 風一陣木の葉駆け出すいっせいに risho 立冬やしじまに潜む四十雀 みなちゃん 葉は落ちて枝はしなりし山の柿 たぼ女(たーぼー*) 故郷の山裾温し柿落葉 いざよい 一輛の電車消えゆくまでの秋 白兎(白うさぎ) 見晴るかす皇帝ダリア父の嘘 ゆん 大縄を千回まわす大夕焼け ゆん 川沿いの遊歩道へと小春風 メイ 玉響に別つ面影曼珠沙華 未完(げじげじまゆげ) 野紺菊世界の片隅我と在り そらもよう 雨降らばその香深める菊花かな Thymus 山の影追い越し行くや秋の夕 白南天 風呼んで木々ざわめけり鳥の聲 種(たねちゃん) 子規庵の見上げる糸瓜ぬちぐすい 香瑞(おきょう) 舞い降りて透ける梧桐は種抱え果てしない旅人の世もまた ムー さあ、栄えある⁈ねこ賞は‥‥ rishoさんです💮👏🎉 風一陣木の葉駆け出すいっせいに ※ねこ評:句意は明瞭、難しい言葉や難解な部分は全くありません。読む人全てにたちどころに風と木の葉の音、降り注ぐ光、風の肌感覚が呼び覚まされるのです。難しい言葉を使えば良いというものではない。感動の深さがそのまま伝わることが最も大切であることを教えてくれる素晴らしい句で、皆さんからの人気も抜群なのも頷けます。 ちなみにこの句は🙆‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞とダブル受賞です☺️ 今回🙆‍♀️裏ミセス賞は、 一輛の電車消えゆくまでの秋 白兎 玉響に別つ面影曼珠沙華 未完 風呼んで木々ざわめけり鳥の聲 種 の三句も同時受賞です💮 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は二作٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ ° 処暑処暑と鳴きつ熊蝉力尽く 嘘吐きの馬鹿のと言われ草茄子泥に塗れず凛として咲く
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ねこたんぽ
昨日は《GS句会》に御参加また御閲覧ありがとうございました<(_ _)> 今回の😽ねこ賞候補作は次の通りです(敬称略)。 薄明に鶺鴒飛べりちちと鳴き 種 トラックが抜ければ風のねこじゃらし 種 パレットの上で鴇色浅緋か 絵筆が惑う自然の彩よ みなちゃん くび撫でるサロン帰りの花野風 ゆん 陽の中に羽ばたき消えて秋の蝶 べにしし 秋の日や小さき草の影も濃く べにしし 杜鵑草職を退く日の青い空 いざよい 秋麗スズメ水浴び水たまり そらもよう 振り返り友と仰いだ桃色の東の空に鳥群れ立ちぬ ムー 鯖雲のシアンの眼煌めけり 香瑞 金色の田に雲の影走る秋 白南天 ビル街の空埋めつくす鰯雲 Thymus 山化粧雲も我もと水鏡 ケロ女 葉隠れの君は白さに秋染まず 琥珀 幾つもの顔ありて一枝の萩 たぼ女 松茸は仲間はずれのきのこ飯 risho 銀杏の弾く音止みレンジ開く昔も今も呑兵衛の友 げじげじまゆげ 秋風や舞う葉の調べ空碧し乙女心もひらりゆらりと 数楽 地味も照葉舞い お顔 今張り手 もみじ うりあんず(回文) 😽ねこ賞は‥みなちゃんさんでーすっ❣️ パレットの上で鴇色浅緋か 絵筆が惑う自然の彩よ ※ねこ評:自然界の美に驚嘆し、写真を撮るにつけ妻といつも話し合うのですが、人の目って本当に凄いです。色も光もやっぱり見たままに勝るものなし。この色をどう表現しようか?鴇色(ときいろ)、それとも浅緋(あさあけ)か?自然の美は写真でも絵でもましてや言葉でも表現し尽くせないものですね。素晴らしい自然讃歌をありがとうございます😊ちなみにこの歌は妻の選ぶ💁🏻‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞とのダブル受賞となりました〜💮 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞はこれでした٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ にいにいや恥じらひ真夏告げにけり
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ねこたんぽ
昨日は《GS句会》御参加、閲覧ありがとうございました。台風は無事やり過ごされたでしょうか?これからの方、ご注意下さい。 今日は汀女忌。中村汀女を偲ぶ日です。 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し 父若く我いとけなく曼珠沙華 あち向いてどの子も帰る曼珠沙華 投網首にかけて人来る彼岸花 優しい情感が彼女ならではの味わいだと思います。 さて、今回の😻ねこ賞😻候補作は以下の通り(敬称略)。 君覗く横顔見つめ月のティコ ゆん 星月夜彼の使ひし双眼鏡 Thymus 海の香や夜明くる前の駅しづか 種 風歩む稲穂沈みて戻りゆく risho 失はむ庭の秋草籠盛りに リシア 透きとおり空を見遥かるこう草 琥珀 秋の雷下校の子供わらわらと みなちゃん 蟷螂に一挙一動捉えられ たぼ女 友去りし白露の風に明けの黙 白南天 白粉に紅淡く差し桔梗花 そらもよう この中から栄えある?😻ねこ賞😻に選ばれたのは‥Thymusさんで〜す㊗️🎉👏 星月夜彼の使ひし双眼鏡 ※ねこ評:どこにも難しい言葉はなく、素直にさらりと詠まれていますが、何と美しく詩的なのでしょう!懐かしさ、哀しみ、温かさ、それらが淡くブレンドされて漂うように感じられるのはやはり「星月夜」という言葉の力でしょうか。素敵で、忘れ難い一句です✨ ああ、この句は妻の選ぶ💁🏻‍♀️裏ミセスねこたんぽ賞🙆‍♀️とのダブル受賞です💮 Thymusさん、ありがとうございました😊 さらに、今回は《特別賞》も一句! ねこたんぽつい食べた一本タコね うりあんず ※ねこ評:回文で俳句、しかもねこたんぽ入り、こりゃ参りました🤣うりあんずさん、ありがとうございました❣️ 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞🙆‍♀️は、 渇く者よ此処で飲め山法師花  ※妻評:「黙示録22:17の美しい言葉を思い出したわ。勿論それを踏まえての句よね。山法師の花って雨上がりには水盤みたいになって、蜂が水を飲みに来たりする。虫たちがそうやって養われてるって凄いと思うの✨」 姥百合を指して弾ける山ガール ※妻評:「これは怪作、いえ快作ね!ピチピチした山ガールでもいいけれど、私は山ガールスタイルの中高年女性を想像しちゃった。それもちょっと諧謔味があるじゃない?どっちにせよ絵が浮かんで来る楽しい句ね♡」 GS句会は能う限り続けてゆきます。今後もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
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227
ねこたんぽ
昨日は《GS句会》御参加、閲覧ありがとうございました😊私の『夏の季語9🍍』をご覧頂けなかった方が多かったのは悲しかったですが、皆さんの素晴らしい作品のおかげで心豊かな時間となりました彡:>)8┓︎ 今回😻ねこ賞😻にノミネートされたのは以下の作品です(敬称略)。 砂丘越えしじまに裸足歩く朝 ゆん 枝豆やいつの間にやら鞘の山 Thymus 紙鷹の守りし畑の丸西瓜 白兎(白うさぎ) それぞれの願い一振りスイカ割り のりよ 棒の足引き摺る帰り大夕焼け 白南天 色褪せたアルバムの文字敗戦 いつの間に祖母書き換える終戦と みなちゃん しがみつく手に力あり蝉の殻 種(たねちゃん) 空蝉や魂宿し蔓の先 香瑞(おきょう) 野吾桐と会う道昔を懐かしむ あおぞら 木耳や生の巡りに吾も在り そらもよう よく笑う若き看護師鳳仙花 べにしし 襟一つ外してよりの秋の風 べにしし 炎天下団栗青く膨る様  宝石の如輝きおりて ムー 先にゆく背中を追って百日紅 たぼ女(たーぼー*) み神楽の祈りの鈴か百日紅 ケロ女(ミーシー) 網戸にも濃く影の葉の育ちおり risho さあ😻ねこ賞😻に選ばれたのは‥そらもようさんでーすヾ(´ー`)ノ。・:*:🎉 木耳や生の巡りに吾も在り ※ねこ流解釈:思い入れある古木が枯れかかっている。寂しさ、切なさ、虚しさ。ふと見ればその幹にキクラゲが。生命は無駄に滅びゆくのではないのだ。宇宙の全ては他の何者かのために知らず貢献しているのだろう。吾もまたそうであろうし、そうでありたいと願う。 拙句から妻が選ぶ🙆‍♀️ミセスねこたんぽ賞💁🏻‍♀️は、 頬伝ふ涙驟雨に紛れさせ 陰鬱な日こそ唄うや雨蛙 の二句でした(๑´▿︎`๑)♫︎*.;′°♪︎✧︎ 👩🏻「普段明るく元気な人にも秘めた涙がある。 それでも辛い時こそ歌おう、笑おう、という励ましを感じたの( ◜︎◡︎◝︎ )」
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ねこたんぽ
昨日の《GS句会》御投句、閲覧ありがとうございました😊今回の😻ねこ賞😽候補作は次の通り(敬称略)。 祭り消え広場は草の繁るまま 白南天 幾千の屍さらす土手みみず 香瑞 白花は意固地ならずや右の青 左のあをにも染まず聳ゆる お馬のけーこ 青田にて草採る人の鼻めがね べにしし はや巣立ち夏の燕の多重奏 ゆん 思い出を語り尽くしけり心太 白兎 ちさき花撮る背をつかむ真夏の陽 risho 戻り梅雨風鈴閑をもて余し げじげじまゆげ 初夏の水細き魚の五六匹 種 烏瓜枯葉掴みて闇を待つ 持つ実の青し川風の吹く ムー ガラス越しまたねと振る手桔梗花 そらもよう 梅雨明けて二ヶ月分の髪を切る たぼ女 雄々しかれ 森の赤松 そが堅き 鱗片樹皮を成す幹も 差し渡す 太き腕(かいな)の そが枝も 風雪に耐え 生き抜けよかし そが姿 わが見上ぐとき 耐へて生きめと そがこゑの言ふがごと アカマツ賛歌 リシア この中から😻ねこ賞😽に輝いたのは、リシアことパトリシアさんの「アカマツ賛歌」です ☆︎(゚∇゚︎ノノ"☆︎(゚∇゚︎ノノ"☆︎💮 ※ねこ評:荒れ地に真っ先に根を下ろし、耐え抜いて生長する赤松は、他の植物が生育できる環境へとその場所を作り替えさえする。そういう植物であることを踏まえた詩でしょう。赤松は黒松を男松とするのに対して女松と言われますが、パトリシアさんはそういう固定観念を正しく打ち破って下さいました。柔らかい印象の裏に強靭さを秘めた赤松。我々もそうありたいものです。素晴らしい詩をありがとうございます! 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は、 なぜ在ると罵るなかれ蠅なりの 花火消ゆ光と響まだそこに の二句でしたヾ(*´∀`*)ノ ワーイ♡
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219
ねこたんぽ
昨日は《GS句会》に集って下さりありがとうございました😊今回の「ねこ賞」候補は次の通り(敬称略)。 痩身のはためく赤き芥子の花 香瑞 いにしえの闇を守りて蜘蛛の糸 白兎 ときになりたや 芍薬牡丹 日陰木影に 生の花  お馬のけーこ 薔薇の庭パンと日差しを一皿に べにしし 青もみじ重なり合ひて深みどり リシア 網の上ひとつ汐吹き焼栄螺 ゆん 卵抱く鳩を抱きて青楓 たぼ女 はね髪と格闘今朝の雪の下 そらもよう 目を閉じて花の香たどる初夏の道 risho 寄り道の子らの指染む桑苺 碧 振り向けば野花に四方囲まれて 白南天 春泥にまみれ白犬帰り来る 種 😻ねこ賞👍は‥┏( ^o^)┓ドコドコドコドコ ゆんさんで〜す👏👏👏 網の上ひとつ汐吹き焼栄螺 ※ねこ評:一読、加藤楸邨の「鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる」を思い出しました。端的に言えば諧謔味、ということになるでしょうけれど、生き物を食う、ということ、日々の営みであり、綺麗事ではないのですが、それでもそこには一種の憐れみ、胸の微かな疼きが伴うのではないでしょうか。炭火の上で焼かれて最後の潮を吹くサザエ、その香りやジューッという音に食欲をそそられつつ、幾ばくかの憐れみを感じる。情景描写のみで複雑な情感を見事に表した素晴らしい一句だと思います💮 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は二句‥✧︎*。٩(ˊωˋ*)و✧︎*。 鳥去りし無聊を知るや初蛙 ※作者ノート:冬の鳥たちが北へ帰り寂しくなる頃、カエルたちの合唱が慰めてくれます。カエルたちがおとなしくなる頃には蝉が、そして秋の虫たち。創造主のさりげなく深い配慮を感じるのです。 彼の墓優しく包め花の雨 ※作者ノート:妻が長年慈しんだニコの墓。いろんな植物を植えました。そばには通りの桜や桃も。花々を優しく散らす温かな春雨が少しでも哀しみを癒してくれますように。註)ニコはメスだったのですが、元気いっぱいで、ボーイッシュな服が似合ったので、少年のような印象が強く、知らず「彼」としてしまっていました(^^;;
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ねこたんぽ
昨日は《GS句会》ありがとうございました<(_ _)> 今回も素敵な作品が多数寄せられ嬉しい限りです♪ 僭越ながら私が選んだ秀作は次の通り(敬称略)。 ただ一人行く道暮れてシャガの花 碧 山桜山肌淡く所在知る たぼ女 春暁やいま大地の色移りゆく エナメルの靴に映りし今朝の花 べにしし 南天の滝見上げれば芽吹山 春風 共に歩き描けそれなりの色の花 あおぞら 菜の花の途切れる先で日が沈み 白南天 花美わし伊勢の荒宮春詣でかつおぎ撫でる桜花麗し ケロリン式部 ポケットに春詰め込んで駆ける夜 ゆん 広瀬川ひらひらひらり花筏 数楽 紋々の隣人育てしチューリップ 白兎 山笑ふ葦の浮き島水の庭 香瑞 😻ねこ賞😻は‥べにししさん(*゚▽゚︎ノノ゙☆︎パチパチ 春暁やいま大地の色移りゆく エナメルの靴に映りし今朝の花 ※ねこ評:第一句は地球を感じるスケールの大きな作、春の曙、刻々と移り変わる空の色を移すかのように大地の色が変化してゆく。一転、第二句は足元の小さな感動を見逃さない。春の浮き立つ気分を「エナメルの靴」の一言で示し、そこに桜(チューリップなどでも良かろう)が映り込んでいることで、靴が磨き上げられたもの或いはおろしたてであることが示される。手練れの作だが、技巧に走った嫌味は全くなく、幸福感に満ちた春の句となっている。 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞💁🏻‍♀️は‥ 花開き鳥鳴き蟲は穴を出づ 凡なることは奇跡なりけり でした✧︎*。٩(ˊωˋ*)و✧︎*。
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243
ねこたんぽ
昨日は《GS句会》に沢山の作品をお寄せ下さりありがとうございました<(_ _)> 今回😻ねこ賞😻候補にノミネートされたのは以下の作品です(敬称略)。 鱒寿司のとろける甘さ円居照る ゆん 霜夜には胎児となりて眠りつく 種 包まれる月光放つ福寿草 香瑞 梅林に紛れて消えし姉の影 パトリシア 伯母泣かす解纜の音蝶別れ 白兎 河上がる艀見送る寒落暉 ムー 大空をひび割る如き冬木かな べにしし 幹折れし古木の夢や臥龍梅 碧 言の葉がすべてじゃないと薺の実 たぼ女 霧深い朝の畑を吾子と行く聞きたいことば次々呑んで ポンピ この中から栄えある?😻ねこ賞😻に輝いたのは‥種ことたねちゃんさんの句です💮 霜夜には胎児となりて眠りつく ※ねこ評:なんと言っても「胎児となりて」が抜群です。「胎児のように」では句になりません。「となりて」によって、寝姿だけでないものが醸し出されるのです。憂世の辛さ哀しさをせめてこのひと時だけは忘れ、無垢な胎児のように安らかに眠ろう、そんな思いが伝わってくるのです✨ 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は、 裸木の見得にきこゆる風のツケ 柚子胡椒いいや辛子だおでん食う の二句でした✧︎*。٩(ˊωˋ*)و✧︎*。
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ねこたんぽ
昨日は今年初の《GS句会》に多数の御参加ありがとうございました<(_ _)> ねこ賞にノミネートされたのは以下の10作(敬称略) 亡母を憶う不香の花と寄り添えば Thymus 切れ凧や梢で憩ふ五つ六つ 香瑞 鳶回る大きく回る淑気満つ ゆん アルバムも単色並ぶ冬の園 風の駅 何故と問うあの日の朝に寒の梅 そらもよう どうしても出口をさがすトンネルの今日一日を生きればいいのに ポンピ 悴める手を包む手も悴めり べにしし 風化した洗濯バサミ砕け割れ土に還らぬ粉を見送る たぼ女 文旦や熟しゆく夜の文机 碧 雪やみて樹々同じ花咲かせおり risho この中から蝦蟇の如く脂汗たら〜りで私が選んだ😻ねこ賞😻は‥碧山さんです *'∇︎')/゚・:*【祝】*:・゚\('∇︎'*) 🍊文旦や熟しゆく夜の文机🍊 ※ねこ評:文旦はザボンに近い大型の柑橘。収穫後に追熟させることで甘みが増すそうです。冬の長い夜、そんな文旦を眺めながら、懐かしい人に文を書く。熟すのは文旦か、夜の深まりか、それとも人の想いか。文旦の色と相まって昔の電球色のような温かみが醸し出される素敵な一句だと思います✨ 拙作から妻が選ぶ💁🏻‍♀️ミセスねこたんぽ賞は、 冬の木の血潮秘めたる閑けさよ に決定しました✧︎*。٩(ˊωˋ*)و✧︎*。
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