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阿南田零
バルボフィラム ロビーの亜種 サイアメンセ(シアメンセ)とパラワネンセを交配したヤツの実が熟して弾けてたので種蒔きをした。 先日、ムカデランに水をやったとき、こちらにも実が出来ていたのに気が付いた(しかももう熟して割れていた)のでついでにこれも蒔いてみた。 1枚目:シアメンセに実った果実。父はパラワネンセ。 2枚目:ムカデランの実。10年以上毎年咲いてるけど、実が出来たのは初めて見た。 3,4枚目:無菌播種の瓶。培地は微粉ハイポネックス基本培地+バナナ。殺菌は基本的にキッチンハイター頼み。前回、キンリョウヘンで上手く行ったので2匹目のドジョウ狙い(^_^;) ムカデランはともかく、バルボの方は1瓶くらい生き残ってくれるといいんだけど。 5枚目:サイアメンセは実がついてたせいか、昨年は新芽が1本も出なかったが、ナゼかすでに花芽が2つも上がっている。
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阿南田零
いつも載せてる黄色いのとは別株の バルボフィラム コロリフェラム Bulbophyllum corollifelum J.J.Smith (1917) 普通、コロリフェラムとして売られてるのは圧倒的にこっちの色。黄色い方はウチのもCirrhopetalum sp.だったし、あとはBulb. sp.だったりとか別のバルボの名が付けられてることの方が多い。AOSなんてBulb. auratum名で受賞させちゃってたりするしね。 この株はウチに来て初めての開花。元々がすごく小さい株だったことや、途中で死にかけたこととかもあって7年くらいかかった。 昨シーズンも花芽は出たんだけど、伸びてこないまま12月頃にシケた。今シーズンに至っては花芽が出たのが12月に入ってからだったし、年末まで動きもなかったので、てっきりシケるもんだと思ってたら年の瀬から急に動き出しての開花。 なもんで、いろんな意味で『やっと』咲いたって感じ。来シーズンはもうちょっとしっかりした感じで咲いてくれると嬉しいな。
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阿南田零
バルボフィラム ウェベリ(バウコエンセ タイプ) Bulbophyllum weberi Ames (1912) フィリピン原産 12/23に載せたヤツの分け株。あっちも残り2本がちょうど咲いてる。元々同じ株なのに今年はこっちの花の方が大きい。こちらは鉢植えで夏の間腰水の水たっぷりだったからか?(あっちは樹皮付けで夏場にちょっと水を切らして秋にバルブが皺ってた) 年を越えて咲いたのは初めて。と言っても咲くようになってまだ3シーズン目だけど。
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阿南田零
キバナクシノハラン3本目。 11月中旬にほぼ同時に咲いた1本目、2本目から遅れること約1ヶ月。前2本が咲いたとき、既に3本目も花芽が伸び始めてたので、追いかけてすぐ咲くだろうと思ってたけど、意外に間隔が空いた。でも、変にいじけずに咲いて良かった。 バルボフィラム レツシウスカラム(台湾産) (和名:キバナクシノハラン) Bulbophyllum retusiusculum Rchb. f. 1869
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阿南田零
11月の下旬から咲き始めたんだけど、最初の花はもう萎れ始めてる。 昨年までバルボフィラム ロスチャイルディアナム(Bulbophyllum rothschildianum)として載せてたヤツ。昨年、別株(新参)を迎えたら、元々居たこちら(古参)と新参で、花の大きさや各パーツの形態などが、個体差で済ますにはあまりにも違う。『ホントに同種?』と思って調べ直してみると、どうもこの古参ロスチャイルディアナムは本物のロスチャイルディアナムではなくて、 バルボフィラム ウィンドボナ Bulbophyllum Vindobona, W.Vöth 1975年登録 Bulbophyllum rothschildianum とBulbophyllum ornatissimumの1次交配種 らしい。 ほんで、新参の方がどうも本物のロスチャイルディアナムだったみたい。残念ながら本物の方は今年は花芽がつかなかったけど。 ちなみにウィンドボナってのは、古代ローマ時代に、現在のウィーンの場所に在った都市名、かつ、ウィーンのラテン語における呼び名だそう。 また、ウィンドボナの交配者/登録者であるVöthという名はオーストリアやドイツに多い名だそうなので、きっとVöthさんがウィーン出身か在住の人で、ウィーンに因んで命名した、とかなんだろうね。 それにしても、ウィンドボナなんて全然存在すら知らなかったよ。今でもウィンドボナ(と思しきもの)はロスチャイルディアナムとして売られてるし、以前はKewのPOWOやorchidrootsでさえもウィンドボナと思われる個体がロスチャイルディアナムとして載ってたと思うんだけど、急にどこから出てきた?
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阿南田零
何か色々咲いてるんだけど追っつかない。GSも突然投稿できなくなったりするし……。 とりあえず、 バルボフィラム リラシナム/ライラキナム Bulbophyllum lilacinum Ridley (1896) イチゴジャムとシナモン(というかニッキ水というか…)の匂い。 1枚目は分け株、2年目。2枚目が本体。今年は花芽が6本出てる。 11月の15日あたりから咲き始めてる。昨年、一昨年より1ヶ月近く早い。花芽が出るのも2~3週間早かったからそのせいか?あるいは今年は花芽を確認してすぐ屋内に取り込んだからか?
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阿南田零
キバナクシノハラン/バルボフィラム レツシウスカラム(台湾産) Bulbophyllum retusiusculum Rchb. f. (1869) 10月中旬に花芽を確認してからすぐ室内に取り込んだら、昨年、一昨年より1ヶ月早く咲いた。写真は撮影のために外に持ち出して撮った。 寒さには結構強いから、今時分まで外に出しっぱなしでも株的には問題ないんだけど、日に日に寒くなっていくのに花芽がシケるか大丈夫かやきもきするよりも、さっさと咲いてさっさと休眠してもらう方がこっちの精神衛生上いいね。 あともう一つ花芽が残ってるけど、それも11月中には咲きそう。
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阿南田零
ゲソも今咲いてる。 バルボフィラム エリザベス アン 'バックルベリー' Bulbophyllum Elizabeth Ann, J.Chambers 1969年登録 個体名 'Buckleberry' (Synonym:Cirrhopetalum Elizabeth Ann 'Backlebury') 以前にも書いたことあるけど、元々の個体名は'Bucklebury'で、イギリスの地名に因んで付けられたのだと思うのだけど、属名がCirrhopetalumからBulbophyllum に変わった頃から個体名も'Buckleberry'に変わったらしい。 なので、'Bucklebury'と'Buckleberry'がシノニム(同物異名)であることはRHSも認めている。 おそらく、イギリスの地名由来の名であることを知らないアメリカ人が、Huckleberryのもじりか何かと勘違いして綴りを変えたんではないかと。 というわけで、'Buckleberry'自体は何にも由来しないし何の意味もない文字列なんだけど、無意味な文字列が何の疑問も持たれず名前として広まるアメリカや日本って……。
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阿南田零
バルボの開花ラッシュが始まってる。 これもその一つ。 1枚目、2枚目が水曜の朝、咲いた直後。3枚目、4枚目が木曜の朝。レピダムって開花から日が経つと、花が跳ね橋のようにだんだん反り上がってくるんだけど、2日目くらいが扇みたいに水平に開いてて一番きれいだと思う。 朝の光量不十分な中で撮ってるので色味が少しおかしい。実物は1枚目、3枚目のような明るいピンクに赤じゃなく、2枚目、4枚目のようにややクリーム色っぽい色で中央は梅干し色。 2年前に『十数年正体不明で育てて、初めて咲いたらレピダムだった』って載せたヤツ。どノーマルな大陸系レピダム。昨年は9月頃に花芽が出てたんだけど気がついたときにはナメられてた。 10月に載せたのも大陸系だけど、あれとは別株由来。こちらの方が花が一回り大きい。レピダムって花色も花の大きさも結構個体差があって、これだけでも色々集めたくなっちゃうんだよね。 バルボフィラム レピダム Bulbophyllum lepidum (Blume) J.J.Sm. (1905)
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阿南田零
10月中旬にちょっと気温が下がった時に浴室に入れて、そのまま入れっぱなしにしてたら昨年より約2週間早めに開花した。 バルボフィラム ブレファリステス Bulbophyllum blepharistes Rchb.f (1872) 昨年に続き2年連続の開花。 基本的には昨年と同じような管理。屋外期間はしっかり冠水、しっかり日光。 生育期間はしっかり冠水した方がバルブの太りが良いけど、自生地の様子や気候からすると、夏場の高温・強光・乾燥にも耐性があるはずなので、株分けも出来たことだし、来年は水はしっかりやりつつも、もっと日照を強めて見ようと思う。
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阿南田零
2~3日前に開花した端麗さん。こちらも今年2回目だけど、やっぱり気温の高い初夏よりも涼しくなってから咲く方が、形が端正で美しい。赤いストライプも乱れが少なくすっきりしてる。 バルボフィラム アナンダレイ Bulbophyllum annandalei Ridl. (1920) 2枚目:実は葉の下にもう一つ花芽が隠れている。
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阿南田零
10月14日にポストしたとき花芽だったのが咲いた。 一枚目:こうやって1輪だけで見るとほぼファッシネーター 二枚目:でも、実は2輪咲きの バルボフィラム ドリス デュークス Bulbophyllum Doris Dukes, B.Thoms 1996年登録 Bulbophyllum fascinatorとBulbophyllum rothschildianumの一次交配種。 交配種名(Doris Dukes)は交配者であるBill Thomsさんの奥さんの名前。Bill Thomsさんはアメリカの蘭の愛好家で、バルボの育種家として超著名な(だった)人。 パッと見はファッシネーターだけど、ファッシネーターは2輪咲きにはならないし、ドリス デュークスの上萼と花弁の飾りはファッシネーターよりロスチャイルディアナム寄り。 むちゃくちゃよく殖えるんだけど、中々咲かなかった。また来年咲いてくれるのかなぁ。
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阿南田零
そばかすの姫。今年2回目。 バルボフィラム アナンダレイ Bulbophyllum annandalei Ridl. (1920)
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阿南田零
今日も花芽シリーズ ⬆️バルボフィラム コロリフェラム Bulbophyllum corolliferum J.J.Smith (1917) クリーム色の花が咲くヤツ。同定出来ない蘭屋がBulbophyllum auratum('Other World'とか)として売ってるヤツ。でも、petalの形がauratumとは全然違うから。 ⬇️バルボフィラム エリザベス アン 'バックルベリー' Bulbophyllum Elizabeth Ann 'Buckleberry' 日照次第で花数がだいぶ変わるみたいだけど、日射しが強すぎると一気に落葉することもあるので、中々いい塩梅に調整できない。育つだけなら多少明るくても暗くてもよく育つ。 だいたいどちらも例年通り。ていうか、そろそろじゃないかな?と思って確認してみたらやっぱり出てたって感じ。
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阿南田零
花芽シリーズ この種に特徴的な、新芽と紛うがっしりした花芽。今年も3つ。幾つ咲くかな? キバナクシノハラン/バルボフィラム レツシウスカラム(台湾産) Bulbophyllum retusiusculum Rchb. f. (1869) 2020年(初花)はこの時期に咲いたけど、以降はこの時期に花芽の出芽を確認、12月下旬に開花というパターン。 今年もこのまま行けばそのパターンになりそうだけど、今年はちょっと早めに室内(浴室)に入れてみる(例年はあと2週間くらいは屋外)。 昨年、花芽が2つ途中で萎れたのを受けての措置だけど、吉と出るか凶と出るか? ホントに余談だけど、先週に続きこれも原記載はライヘンバッハだ😲
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阿南田零
普段、花芽が出た時期の様子はあんまりポストしないので、たまには。 ⬅️バルボフィラム リラシナム Bulbophyllum lilacinum Ridley (1896) 9月下旬に出てるのを確認して、そこからまだ動きはほとんど無い。まあ、ほぼ例年通り。安定の出芽。 ➡️バルボフィラム ブレファリステス Bulbophyllum blepharistes Rchb.f 1872 こちらも9月下旬から。昨年に続き2年連続。なんとなくこちらの方の好みが分かってきたかも。
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阿南田零
2年ぶり。 水曜日、咲いてるのに気がついたから慌てて撮った。 毎年コンスタントに咲くわけでもないのに、咲くときはいつもいきなり咲いてるので見落としそうになる。 バルボフィラム レピダム Bulbophyllum lepidum (Blume) J.J.Sm. (1905) レピダムと呼ばれているバルボは、ざっくりとした見た目で言えば、インドシナ半島に分布する大陸系とジャワ、スマトラ、ボルネオ/カリマンタン島などに分布する島嶼系の2タイプに分けられる(Bulb. Daisy Chainやその他の別種が誤同定で混じってる事も多々ある)んだけど、こちらはインドシナタイプ。花が小さめで下萼(Lateral Sepal)の先端が丸い。(ウチでは)島嶼系に比べ生育が遅く花も付きにくい。 まあ、これはあくまでも見た目上の話、主観の話でしかないんだけど、きちんと形態やDNAの比較をしても大陸系と島嶼系は分けられるんじゃないかという気もする。という、これも主観。 だけど、この2タイプの関係を精査しようとするなら、島嶼系とBulb. cummingii の関係も整理する必要が出てくるだろうから、それなりにややこしいだろうね。 仮に大陸系と島嶼系が別種だという話になった場合、レピダムの模式産地はジャワなので島嶼系=レピダムで、大陸系には別の学名を当てる必要が出てくるけど、現レピダムはシノニムも多いので、どんな学名にするのか、文献を精査するのも大変そうだ。 あと、Bulb. lepidumは、Bulb. flabellum-venerisと同種とするのか別種なのか、がちょいちょい議論になってて、学名の分類学的ポジションがコロコロ動くんだけど、ここ数年は、両者は同種で、有効な学名はBulb. lepidumとするという見解に落ち着いてるみたい。
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阿南田零
8月下旬に載せた“こんなツボミ見たこと無い謎バルボ”、暑すぎたのか、水をかけすぎたのか、原因は分からないけど、結局、あのツボミはそのまま大きくなれず萎れた。 その後、しばらくは別の花芽が上がって来ないかな~と思って探してたんだけど、その気配はなかった。 正体の確認は来年か~と思っていたら9月の下旬になって花芽が上がってるのに気がついた。しかも、あと数日で咲きそうに大きくなったツボミが付いた状態で。 で、咲いたのがこれ。 いやいやいや、通販やフリマサイトも含めて、日本でこれを売ってるの見たこと無いんだけど。 てか、これの学名で検索しても日本のサイト出てこない(=日本でこのバルボを育ててるとか書き込んでる人がいない)んだけど!? ウチのもBulb. spってラベルだったし、もしかしたらBulb. spとかバルボ sp. あるいはバルボフィラム不明種とかで引っ掛かるかと思ったんだけど、今のところそれでも引っ掛かってこない。 もしかしたらすごく国内流通量が少ない? ワンコインで買ったんだけど? 海外では普通に流通してるらしく、いくらでもサイトが引っ掛かるんだけどね。 バルボフィラム デリテセンス Bulbophyllum delitescens Hance (1876) アッサム州、中国中南部、中国南東部、香港、海南島、ラオス、ミャンマー、チベット、ベトナムに分布。 delitescensは中に隠れるとか潜伏するって意味らしいんだけど、どこの特徴を指してそう命名されたのか、記載が古すぎて確認できなかった😅 昨年は正体不明だったのでかなり過保護に扱ってたけど、地理的分布、垂直分布、実際の産地ともDendrobium loddigesii のそれとかなり近いので、ロディゲシーと同様の管理で行けるんじゃないかと思う。 とりあえず花が終わったら株分けします。
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阿南田零
ちょっと夜が涼しくなってきたのでまた咲き始めた。やっぱり花芽の動きが速い。さすがマスターシアナムの血。 バルボフィラム ジア ホー ゴールデン アンブレラ Bulbophyllum Jia Ho Golden Umbrella, Jia-Ho Orch. Nurs. 2013年登録
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阿南田零
7月末に続いて今期2度目。ちょっと拠れてるけどこれも咲いてた。 この拠れ方だと木曜日あたりにはもう咲いてたのかも。 バルボフィラム メラノグロッサム Bulbophyllum melanoglossum Hayata (1914) 和名:クロシタクシノハラン 中国名:紫紋捲瓣蘭 それにしても4株あるのにこの株しか咲かないなぁ。なんでだ?
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阿南田零
バルボフィラム グスドルフィー Bulbophyllum gusdorfii J.J. Sm. (1917) 今期の初花。 日曜日の夜に開いて金曜日の朝には散ってたので開花期間4日。短!でも、このバルボとしてはこれまでの最長。 昨年は8月初旬にも咲いてたけど、今年はこの1回こっきりになりそう。 っていうか、今年も花芽が1本途中で溶けたし、更には新芽まで溶けたし…。 グスドルフィーって、熱帯低地産の種だし、上手く育つか最初はすごく心配してたんだけど、最低気温12℃くらいを維持できれば、ほぼ年がら年中新芽が出てよく増えるし、匍匐茎も短くて株まとまりがいいし、湿度100%の水槽に閉じ込めても腐らない、実はかなり育てやすいバルボだった。ただ、この開花期間の短さは鑑賞向きじゃないよね~。 あと、低照度にはかなり強いみたいだけど、ちょっと木漏れ日とかに当てるとすぐ溶ける(春にも1株溶けた)。せっかく3株まで増えてたのに……。
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阿南田零
謎バルボ。 今までこんなツボミのバルボ見たことないんだけど、一体どんな花が咲くんだろ?
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阿南田零
今朝5時半、やっと開いてるときに撮れた。 一つ一つの花の開花期間が数日で、しかも夜明け頃から3時間程度しか開いてないので、なかなか花が開いてる姿が撮れないのよ。 ちなみにこれはバルボフィラム パルダロタムとして入手したもの。 パルダロタムとして市場流通するバルボには、実は数種が混じってるんだけど、大部分はこのタイプ。 他の種と区別する際の特徴は、人の舌のような、或いはサーフボードのような幅広のリップが、大きく反り返っているところ。 ただ、流通量がもっとも多いこのタイプが、ホントに本物のパルダロタムなのかというと、ちょっと疑問に思う点もいくつかある。 まず、パルダロタムは1995年に新種記載されているのだけど、その模式産地(発見された場所)がニューギニアとなっているのに対し、現在流通しているパルダロタムはフィリピン固有種とされている点。つまり、1995年に新種記載された(本物の)パルダロタムと、市場流通するフィリピン産とされるパルダロタムが果たして同じものか?という点。 また、フィリピン産とされるこのパルダロタムも、ミンダナオ島原産とかルソン島原産とか書かれていることはあるのだけど、ホントに自生しているのか客観的に確認できる資料(採集地の確実な標本、自生地が確認できる論文、自生写真、自生環境に関する記述など)が見当たらない点。つまりホントにフィリピンに自生してるの?っていう点。 まあ、こちらに関しては単にネット上で見当たらない(見つけられない)だけなのかもしれないけれど。 《追記…というか訂正 コーネル大学標本庫が運営するPhytoImagesというサイトにルソン島のパルダロタムとされる花の写真が載ってた。特徴は今回載せたウチの花と同じ。 撮影日時と具体的な地域名も付記されてるし、撮影者がCootesさんなので、ルソン島にウチのパルダロタムと同じものが自生してるというのは間違いなさそう。》 ということで、現状、この人は バルボフィラム パルダロタム Bulbophyllum pardalotum Garay, Hamer & Siegrist (1995) フィリピン固有種 ということにしておきます。 そうそう、パルダロタムの新種記載してるのが(雑で拙速な仕事の多い)Garayさんってところも眉に唾したくなるところなんだよね~。
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阿南田零
さきに載せたクワントゥンゲンセ(Bulb. kwangtungense)同様に、こちらも『中国産ムギラン』や『中国ムギラン』という名称で出回ることの多い小型バルボ。 バルボフィラム メラノグロッサム Bulbophyllum melanoglossum Hayata (1914) 和名:クロシタクシノハラン 中国名:紫紋捲瓣蘭 学名のmelanoglossumと和名の『クロシタ』は共に黒い舌の意味で、リップが黒っぽいことを意味しているが、ネット上の画像を検索すると、この写真の花のように、リップが黄色い個体の方が多いように見受けられる。咲き始めは黄色で、だんだん黒っぽくなるのかもしれないのでちょっと観察してみる(去年咲いたときは観察し忘れた)。 中国名の『紫紋』は、リップを除く花弁や萼片に入る紫のストライプに因む。 昨年咲いた花は今年より一回り小さくて、ちょっとヨれた感じだったけど、今年はノビノビ形よくすっきり咲いた。まあ、ノビノビ咲いても下萼長14mmしかない小さい花なんだけどね。 こちらも洋蘭市場より東洋蘭市場での方がよく見るけど、中国(産)ムギランだったり、台湾(産)ムギランだったり、ムギラン四倍体だったり、テキトーな名前を付けられて出回っている。 このバルボは台湾と中国福建省、海南島に分布するとされているんだけど、大部分は台湾からの記録なので、市場で流通しているものもおそらく台湾産で、後暗みの斑入り個体に『曙』だの『曙斑』、『紺覆輪』、『虹の雫』、『関白』……etc、様々な銘が付けられているけど、元は同一株(=同一個体)なんじゃないかと思ってる。 こちらもクワントゥンゲンセと同様、長生蘭、富貴蘭に準じる環境でよく育ちよく増える。
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