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ヒメムカシヨモギvsオオアレチノギク③ ヒメもオオアレチも、撹乱地(自然災害や人為的な開発によってできた空間)に繁殖する🌱 他の植物よりも早く場所取りし、芽出し、開花&種子生産を行うが、その場所に定住するわけではない。 あくまでも【放浪種】として、いかに種子を多く作り、子孫を広めるかに注力していく。 オオアレチは、二年草(越年草)。春と秋に発芽して、葉が寒さを感知することで開花スイッチをonにする(緑体春化)。 そのため、ロゼットで冬越しして翌年夏に花が咲くまで、約2年を要する。 ヒメも、春と秋に発芽する二年草(越年草)と言われてきたが、近年の研究で、一年草の性質も持つと判明した。  秋に発芽する個体は、オオアレチと同じ緑体春化で二年草(越年草)。  一方で春に発芽する個体は“種子”が寒さを感知して開花スイッチをonにする<種子春化>の一年草。 で‥本題。 なぜこの違いが、繁殖力の差を生むのか? 二年草はロゼット状態で冬越しし、翌春に備える。  だが都市部の公園や路肩、宅地造成地のように、短期間に人手(除草や地ならし)が入る場所では、地上部に茎葉が出た状態はリスキー😥  加えて、冬季に凍結や気温平均値が氷点下になる地域‥北海道や東北の一部地域‥では、ロゼットでの冬越しは難しい🥶🥶 ヒメの一年草は、環境の変化に対応できなかった場合の予備としての役割があるのだ🌱🤨🥸 長くなったが、上記以外のヒメとオオアレチの【放浪種】としての能力も示しておく。 <自殖性が高い> ヒメは ほぼ自家受粉。 オオアレチは 僅かながら他家受粉を残している。 <種子を多産する> ヒメ 1個体につき63万〜82万個 オオアレチ 1個体につき11.5万〜31万個 <風散布の能力に優れている> オオアレチの種子の重さは、セイヨウタンポポやノボロギクの種子の1/5〜1/10。 さらにヒメの種子の重さは オオアレチの半分の重さしか無いため、僅かながら500メートル先まで到達した実験結果も。 (ごく稀に500キロメートル飛んだ記録も😱🤩) <種子に休眠性がなく発芽チャンスを逃さない> ヒメもオオアレチも種子が落ちた場所に光(太陽光)が当たれば、さっさと発芽。 すでにいる他の植物の陰なら発芽しない 余談だが、ヒメを観察していて、成長速度が1ヶ月もかからず開花する個体もありビックリ😳 どうやらヒメが持つ「発芽後から開花結実までの期間を、状況に応じて変えられる」能力のおかげらしい。 以上の能力の僅かな差も、ヒメがオオアレチよりも繁殖力において優位に立つ理由となっているが、気候や環境が変われば… 学びと観察は、続く。
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ヒメムカシヨモギvsオオアレチノギク① もう何年も、いや何十年も観てるヒメムカシヨモギ。 いるのが“当たり前”すぎて、ちゃんと記録に残してない… まさにキングオブ地味草🤴 改めてよく良く観てると、いくつかのバリエーションがあった🧐 1枚目は9月初め、砂礫の駐車場。 8月中旬は、何も生えて無かったのに… 成長速度は早く、もう綿毛(種子)が出来てる😳 2枚目も同じ場所だが、成長の途中で、放射状に分枝し始めたタイプ。 3枚目は8月初旬。 家屋を取り壊した空き地。 コレも2枚目同様、途中から分枝したタイプで、“フェニックス(カナリーヤシ)”と見まごうばかりのボリューム🌴 背丈はおよそ140センチ程度。 枝が増えれば花数も増える… 種子の生産能力エゲツないな😱 4枚目は、茎。 長めの毛が“まばら”につく。 葉の縁にも同様に 長めの毛が見えるが 表面裏面には毛が無いように見える。 少しザラっとした手触り。 5枚目は、花と綿毛。 オオアレチノギクとの見分けの最大ポイントの、ヘラのような舌状花がハッキリ見える🌼 ちゃんと探し始めて、改めて不思議に感じたのは、ほぼ似た環境を好むオオアレチノギクの群落に、なぜか出会わない😨 空き地や造成地などは、ほぼヒメムカシヨモギが 場所を占拠してる。 この夏、遠出ができない分、近場を回って撮っていた写真に ヒントがあったので、このあとに記すとします。 To be continued〜🌱 ※お詫び 投稿の順番が 逆になってます。 修正できなかったので、①ヒメムカシヨモギ ②オオアレチノギクの順序で お読み頂ければ有り難山っ🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️
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ヒメムカシヨモギvsオオアレチノギク② オオアレチノギクを探して、半ば諦めかけた9月中旬。 某スーパーの植栽ゾーンに、独りぼっちの地味な草。 一見、ヒメムカシヨモギのようだが、若干大きくて、ぽってり感のある頭花…もしや🤨 2枚目は 花の写真。 筒状の白く見えるのは 実は舌状花だが、糸状でヒメムカシヨモギのように開いてアピールすることはない。 中心部分の黄色い管状花の方が むしろ目立つ。 3枚目は根元に近い茎。 オオアレチノギクの茎は、長短取り混ぜた柔らかい毛が、びっしり密集している。 4枚目の写真は葉表で、心なしかくすんだように見えるのは、細かい表面の毛。 縁(ふち)が白っぽく見えるのも、密集した毛のせい。 故に、葉を挟んだ手触りは“モフモフっ”🐏 図鑑には、オオアレチノギクとヒメムカシヨモギの見分けに「色の違い」が示されているが、個体差があるし、色の感じ方は人それぞれ😓 となれば、指先の「触感(触覚)」で確かめる方が、手軽で分かりやすいな‥ って、今頃気づいた(笑) それにしても、同じ時期に、同じような場所で繁殖するヒメムカシヨモギとオオアレチノギクが、ここまで「数の差」がつくのか… ※お詫び 投稿の順番が 逆になってます。 修正できなかったので、①ヒメムカシヨモギ ②オオアレチノギクの順序で お読み頂ければ有り難山っ🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️
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近所の広大な空き地を隔てている舗装ブロック… その隅っこに潜む、ごく小さなオレンジ色。 5センチほどのタチイヌノフグリに、紛れるように咲いていたのは、毎度お馴染み〜♪(笑)「ナガミヒナゲシ」。 草丈は4センチ、花の直径は7〜8ミリほど… えーっ?小ちゃぁーっ😳 近年、街中のいたる場所で会う外来植物だが、ここまで小さい個体には気付かずにいた😅🌱 改めて調べてみると、ナガミヒナゲシは、株の大きさに関係なく開花するようで、たとえ草丈が2〜3cmに満たなくとも花を咲かせ、実を結び、種をつくる🌱 一つの花から生まれる種子は、およそ1000〜2000個。 たった数十年で、都市部にアッという間に拡まったのは、当然と言えば当然だ😅 ただ、膨大な数の種子散布している割に、街の地味草たちを駆逐し、ナガミヒナゲシだけが繁殖してる場所は、そう多くない🧐 余談だが、2年前、河川を管理する国土交通省が「対策を優先すべき主な外来植物」として、以下10種類の植物を示している。 ハリエンジュ・アレチウリ・オオキンケイギク・セイタカアワダチソウ・シナダレスズメガヤ・オオカワヂシャ・オオハンゴンソウ・ナルトサワギク・ボタンウキクサ・ホテイアオイ… まだまだ“上には上がいる”もんだーね😁
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