ケシ科キケマン族のお花3種💜

右上下：ヤマエンゴサク

花弁は4個で外側に2個、内側に2個つく。外側のうち上の1個がもっとも大きく、基部が袋状の距になって後ろにつきでる。内側の2個の花弁は左右から合わさって、先端が合着し、雄しべと雌しべを包んでいる。
白い花弁です。
雄しべは6個あるが、雌しべの上下で3個ずつ花糸が合着している。


左上2ケ：ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサクの葉は細かい切れ込みはない。

花は筒状で、茎の先端にまばらに咲く。長さは１.２〜2.2センチ出、先端は唇状に開く。
色は紅紫色から青紫色まで変異があり、まれに白花もある。

ヤマエンゴサクと似ていますが、花の付け根にある苞で区別ができる様です。
ジロボウは切れ込みが無く、ヤマエンゴサクは切れ込みがある。


ちなみにジロボウエンゴサクは「次郎坊延胡索」の意で、三重県伊勢地方において、子供たちが早春の植物のうちスミレを「太郎坊」とよび、本種を「次郎坊」とよんで、子供たちが互いに、互いの植物の花の距をからませた引っ張り合いをして勝負（ゲーム）をすることから、本種を「次郎坊延胡索」と呼んだ。

左下2ケ：ムラサキキケマン

ムラサキケマンの葉は 2、3 回羽状に細かく裂け深い切れ込みがある。

花は紅紫色で、長さ1.2〜1.8センチの筒状で、先端外側は上下に開き、後ろは距になり内蜜腺がある。


ヤマエンゴサクがとても綺麗な色でした💜
ジロボウエンゴサクはお花の表情が分かりやすいですね😍✨🎶
そしてムラサキケマンの最後のpicは、蕾でしょうかね。これからヒュルヒュル伸びてくるのですね💜🎶


ヤマエンゴサク：日光植物園にて

ジロボウエンゴサク、ムラサキケマン：目黒自然教育園にて