warning
error
success
information
ログイン
タイムライン
マイアルバム
アカウント設定
注文履歴
ログアウト
カテゴリから探す
観葉植物
多肉植物・サボテン
ガーデニング
花
家庭菜園
ハーブ
植物の栄養・効能
植物の病気・害虫
植物の種類・品種
雑草
野草・山草
読みもの
植物図鑑
買いもの
投稿
投稿一覧
みどりのまとめ一覧
植物SNS GreenSnap
さくら サクラ 桜,今日のお花,GSの繋がりに感謝♡の投稿画像
so.raさんのさくら サクラ 桜,今日のお花,GSの繋がりに感謝♡の投稿画像
さくら サクラ 桜
いいね
108人
がいいね!
シェア
ツイート
投稿の削除
この投稿を削除しますか?
いいえ
はい
so.ra
2025/03/27
so・raの小さな物語
** たぬき桜 ** その 19
桜ばな
いのちいっぱい咲くからに
生命をかけて
わが眺めたり
岡本かの子さんの句です。
いのちをかけて眺める、その心のうちには、どんな思いを抱いたのでしょう。桜の花には不思議な日本の魂を感じます。
🌱🌱🌱
幸い健太の傷は浅かった。
さぁ、これで大丈夫。
怪我したところをぶつけたり、動かしすぎないように気をつけてね。
手当てを終え、保健室から教室に帰った健太は、先生に頭を下げると席についた。
クラスのみんなは健太をチラッと見たが、目線が交わるのを避けるように直ぐにノートに目を移した。
一方、一彦は健太の方を見ようともしなかった。
そうだよな、カズチは何にも知らないのに、僕のせいで巻き込まれちゃったもんな、怒るのも無理ないよな。もう、仲直りできないのかな。
先生の話も耳には行ってこない健太は、ぼんやりと窓の外に目を向けた。
その日の放課後、健太と一彦は先生に呼ばれ、喧嘩の理由を問われた。何度先生に尋ねられても、健太も一彦も、自分は嘘を言ってないと一歩も譲らなかった。
村では狸を飼うことは禁じられている事を知っていた先生は、それ以上深入りせずに、今後このような喧嘩をしないことを2人に約束させ、今日の事は双方の親に伝えると話し2人に帰宅を促した。
これ以上口論になる事を避けたかった健太は、教室に戻るなりランドセルを背負うと、一彦の顔も見ずに帰宅してしまった。
健太に腹を立てていた一彦だったが、思いがけず怪我をさせてしまった。そのことを謝ろうと思っていた一彦は、きっかけをなくし、心の中がやり場のない思いでいっぱいになった。
校庭に出ると、開き始めた桜のつぼみが、夕方の光の中で光るように咲き、数羽の小鳥が忙しく枝を飛び回っていた。
ふと、見上げた目線の先に、桜を見つけた一彦は、足をとめた。
咲いてるのか。
花見…去年楽しかったな。
健太と俺、もう戻れないのかな。
枝を見上げる一彦の頬を、涙が一滴ツーッと伝って落ちた。
🌸今日のお花 桜
今家の周りは2~3分咲きです。
この2,3にちの暖かさで、だいぶ開花が進みました。
満開の桜より、この時期の桜に惹かれます。
投稿する
GreenSnapのおすすめ機能紹介!
【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!
開催中のフォトコンテスト
コンテスト一覧
so.ra
お出かけ先で出逢った花にとても感動して、こんな感動をどこかに残したいと始めたGSでした。花に添える言葉が上手く書けなくて、それなら575とか、詩にすれば書けるかなと、詩を書くようになりました。でも、私はやっぱり口べたで、どうしようもない天然で‥。ちゃんと届けたい想いが言葉にできなくて‥。何度も、自己嫌悪にもう投稿をやめてしまおうと思ったりもしました。(一度止めて、このアカウントは再開したものです)でも、そんなとき、今はおほしさまになってしまった天美ちゃんが、初めて私の言葉を書きとめてくれて‥私は言葉を紡ぐ人になりたいと思いました。そして、挫折しそうになるたびに、みんなが声をかけてくれて‥そんなみんなの暖かさに支えられて続けてこれました。いつも、こんな私にいいね!をくれるみんな、心からありがとうございます。みんなが今日も明日もずっとずっと幸せでいられますように🍀
キーワード
今日のお花
GSの繋がりに感謝♡
小さな物語
so・raの小さな物語
たぬき桜
健太応援団
健太の冒険
植物
さくら サクラ 桜
** たぬき桜 ** その 19
桜ばな
いのちいっぱい咲くからに
生命をかけて
わが眺めたり
岡本かの子さんの句です。
いのちをかけて眺める、その心のうちには、どんな思いを抱いたのでしょう。桜の花には不思議な日本の魂を感じます。
🌱🌱🌱
幸い健太の傷は浅かった。
さぁ、これで大丈夫。
怪我したところをぶつけたり、動かしすぎないように気をつけてね。
手当てを終え、保健室から教室に帰った健太は、先生に頭を下げると席についた。
クラスのみんなは健太をチラッと見たが、目線が交わるのを避けるように直ぐにノートに目を移した。
一方、一彦は健太の方を見ようともしなかった。
そうだよな、カズチは何にも知らないのに、僕のせいで巻き込まれちゃったもんな、怒るのも無理ないよな。もう、仲直りできないのかな。
先生の話も耳には行ってこない健太は、ぼんやりと窓の外に目を向けた。
その日の放課後、健太と一彦は先生に呼ばれ、喧嘩の理由を問われた。何度先生に尋ねられても、健太も一彦も、自分は嘘を言ってないと一歩も譲らなかった。
村では狸を飼うことは禁じられている事を知っていた先生は、それ以上深入りせずに、今後このような喧嘩をしないことを2人に約束させ、今日の事は双方の親に伝えると話し2人に帰宅を促した。
これ以上口論になる事を避けたかった健太は、教室に戻るなりランドセルを背負うと、一彦の顔も見ずに帰宅してしまった。
健太に腹を立てていた一彦だったが、思いがけず怪我をさせてしまった。そのことを謝ろうと思っていた一彦は、きっかけをなくし、心の中がやり場のない思いでいっぱいになった。
校庭に出ると、開き始めた桜のつぼみが、夕方の光の中で光るように咲き、数羽の小鳥が忙しく枝を飛び回っていた。
ふと、見上げた目線の先に、桜を見つけた一彦は、足をとめた。
咲いてるのか。
花見…去年楽しかったな。
健太と俺、もう戻れないのかな。
枝を見上げる一彦の頬を、涙が一滴ツーッと伝って落ちた。
🌸今日のお花 桜
今家の周りは2~3分咲きです。
この2,3にちの暖かさで、だいぶ開花が進みました。
満開の桜より、この時期の桜に惹かれます。