2022年3月12日(土)、曇り時々晴れ。
投稿写真は、昨年作った空中回廊から里山の春を撮影した。
この二段式アーチトンネルに、つるバラが生い茂る計画でこれを先輩の助手をしながら作った。毎日がつるバラの様子を見て、誘引のやりかえを行っている。23種類のつるバラが、この二段式アーチトンネルを覆い、バラが心を癒やしてくれる。我が家の前の細道を通る人の心も癒やしてくれることを期待している。

さて、世界は、明日なくなるかもしれないくらい危機に遭遇している。言わずもがな、プーチン大統領の存在である。
歴史を振り返ると、利己心の塊となった権力依存症のすることは、想像を絶する殺戮である。
なぜ、そうなってしまうのか、私達は真剣に考えないといけない時期に来ていると思う。
根っからの悪人は存在する。それが先天的であれ、後天的であれ、それを認めなければ、悪人に人類も他の生物にも残酷な仕打ちを受けることになる。
一般の社会ですら、プーチン大統領のような異常人格者はいる。バーバラ・オークレイ『悪の遺伝子　ヒトはいつ天使から悪魔に変わるのか』(イースト・プレス、2009年)によれば、「境界性パーソナリティ障害」に関する研究は、現在、急速に進んでいるようだ。それによると、反社会性パーソナリティ障害と境界性パーソナリティ障害はとても類似している。
そう考えると、ヒトラー、毛沢東、プーチンには共通項がある。
このウクライナ侵攻を止めるための力は国際連合には残念ながら無い。あるとしたら、ロシア国民がプーチン大統領の異常性に気づき、体制を変える行動に走ることしかないように思える。
そうでなければ、プーチン大統領が、自分の存在価値を示すことができなるときに、各国に向けて核ミサイルを打ち込むことは、十分にあり得る。

このようなリーダーは、何も大国だけに起こるわけでもない。一般社会の営利組織や非営利組織にも起こるのだ。
私は、それを体験し経験した。私が、破滅を免れたのは、その悪人から離れたことである。「朱に交われば赤くなる」という言葉にあるように、パーソナリティー障害を持った権力の座にある人間に関わると、一般的な人間は毒されてしまう。そのことを自分自身の防御のためには、そのことを認識する必要がある。

ウクライナ情勢は、とても楽観視できない。もっと悪くなるという前提で、あらゆる対応策を世界が連携してその方法を発明し、実施しなければならないのである。

いつ、世界が破滅するかもしれないという危機がそこにあるが、私達はそれまで、一隅を照らす役割を見つけるとともに、今ある平和に感謝し、今を大切にして思い出をたくさん作っておくことがいいのかもしれない。

歴史は繰り返される。それは人間の権力依存症が大きく関わっていることを知り、事前に対応策を一人ひとりが考えることが大切だと思う。