〜 みなさん、この欄干の名前をご存知ですか❓ 〜

この名前は「擬木(ぎぼく)」といいます🫡

井の頭恩賜公園の橋の欄干などにはこの「擬木」が用いられています。
樹皮や年輪、木口割れなど、その細部をコンクリートやモルタルを使用して本物の気のように見せる技術。
大正時代当時の東京市の職員で造園家であった井下清さんがフランスで生まれた擬木の技術を初めて井の頭恩賜公園に導入したそうです。
製作したのは村松重さんという浅草の左官職人。
その擬木はまず、円筒形の金網の中にL字型の芯を入れて玉砂入りのコンクリートを流し込みます。固まったら表面にモルタルを塗ってさらにコテで小口や節を作ります。
モルタルが乾いたら全体に茶色の下地を塗って別の色を履けで塗ります。
ほうきで樹皮を作りカッターや釘で掘ったりしながら木肌を再現していくのです。

と、偉そうに言いましたが、これ私の好きなテレビの一つ「新美の巨人たち」の先日放送された内容からです😅

今は樹脂製の擬木が多いそうですが、この手の込んだ井の頭恩賜公園の擬木はとても自然に溶け込み味があります✨
先人たちの努力には頭が下がります

そうそう、先日投稿したこの池をバックに缶ビールを写し🆙したのもこの擬木に腰掛けながらでした～😁