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阿南田零さんの小さな庭,bulbophyllum pardalotum,バルボフィラム パルダロタムの投稿画像

2023/08/20
今朝5時半、やっと開いてるときに撮れた。
一つ一つの花の開花期間が数日で、しかも夜明け頃から3時間程度しか開いてないので、なかなか花が開いてる姿が撮れないのよ。

ちなみにこれはバルボフィラム パルダロタムとして入手したもの。

パルダロタムとして市場流通するバルボには、実は数種が混じってるんだけど、大部分はこのタイプ。

他の種と区別する際の特徴は、人の舌のような、或いはサーフボードのような幅広のリップが、大きく反り返っているところ。

ただ、流通量がもっとも多いこのタイプが、ホントに本物のパルダロタムなのかというと、ちょっと疑問に思う点もいくつかある。

まず、パルダロタムは1995年に新種記載されているのだけど、その模式産地(発見された場所)がニューギニアとなっているのに対し、現在流通しているパルダロタムはフィリピン固有種とされている点。つまり、1995年に新種記載された(本物の)パルダロタムと、市場流通するフィリピン産とされるパルダロタムが果たして同じものか?という点。

また、フィリピン産とされるこのパルダロタムも、ミンダナオ島原産とかルソン島原産とか書かれていることはあるのだけど、ホントに自生しているのか客観的に確認できる資料(採集地の確実な標本、自生地が確認できる論文、自生写真、自生環境に関する記述など)が見当たらない点。つまりホントにフィリピンに自生してるの?っていう点。
まあ、こちらに関しては単にネット上で見当たらない(見つけられない)だけなのかもしれないけれど。

《追記…というか訂正 コーネル大学標本庫が運営するPhytoImagesというサイトにルソン島のパルダロタムとされる花の写真が載ってた。特徴は今回載せたウチの花と同じ。
撮影日時と具体的な地域名も付記されてるし、撮影者がCootesさんなので、ルソン島にウチのパルダロタムと同じものが自生してるというのは間違いなさそう。》

ということで、現状、この人は

バルボフィラム パルダロタム
Bulbophyllum pardalotum Garay, Hamer & Siegrist (1995)
フィリピン固有種

ということにしておきます。

そうそう、パルダロタムの新種記載してるのが(雑で拙速な仕事の多い)Garayさんってところも眉に唾したくなるところなんだよね~。

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