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カンスゲ

寒菅

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醜男

2020/03/23

寒菅(カンスゲ)

カヤツリグサ科スゲ属の多年草。林の中に生えるスゲの仲間。冬でも葉が枯れず青々としている。線形の葉は光沢のある濃緑色で堅く、縁がざらざらしている。花期は３～５月、花茎を伸ばし、先端に褐色を帯びた長さ３～４㎝の棍棒状の雄小穂を１つつけ多数の葯を出して花粉を散らす。雄小穂の下に黄褐色の太くて短い円柱形の雌小穂が３～５個、直立してつく。果胞(痩果を包んだもの)は成熟すると開出して横向きになり先端が尖る。

名前の『寒』という言葉は、冬という意味で、冬でも葉は生きているということ。『菅』というのは、カヤツリグサ科スゲ属の仲間を指す。

出典『街で見かける雑草・野草図鑑』