立浪草　タツナミソウ
シソ科
タツナミソウ属
分布　本州　四国　九州
在来種
花期　5〜6月

丘陵地の林縁などの半日陰地、草地に生育する

高さは20-40cm。
・茎　白色の長い水平に開出し　　
　　た毛が密生する。
・葉　まばらに対生
　　長さ5-20mmの葉柄に　　
　　広卵心形から三角状卵形　
　　先は円みをおび、縁は
　　7-10対の鈍い鋸歯があ
　　り、基部は心形。
　　表裏両面ともに軟毛が多
　　く、裏面には腺点があ
花　茎の先端にやや密に
　　2個ずつ一方を向いた唇
　　形の花を穂状につける。
　　水平に開出した毛が多
　　い。
　　ふつう紫色、ときに淡紅
　　紫色があり、白色のもの
　　は白花品種として区分され
　　る。
　　萼は鐘形で、上部に円盤
　　状をした突起状の付属物が
　　ある。
　　雄蕊は4個あって、うち2
　　個が長い。雌蕊は1個。
・果実　黒色の分果。
　　　4個ある。宿存性の萼
　　　に包まれ、熟すと上部
　　　の付属物が外れて散
　　　布される。

撮影　2025/5/18

広島市植物公園に自生していた。