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Calanthe Dominyi
Calanthe × dominyi
ユウヅルエビネ
リュウキュウエビネ
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阿南田零
2022/08/12
8月第1週目に咲き始めた。
以前はツルラン( Calanthe triplicata)として載せてた蘭。
2020年2月に載せた際に
『どうも純粋なツルランじゃなくてオナガエビネ(Calanthe masuca)との交雜(or 交配)種のような気がする。次回咲いた時に形態も詳しく比較してはっきりさせる』
的なことを書いたけど、以来載せてなかった😅
以来咲いてなかった訳じゃなく昨年も一昨年も咲いてたし、何なら昨年、一昨年は形態を見るまでもなく交雜(交配)種であることが一見して分かる花が咲いたんだけど、載せなかったのは単に忙しくて載せるタイミングを逸したから。まあ、あとは学名、交配種名の問題とか和名の問題とか、整理して書くのが面倒な情報が色々あって…ってのもあるんだけど。
で、一見して交雜(交配)種と分かる特徴を持つ花というのがクローズアップしてある下2つの花。
昨年、一昨年の7月に咲いた花なんだけど、リップの付け根辺りと下萼片が薄いピンクというかロゼでしょ?
ツルランは色彩変異のない純白の蘭で、こんな風にピンク系の色が乗る時点でオナガエビネの血が入ってる証なんだよね。
まあ、オナガエビネと混じってても、限りなく純白に近い個体もあるみたいだし、うちのこの蘭も20年以上居るけど、色が乗った花が咲いたのは一昨年が初めてだったんで、白けりゃツルランってことでもないんだけど、うちの蘭の場合は仮にピンク花が咲かなくても、それでも形態的にツルランと区別は付くみたい。
形態的に区別はつくけど、その説明はまた別の機会に気が向いたら。いずれにしてもうちの元ツルランは実はツルランとオナガエビネの交雜(交配)種だったと。
ただ、うちのが交雜種なのか交配種なのかは以前も書いたけど出所不明なので分からない。よってコヤツの名前は
自然交雜種だった場合は
Calanthe × dominyi Lindley (1858)
人為交配種の場合は
Calanthe Dominyi, Veitch 1858年登録
となる。
まあ、どっちだったとしても両親が変わるわけではないので、中身的にも変わるわけではないのだけど。
あと、和名についてはリュウキュウ、リュウキュウエビネ、ユウヅルエビネなどの呼び名があるのだけど、このうち、リュウキュウエビネについては元々Calanthe okinawaensisの和名であって、紛らわしいのでほかの呼び方にしようとか、自然交雜種はリュウキュウで人為交配種はリュウキュウエビネとか、人によって言ってることがマチマチで、なんて呼べばいいのやらって感じだったんだけど、2022年現在、Calanthe okinawaensisはCalanthe × dominyiのシノニムにされてるみたいだし、それによってなのか、YListではCalanthe × dominyiの和名がCalanthe okinawaensisの和名そのままにリュウキュウエビネになってるみたいだ。
個人的にはユウヅルエビネが一番紛らわしくなくていいんじゃないって思ってたんだけど。
というわけでうちのこの蘭はツルランではなくて、ツルランとオナガエビネのハイブリッド、
リュウキュウエビネ
Calanthe × dominyiまたはCalanthe Dominyi
ということに、現代的にはなるらしい。
myaon
2022/08/12
先日行ったサカタのタネグリーンハウスにリュウキュウエビネ咲いていた❣️(と思う)写メっておけば良かったと今更ながら後悔…
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1
返信
阿南田零
2022/08/12
@myaon
さん
へ~、サカタのタネのリュウキュウエビネはどんな感じなんでしょうね。サカタのタネだと自社交配の種苗生産でもしてるんですかね。
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1
返信
myaon
2022/08/13
@阿南田零
さん🌃✨⛈🌪⛈
(゜Д゜)アッ!?サカタのタネグリーンハウスは麻溝公園にある温室で、入口近くにリュウキュウエビネが植えてあり、エビネかぁ〜フゥン…とスルーしちゃったので、次回行った時はしっかり写メって来ます〜
サカタのタネは自社交配の種苗生産をしていると思いますが、蘭はどうかな…野菜や花のオリジナル苗はあると思います
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1
返信
阿南田零
2022/08/13
@myaon
さん
以前、町田に住んでた頃に麻溝公園の脇はたまに通ってましたが、サカタのタネグリーンハウスなんてものがあるのは知りませんでした。残念😅
やっぱり、さすがに蘭の品種開発まではしてないですかね…🤔
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1
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myaon
2022/08/13
@阿南田零
さん🌃✨
グリーンハウスは30年前の全国緑化フェアかながわで建てられ、近くのゴミ焼却施設の焼却熱を利用した施設だったと思います。サカタのタネが“命名権”を取得して今はサカタのタネグリーンハウスになっています。
蘭の品種開発は海外の方が盛んなのかもしれません。品種開発のプロセスがどうなっているのかよく分かりませんが、交配は蘭園で行って、その後は育成業者にお任せしてるようです。(蘭展で小耳に挟んだ情報です)
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1
返信
myaon
2022/09/04
@阿南田零
さん
先日サカタのタネグリーンハウスに行ってきました。入口近くにあったエビネはリュウキュウエビネではなくオナガエビネと札がたっていました。札に花は紫紅色とありましたが、咲いていたのは白!!白い花もあるのかしら…(8/31の投稿写真です)
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1
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阿南田零
2022/09/04
@myaon さん
8/31の画像拝見しました。
白花のオナガエビネも存在するらしいですが、極めて稀らしいですし、サカタのタネのものはリップの形態がオナガエビネとは明らかに違います。うちのリュウキュウエビネとも違いますね。
あと、オナガエビネもツルランもエビネ属の中では距が長い部類(というかオナガエビネのオナガは距が長いところから来てる)なんですが、サカタのタネのものは距が相当に短いみたいなので、オナガでもツルランでもリュウキュウでもないように思います。
リップの長さや形、距の短さ、花茎の間延びした感じなどから考えると、オナガエビネとナツエビネの交配/交雑種辺りじゃないかという気がしますね。
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1
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阿南田零
2022/09/04
@myaon
さん
追伸:わざわざご確認頂いてありがとうございました😊
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1
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myaon
2022/09/04
@阿南田零
さん𝙷𝚎𝚕𝚕𝚘 🕊 𓈒𓏸
詳しく説明して頂きありがとうございます。オナガエビネもあるようなのですが今回は咲いていませんでした。観察を続けて見ます👀。
先日、孫のカマキリㄟ(・∀・)ㄏ捕獲のお付き添いで相模原公園に行き、サカタのタネグリーンハウスにも🏠よることが出来ました。
“いいね!”を沢山ありがとうございました。
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阿南田零
最近は不定期にしかGSを閲覧できないので、コメントや質問頂いても1週間程度返信出来ないことが多々あります。
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リュウキュウエビネ
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Calanthe × dominyi
Calanthe Dominyi
以前はツルラン( Calanthe triplicata)として載せてた蘭。
2020年2月に載せた際に
『どうも純粋なツルランじゃなくてオナガエビネ(Calanthe masuca)との交雜(or 交配)種のような気がする。次回咲いた時に形態も詳しく比較してはっきりさせる』
的なことを書いたけど、以来載せてなかった😅
以来咲いてなかった訳じゃなく昨年も一昨年も咲いてたし、何なら昨年、一昨年は形態を見るまでもなく交雜(交配)種であることが一見して分かる花が咲いたんだけど、載せなかったのは単に忙しくて載せるタイミングを逸したから。まあ、あとは学名、交配種名の問題とか和名の問題とか、整理して書くのが面倒な情報が色々あって…ってのもあるんだけど。
で、一見して交雜(交配)種と分かる特徴を持つ花というのがクローズアップしてある下2つの花。
昨年、一昨年の7月に咲いた花なんだけど、リップの付け根辺りと下萼片が薄いピンクというかロゼでしょ?
ツルランは色彩変異のない純白の蘭で、こんな風にピンク系の色が乗る時点でオナガエビネの血が入ってる証なんだよね。
まあ、オナガエビネと混じってても、限りなく純白に近い個体もあるみたいだし、うちのこの蘭も20年以上居るけど、色が乗った花が咲いたのは一昨年が初めてだったんで、白けりゃツルランってことでもないんだけど、うちの蘭の場合は仮にピンク花が咲かなくても、それでも形態的にツルランと区別は付くみたい。
形態的に区別はつくけど、その説明はまた別の機会に気が向いたら。いずれにしてもうちの元ツルランは実はツルランとオナガエビネの交雜(交配)種だったと。
ただ、うちのが交雜種なのか交配種なのかは以前も書いたけど出所不明なので分からない。よってコヤツの名前は
自然交雜種だった場合は
Calanthe × dominyi Lindley (1858)
人為交配種の場合は
Calanthe Dominyi, Veitch 1858年登録
となる。
まあ、どっちだったとしても両親が変わるわけではないので、中身的にも変わるわけではないのだけど。
あと、和名についてはリュウキュウ、リュウキュウエビネ、ユウヅルエビネなどの呼び名があるのだけど、このうち、リュウキュウエビネについては元々Calanthe okinawaensisの和名であって、紛らわしいのでほかの呼び方にしようとか、自然交雜種はリュウキュウで人為交配種はリュウキュウエビネとか、人によって言ってることがマチマチで、なんて呼べばいいのやらって感じだったんだけど、2022年現在、Calanthe okinawaensisはCalanthe × dominyiのシノニムにされてるみたいだし、それによってなのか、YListではCalanthe × dominyiの和名がCalanthe okinawaensisの和名そのままにリュウキュウエビネになってるみたいだ。
個人的にはユウヅルエビネが一番紛らわしくなくていいんじゃないって思ってたんだけど。
というわけでうちのこの蘭はツルランではなくて、ツルランとオナガエビネのハイブリッド、
リュウキュウエビネ
Calanthe × dominyiまたはCalanthe Dominyi
ということに、現代的にはなるらしい。