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海浜植物の一覧

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のんちゃん
1ヶ月 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち(海浜植物) を見てきました。 ケカモノハシ 毛鴨の嘴 イネ科カモノハシ属の多年草 在来種 北海道〜九州に分布 海岸砂地に生える コウボウムギともコウボウシバとも  様子の違うコが生えてました。 数はとても少なかった気がします。 あなたはだぁれ? お名前調べてみてわかりました。 海浜植物のお仲間でした。 まず 面白いお名前から。 由来は、 花穂を カモ(鴨)の嘴に見立てたのだそう。穂は一本にしか見えないですよね。でも  じつは二本が密着していて  二本に分けてみたら 鳥の嘴のようなんですって。 あ~ 知っていたら  二本に分けてみたんだけどなー 残念。 同属お仲間に  カモノハシってコがいます。カモノハシは毛が無く、こちらは葉っぱも茎も花穂も小穂も 毛が多いので  このお名前がつけられたそう。 いひひ お名前にどうぶつが入ってるので、★ どうぶつシリーズ に追加! 茎の下部は砂中を長く横走し、節から堅い丈夫な根を出し、上部は分枝する。 茎は高さ25〜80cm 写真のこのコは 25cmもなかったな~ おチビちゃんでした 葉っぱは 幅 6〜10mm。昨日、一昨日投稿した コウボウムギやコウボウシバの葉っぱと比べると  幅広く 厚みがあるなぁって感じました。 茎先の花序は長さ6~12cm 両性花で雌性先熟です。 お花の時期は 真夏、7月〜8月だそうてすが、ラッキー!1か月早く咲き始めているコに出会えました。 この写真は雌性期です。白く ちょろっと出ているのは雌蕊です。 ググーンと拡大してみると ブラシみたいな形でおもしろーい。 このあと雄性期には  茶色っぽい雄蕊の葯を出し雄花を咲かせるそうです。 花後、痩果が熟すと、長い毛の多い小穂は開出した状態になり  穂は フサフサした感じになり、ばらばらになって落ちます。 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月以上 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち(海浜植物) を見てきました。 コウボウシバ 弘法芝 カヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草 在来種 日本全土の海岸砂地に分布 昨日投稿した  コウボウムギと似たお名前ですね。 さてさて、どんな由来なの? 同じ砂地に生息するスゲ属のお仲間、コウボウムギより 穂が小さいので このお名前がついたのだそう。 うむっ? 芝って小さいって意味なの? 芝(シバ)は、イネ科の多年草で「しばふ」になる植物の名称。 もう一つの 柴(しば)は、山野に生える背の低い小さな 雑木、雑草のことで、コレといった固有の名称ではなくって『小さい』と言う意味を含んているのだと  わかりました。 へー!そーなんだー! 砂の中では  長い根茎が横に走り、節から地上茎を出します。ギューギューに密集せず 群生します。 葉っぱは  コウボウムギよりも少し細く  全体的に華奢な印象です。 コウボウムギは、雌株と雄株がありますが、 こちらコウボウシバは  雌雄同株 の 雌雄異花 花茎は高さ10-30cm 1つの株の上の方に雄小穂、下の方に雌小穂をつけます。 1枚目の写真は、上部の雄小穂(花後の花殻、白っぽい薄茶色)と下部の雌小穂(果実)が 写ってます。 ココ湘南では  3月〜4月頃がお花の時期。私が訪れたのは6月なので すっかり果実期でした。 雌小穂は  2つ〜3つ出ます。こんな感じで仲良く  くっついて成熟していきます。 ニコイチ♡ こうして見ると大きく感じるけど 長さは3cmくらい。(1.5〜3) 完熟すると  痩果を包んだ果胞が  こぼれ落ちます。コルク質で水に浮きやすい造りの果胞は6〜8mm。 根茎が伸びて繁殖しますが、こぼれた果胞も  海へ旅立ち どこかの浜で新たな命が芽生えます。=海流散布 ★ 海を旅する種子 コウボウムギ  &  コウボウシバ 花びらの無いお花を咲かせる  地味な植物ですが 海浜植物の代表選手!  浜の砂が  風で飛ばされたり 波にさらわれるのを  しっかり守ってくれています。 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月以上 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち(海浜植物) を見てきました。 コウボウムギ 弘法麦 別名 フデクサ 筆草 カヤツリグサ科スゲ属の多年草 在来種 北海道(西南部)〜九州に分布 寝そべって コウボウムギ越しに眺める  江の島 いいわぁ~ 砂の中で  剛強で太くて長い根茎を伸ばし 所々から砂の上に茎葉を出しているので  ちょっと間を開けた感じの群落になる。 そのため、雄花序が咲いている一帯は雄花序ばっかり、雌花序が咲いているところは雌花序ばっかり、となるそう。 この写真は雌株の群れですね ⬅  雄株雄花序 ➡  雌株雌花序 雌雄どちらも  花茎は 高さ10〜20cm。 円柱状の花序で、 雄花序は長さ3〜6cm、幅1〜1.5cm 雌花序は長さ4〜6cm、幅2.5cm 雄花序の方が  スリムで、 雌花序はふっくらってことね。 この写真は6月。お花の時期は終わってます。 雄花は花粉を出し終え、 雌花は果実が育ち中のようなので  お花の時期よりも更にふっくらしてます 秋に完熟すると  茶褐色になり 果胞がこぼれ落ちます。ぷっくりの先っちょに尖った嘴があり1cm位。その中に痩果が入ってて 水に浮きやすい構造の 果胞に包まれたまま  波に乗って 海を旅します。=海流散布 ★ 海を旅する種子 秋冬に  また  来たら今度は果胞を探し拾ってみようかな! 春、お花の頃には  雄花は  黄色の葯を出すので  群れ全体が黄色っぽい黄緑色に見え 雌花は  白い花柱を出すので  群れ全体が  白っぽい黄緑色に見えるようです。 (まれに同株や一つの穂に両方の花が出ることがある) 葉っぱは、細長く  ゆる巻きカール。 砂に映った影で ゆる巻きカールって、わかるかなぁ 冬になると  地上の葉っぱは枯れ  薄茶色のカサカサになりますが、砂の中では根茎が生きてます 気になるお名前。 弘法って? かつて茎の基部の繊維が筆を作るのに使われていました。 弘法大師(空海)様は  達筆で多くの書を残している事から 昔の人は筆と言えば弘法様と、結びついたようです。別名は筆草。 イネ科のムギじゃなくてカヤツリグサ属なんだけど、麦の穂に似てる事から付けられたのだそう。  撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月 以上経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ハマニガナ 浜苦菜 キク科ニガナ属の多年草 日本全土の海岸の砂地に生える 花期が  春4月〜秋10月と長いと 知り このコにはたくさん会えるだろうなぁと期待して訪れましたが、あれれ?? 想像よりも花数が少く 探し回りました。 後から知ったのですが  … パーっと一斉に開花するのではなく  長い花期の間 ポツリポツリと咲くのだそう。(真夏の間はお休みするみたい) そして、保護活動のおかげで  最近少ーし増えつつあるけど ココ 神奈川県では  絶滅危惧 II 類。 なるほどね~  納得ガッテン それなら、こうして出会えてラッキーだったんですね。保護活動なさってる方々に感謝です。 お花の大きさは 2〜3cmで  オオジシバリなどに良く似てますね。 でも 葉っぱはぜんぜん違うんです。 地下茎を長く伸ばして増え ちょっと離れて別の株があるように見えても   地下で繋がっていたりするのだそう。 葉っぱは厚く、長い柄があり  3〜5cm位の大きさ。掌状に 3〜5裂し、形の変化が多い。ちょっとユニークでかわいい形ですね。 果実は紡錘形の痩果(5〜7mm)で同じくらいの長さの冠毛がつくそうです。やはりキク科ですね!そこまでは  予習していたので  ぜひふわふわさんに会いたいと思い  探しましたが  私が見ている範囲では  見つけられませんでした。 後で、知ったのですが…   普通  冠毛を持ってるコたちは  風に吹かれ  遠くへ飛んで行くのですが、  ハマニガナの冠毛は 果実から 落ちやすく 風による種子散布をあまり期待しないようなんです。 じゃーどーするの? 長さ5~7㎜の痩果は 軽くて  長い期間水に浮くのだそう。 風散布より海流散布がメインになるんですね~おもしろーい ★ 海を旅する種子 追記 私のお目々は節穴でしたー かしさんが一枚目の右側に ホワホワの冠毛見つけてくださいました! ありがとうございます。 ヽ(=´▽`=)ノ 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 ハマエンドウ 浜豌豆 マメ科レンリソウ属の多年草 日本全土の海岸の砂地に生える この辺りでは 4月〜5月頃がお花の季節なのだそう。 私が  訪れたのは  6月なので  あまり期待してなかったのですが… wow!!!マジ?!やった~ まだ ちょっと  咲いてましたよ! 茎は地をはって  1mくらい伸びていきます。 お花の形、葉っぱや まきヒゲの様子は、マメ科っぽいですね。 2cm位のお花は  総状花序に3〜6個つき、長さ2.5〜3cm。咲きはじめは 赤紫色、次第に青紫色に変わるのだそう。何日位咲き続け何日くらいかけて変化しているくのか?知りたくなっちゃいます。 お花を見っけた周辺を ちょっと探してみたら… あった! 豆果は 5〜6 cm。 完熟すると  サヤが裂けて種子がこぼれます。硬く丈夫なうえ軽いので 波に乗って海を旅します。=海流散布  ★ 海を旅する種子 お名前の由来は 海岸に生え、エンドウに似ているのでこのお名前がつけられたそう。でも  エンドウ(エンドウ属)の仲間じゃなく、スイートピー(レンリソウ属)のお仲間なのだそう。 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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のんちゃん
1ヶ月 経っちゃっいました。 6月初旬  湘南へ  辻堂〜茅ヶ崎辺りで  砂草たち 『 ハマ○○○ 』(海浜植物) を見てきました。 問題です これ   何ーんだ  ? 答え 私  こうして  果実見たの初めてかも。 ぱっと見、何だろ?って考えちゃった。葉っぱを見ればわかったんですけどね~ ハマヒルガオの若果実です。 果実は蒴果で萼片と苞とに包まれ、赤紫色を帯びています。 この写真は  まだ若い果実のようです。 完熟しても直ぐに裂け開くのではなく 黒い種子を4つほど  包んだまま   空洞 に含んだ空気でプカプカ浮かんで波に乗って海を旅します。=海流散布  ★ 海を旅する種子 1つ目と2つ目と3つ目 ハマヒルガオ 浜昼顔 ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性多年草 日本全土の海岸の砂地に生える 2021年1月 元々この浜にたくさん生えていた海浜植物たちが減ってしまっているのを  復活させようと奮闘していらっしゃる方に出会い、  ハマヒルガオの茎を植えているのだと教わりました。 お花の時期にぜひ見てみたいと思ってました。 ようやく来ましたよ! 砂の中に地下茎を長く伸ばしてふえる。茎は砂の上を這い、何かあれば巻きつき広がる。こうして浜の砂が飛散したり  流されるのを守ってくれてるのですね。(浜の砂草たちの大切な役目) 葉っぱは厚くて光沢がある丸っこいハート。お花は直径4〜5cmくらい 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸 4つ目と5つ目 ハマダイコン 浜大根 アブラナ科ダイコン属の多年草 今年の春  葛西臨海公園の浜へ ハマダイコンを見に行きました。 この浜でもたくさん咲いていたようです。少しだけお花が残ってました。 5つ目 ハマダイコンの果実。 これはそろそろ完熟かなぁ? マメ科のお豆サヤに似てるけど お豆サヤが裂けて種子を出すのとは違うようです。 小さな種子は  コルク質の果皮に包まれてて  くびれの節ごとに  バラバラに なり地面に落っこちます。親株の傍で増えたり 風に吹かれ少し離れたところで増えたり、   波に乗って 海を旅します。=海流散布 ★ 海を旅する種子 撮影 2024  6/8 辻堂〜茅ヶ崎辺りの海岸
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