ベニバナイチヤクソウ (紅花一薬草)
　ツツジ科 イチヤクソウ属
　6~8月　15~25cm　在来種　多年草

　

葉身は広楕円形~卵状楕円形で艶があり、長さ3~4.5cm、幅2~3.5cmになる

葉縁は小さな鋸歯がある



花は、花弁状に5深裂する合弁花
茎の先の総状花序に、7~15個の花を付ける

花径は(10~)13mm前後

雄しべ10個で葯は赤紫色

雌しべは湾曲して花外に突き出る😊

今まで全く意識していなかったんですけれど、ヒメヤブランなどのように、ベニバナイチヤクソウの雄しべもまた雌しべを避けるように一方に偏って曲がっていますね🤩
雌しべ(花柱)は下方に、雄しべ(花糸)は上方に曲がる｡｡｡という感じかな





※
部分的菌従属栄養植物として知られています
(自らも光合成をするが、菌根菌からも栄養(炭素源)を得ている)

種子発芽時には厳密な菌への特異性がある菌従属栄養性を示すものの、親個体では菌への特異性は低くなり、周辺の菌に合わせて新たに菌根を形成するそうです(共生菌の乗り換え)

それらの菌根菌は周辺を優占する樹木の外生菌根菌と同種であり、外生菌根菌糸ネットワークに接続することで菌根菌を経由して間接的に樹木光合成産物を得ているそうです