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🪴草花たち  その226     ネメシア 白いネメシアが この時期、珍しい晴れ間の光に照らされていました。 何だか「ウンラン」ぽいと思いましたが、 こちらも「ウンラン」がつく属でした。 しかも、別名が「ウンランモドキ」です。(*^^*) 更に…    ある時、一年草🌿    ある時、二年草🌿    ある時、亜低木🌳         の忍者です。      🏷静かな日曜日 🏷ビューティフルサンデー(風の駅さん主宰) 🏷純白マニア   🌦 *・゜゚・*:.。..。.:*・'💠'・💠* 💠✨:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ゴマノハグサ科 アフリカウンラン属 🔸学名   Nemesia 🔸英名   nemesia   Cape snapdragon   mauve nemesia 🔸別名   ウンランモドキ(海蘭擬) 🔸由来  ❇︎ネメシア(Nemesia)   ギリシャの医師であり薬草学者だった「Dioscorides  (ディオスコリデス)」がキンギョソウの一種に   つけた古名に由来する。  ❇︎「ウンランモドキ」 ウンランに似た花姿に因む。 🔸原産地   熱帯アフリカ  南アフリカ 🔸花期   10月〜6月 🔸花色   赤  橙  黄  青  紫  桃  白  複色 🔸特徴   一年草、多年草または亜低木。草丈10~40cm程度。   アフリカウンラン属は世界に約60種があり、   約400種以上の園芸品種がある。   葉は対生する単葉。   花は葉腋に単生または茎先に出る短い総状花序に   つく。   花冠は2唇形で上唇は4裂、下唇は全縁または   2裂し、花の基部には袋状の膨らみや距が発達する。   果実は蒴果で、種子には翼がある。 🔸品種 ①ストルモサ(Nemesia strumosa)          をもとに改良された品種群  秋〜春まき一年草。  花色は赤・黄・青・白など。 ②カエルレア(N.caerulea)  デンティキュラータ(N.denticulata)          をもとに改良された品種群  宿根ネメシアと呼ばれる。(2~3年が一般的)  -3℃程度までの耐寒性。  半日陰などの涼しい場所で風通しよく管理すれば、  夏越し可能。  四季咲き性。  花色は青・白・ピンク。 ③一年草ストルモサ系×宿根ネメシア            からつくられた品種群  一年草。(品種により夏越しが難しいため)  丈夫で大きく育つ。  大輪でカラフル。  花色は赤・黄。  
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🪴草花たち  その225     カンパニュラ 薄紫色の可愛いお花が咲いていました。 若かりし頃はこの花姿が大好きでした💗 リストの「ラ・カンパネラ」が鼻歌でついつい…         〜♬🎶♫♪ AIはカンパニュラ Googleではフウリンソウと回答が返ってきました。 んー🧐と思って、調べていると、 ツリガネソウとか色々お名前も多いようで、 ホタルブクロとか色々似たお花も多いようで、 調べていくとどんどん闇の中へ…  頭の中は🌀  ( ̄▽ ̄;)🌀  暗闇🌀 良く見ると アメリカフウロの実🇺🇸が隣に寄り添っていました(*^^*) 📍 「釣鐘草 風がやさしく 覗き過ぐ」 橋本佐智    🌦 *・゜゚・*:.。..。.:*・'💠'・💠* 💠✨:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   キキョウ科  ホタルブクロ属 🔸学名    Campanula medium 🔸英名   Canterbury bells 🔸別名   フウリンソウ (風鈴草)   ツリガネソウ (釣鐘草) 🔸由来   花の形が風鈴や釣鐘に似ていることに因む 🔸原産地   ヨーロッパ(南部) 🔸花期   4月〜6月 🔸花色   青紫  藤色  青  ピンク  白 🔸特徴   一年草または二年草。草丈60~120cm。 石灰岩地の土手などに生える。   本来、二年草で、冬を迎えるまでにある程度の 大きさに生育し、ロゼットで冬越しする。その後、 春の暖かさと長日で抽苔(とうだち)して花を 咲かせる。   日本には1870年ごろに渡来。   全体に軟毛がはえ、茎は直立、しばしば赤色を 帯びている。   葉には根出葉と茎につく葉があり、根出葉は長さ 12~15cmの披針形。茎につく葉は互生する単葉で、 披針形で、基部はやや茎を抱く。   葉の縁には低い鋸歯我ある。   花は茎先から出る総状花序につく。花は長さ5cm の鐘形で、横向き、または、やや上向きに咲き、 花冠は先が5裂する。 果実は蒴果。
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🪴ベランダの花たち  その8     八重咲きオリエンタルリリー 長年欲しいと思っていた八重咲きユリ。 八重咲きオリエンタルリリー とか、 ローズリリー とか呼び方は様々。 秋に球根を植えたいと思い 品種を迷ううちにシーズンは過ぎて… を何回も繰り返し、 今回、花苗を見つけました(^_^)v 草丈1mくらい、またはそれ以上になるとかで 我が家のベランダでは少々背丈が高いなぁと 思っていたのですが、 届いた苗は、それほど背丈がなく夏までにどれだけ伸びるのかと言ったところでです。 開花が楽しみ。 一応、風が吹き込むので支柱を立てました。 毎回、思うのは、支柱の立て方。 正確には、支柱と茎の押さえ方とでもいうのでしょうか。 キツくしても良くなさそうですし、 緩すぎても良くなさそうですし…💧 ♬これでいいのかぁー?これでいいのかぁー?   支柱の立て方 よくわからん     風に負けずに 花開け 花好きさんの影響が…         ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ 🏷金曜日の蕾たち(yuyuさん主宰)   ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'💠'・💠* 💠✨:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ユリ科  ユリ属 🔸英名   Oriental hybrid 🔸別名   ローズリリー   バラ咲きユリ   八重咲きユリ 🔸原産地   北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなど 🔸花期   7月中~下旬 🔸花色   ピンク  白色  黄色  オレンジ  複色 🔸特徴   多年草。球根植物。草丈60~150cm。   日本を原産とするヤマユリやカノコユリなどの、   森林のユリを交配して作られた品種群を指す。   代表品種は「カサブランカ」。香しく華麗な大輪の   花は見ごたえがあり、鉢植え、アレンジメント、   ウエディングのブーケなどに人気。   葉は互生する披針形。   茎頂に総状花序を作り、雄蕊・雌蕊が花弁に変化し   幾重にも重なり合うように咲く。雄蕊だけが花弁化   したもの、雄蕊・雌蕊の両方が花弁化した園芸品種   もあり、花弁は12枚〜36枚。花弁は反り返る。   花径10~20cm。
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🪴草花たち  その223    ジキタリス プルプレア 鮮やかな紅紫色。 花の中の斑点模様がどうしても 「オホホ    私には毒がありますのよ〜🏴‍☠️            お気をつけて〜💓」 と言っているように思えます…         しかし、不思議と毒草は薬草 の法則です。           🏴‍☠️ ٩( ̄  ̄) ۶ 💊 🏷ピンクワールドへようこそ(yukoさん主宰)              🌦 *・゜゚・*:.。..。.:*・'💠'・💠* 💠✨:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   オオバコ科  キツネノテブクロ属(ジギタリス属)   ※ゴマノハグサ科で分類される場合もある 🔸学名   Digitalis purpurea 🔸英名   foxglove   common foxglove   purple foxglove   lady's glove 🔸別名   キツネノテブクロ(狐の手袋)   フォックスグローブ 🔸由来  ❇︎ キツネノテブクロ   英名のfoxgloveから  ❇︎「Digitalis」   ギリシア語のディギトゥス(digitus)に由来し「指」   の意で花の形に因む。  ❇︎「purpurea」   「紫色の」の意で花色に由来する。 🔸原産地   西ヨーロッパ   南ヨーロッパ 🔸花期   5月~6月 🔸花色   白  ピンク  オレンジ  黄  紫  茶     複色 🔸特徴   二年草、多年草。草丈2mになるものも。   本来は宿根草だが、耐暑性が弱く、暖地では半日陰   に植えても夏に枯死することが多い。そのため園芸   的には秋播き二年草扱いが多い。   ヨーロッパ、北東アフリカ~西アジアにかけて   およそ19種の仲間が分布し、プルプレアはジキタ   リスの中でも最も多くの園芸品種があり花色も豊富。   単にジギタリスというとプルプレア種を指す。   明治時代に渡来。   葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は卵形~披針形   で長い葉柄がある。茎につく葉は互生、茎の上部   のものは葉柄が短いか無柄。   茎先の長い総状花序は一方に偏って多数の花をつけ、   花穂の下から咲き上がる。花の長さは4~7.5cmの   鐘形、先が浅く4裂する2唇形で下向きに咲く。   花の内側には白く縁どられた濃い紫色の斑点がある。   果実は蒴果。   非常に強い毒があるが、薬草としても知られる。   現在は、花壇などの観賞用に利用されるが、嘗て   は強心剤を採るために薬草として栽培されていた。
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🌳木の花たち  その241    ポリガラ・ミルティフォリア 珍しいお花に出会えました。 紅紫色が一際鮮やかです。 花弁の形に特徴がありますが、花弁のようなものは萼片で、筒状のものが花弁で「竜骨弁」というそうです。 また新しい言葉を知りましたa( ̄▽ ̄)✨ 🏷金曜キラキラ 🏷ピンクワールドへようこそ(yukoさん主宰)   🌤 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🌳🚲'・✨* :.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ヒメハギ科 ヒメハギ属 🔸学名   Polygala myrtifolia 🔸英名   myrtle-leaf milkwort 🔸別名   一般的に「ポリガラ」と呼ばれる 🔸由来  ❇︎「Polygala」   ギリシャ語の polys(=多)とgala(=乳)の合成語。  ❇︎「myrtifolia」 「myrtus(=ギンバイカ)のような葉の」の意味。 🔸原産地   南アフリカ 🔸花期   3月〜5月 🔸花色   紫  桃 🔸特徴   常緑低木。広葉樹。樹高2~4m。   原産地では砂丘や岩の多い場所、草原などで   みられる。   茎はよく分枝する。   葉は互生する単葉、卵状楕円形~広披針形で全縁。   上部の葉腋や茎先に総状花序を出し、花を2~3個   つける。花弁は3個で筒状に合着し(竜骨弁)、下側   の先端に房状の付属体があり、萼片は5個あり   2個が花弁状に大きくなって目立つ。   果実は蒴果。種子にはアリが好む附属体(エライオ   ソーム)があり、アリによって運ばれて散布される。
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🪴草花たち  その220     モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草) 🎶モモイロフラワーZ‼︎ ② あちらこちらで、咲き出して、 淡いピンク色が優しげに 風に揺れる様が可愛いらしいです。        。.:**:¨°*・..。.:*♡(*´ᴗ`*) 🌤 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🌳'・✨* :.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   アカバナ科 マツヨイグサ属 🔸学名   Oenothera speciosa var. childsii 🔸英名    pinkladies   pink evening primrose   showy evening primrose   Mexican primrose 🔸別名   オトメツキミソウ (乙女月見草) 🔸由来   月の現れる時間に花が咲くツキミソウ(月見草)が   昼間しぼむのに対して、昼間に開花することに因む。 🔸原産地   北アメリカ南西部~メキシコ 🔸花期   5月〜9月 🔸花色   淡紅色 🔸特徴   多年草。草丈30~60cm。原産地では岩の多い   草原や道端、牧草地などでみられる。匍匐枝を   出して広がる。   江戸時代末期から大正時代に渡来。   全体に白色の短毛がはえている。   茎はよく分枝する。   葉には根出葉と茎に互生する葉があり、倒披針   形~惰円形、縁に波状または歯牙状の鋸歯がある。   花は花径2.5~6cmの4弁花で、茎先に総状花序   となる。夜明け前に咲き、日中にもしぼまず残る。   雌しべの柱頭は十字形。   果実は棍棒状で8稜がある蒴果。   狭義のヒルザキツキミソウ(Oenothera speciosa   var. speciosa)、広義のヒルザキツキミソウ   (Oenothera speciosa )と扱われることも多い。
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🪴草花たち  その218     リナリア リナリアが小さな公園の小さな花壇に咲いていました。 姫金魚草ϵ( 'Θ' )϶のお名前が可愛いです。 じぃーと見ていたら、 マツバウンランに色をつけたみたいに思えて来ました。 ウンラン属だからウンランに似ているのでしょうか。 ウンランに似た別属もいますが、 ウンラン、マツバウンラン、ムラサキウンラン、ツタバウンラン…みんな似ています。 🏷ちっちゃいものクラブ(にゃんママさん主宰) 🏷ピンクワールドへようこそ(yukoさん主宰)   🌤 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🌿🌿🌿'・✨* :.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   オオバコ科 ウンラン属         (リナリア属) 🔸学名   Linaria   🔸英名   Clovenlip toadflax 🔸別名   ヒメキンギョソウ(姫金魚草) 🔸由来  ❇︎「Linaria 」   ギリシャ語の「linon(亜麻)」が語源。   葉が亜麻の葉に似ていることに由来する。  ❇︎ 姫金魚草   姿や花が金魚草に似ていることに由来する。 🔸原産地   北半球温帯 🔸花期   3月中旬~7月上旬   12月上~中旬(市販の一年草)   5月~7月(宿根性のもの) 🔸花色   赤  黄  紫  桃  白  複色 🔸特徴   品種により一年草または多年草。   草丈30(一年草)~100(宿根性)cm。   葉は対生または輪生する単葉で、茎の上部では   互生し、密につく。   茎先に総状花序を出し、花を密につける。   花は2唇状で、上唇は直立して2裂、下唇は3裂。   花の基部は長い筒状の距となる。   果実は蒴果。
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🪴草花たち  その208     コバノタツナミソウ(小葉立浪草) タツナミソウ??? 何か違うような気がするなぁー👀 と思ったら、 当たっていたようで、 変種であり、園芸品種でもある 「コバノタツナミソウ」であることがわかりました。 違いは、大きさ。 一番わかりやすいのは、葉っぱの鋸歯の入り具合で コバノタツナミは鋸歯が3〜7対に対し、 タツナミソウは7〜14対と圧倒的に多いのです                 …ε-(´∀`; ) 陽射しが入りカメラ画面が真っ暗。 感覚でシャッターを押したら、 どこにピントがあっているのやら… の写真しか撮れませんでした😑 🌤 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🌳🚲'・✨* :.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   シソ科 タツナミソウ属 🔸学名   Scutellaria indica var. parvifolia 🔸英名   unknown 🔸別名   コタツナミソウ (小立浪草)   ビロードナミキ   ビロードタツナミ 🔸由来  ❇︎コバノタツナミ   葉が1cm程と小さく(タツナミソウは1.5-3cm)   花が一方向を向いて重なりあう様子を打ち寄せる   波に例えた。  ❇︎ビロードタツナミ   葉に毛がありビロードのように見えることに因む。 🔸原産地   日本(本州:伊豆半島以西~九州) 🔸花期   5月〜6月 🔸花色   青紫色 🔸特徴   多年草。山野草。雑草。草丈5~20cm。   太平洋側の海岸近くの山地の木陰でみられる。   短い根茎をもつ。全体にビロード状の短毛が密に   はえる。   タツナミソウの変種で全体にひと回り小さい。   茎は断面が四角形で、基部が倒れて長く這い、   上部が立ち上がる。   葉は対生する単葉で広卵形~三角状卵形。縁に   3~7対の鈍い鋸歯がある。   茎先に長さ3~8cmの総状花序を出し、花は   一方向に偏る。花冠は2cmほど、筒部が基部で   折れ曲がって立ち上がる唇形花で上唇はかぶと状   で下唇は3裂。下唇には紫色の斑点がある。   果実は分果。
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🌳木の花たち  その215     フジ(藤) 藤の花が綺麗でした。 万葉集には藤を詠んだ歌が26首あります。 📍藤波の 散らまく惜しみ 霍公鳥          今城の岡を 鳴きて越ゆなり                詠み人知らず (藤の花が散るのが惜しくて、霍公鳥が今城の岡を鳴き越えています。) ※「今城の岡」は奈良県吉野郡大淀町の今木ではないかといわれている。 📍 藤波の 影なす海の 底清み         沈く石をも 玉とぞ我が見る                  大伴家持 (藤波が影を映す海の底が清らかなので、沈んでいる石もまるで玉のように私には見えます。)                 <万葉集> 🌤 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🌳🚲'・✨* :.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   マメ科 フジ属 🔸学名   Wisteria floribunda 🔸英名   Japanese wisteria 🔸別名   ①野田藤   ②紫草   ③松実草   ④二季草 🔸由来 ①野田藤の由来   大阪市福島区野田近辺が、江戸時代から藤の名所   とされていたことに因む。 ②紫草の由来   奈良時代ごろまで紫色の染料に用いられる「紫根」   を指していたが、平安時代に入り「紫」という   色彩表現が定着し、この頃より紫色の花という   意味で「紫草」とよんだ。 ③松実草の由来   藤の花が松を見ているように感じられる事に因む。   古来、藤の花は振り袖に見えることから女性に、   松は幹が太くどっしりと構えている姿から男性に   例えられて来た。松と藤は夫婦や男女仲の睦まじ   さを表すために並べて植えられることも多く、   この異名がつけられたとされている。 ④二季草(フタキグサ)   藤の花が春と夏の2つの季節に花を咲かせること   に因む。開花時期が4月~5月と立夏を過ぎても    花が咲き、旧暦では春と夏の二季に渡って咲く   ことから。 ⑤藤の由来  ❇︎「吹き散る」という言葉が由来。  ❇︎中国では「藤」という文字に「ツタ」という意味   があることから「藤」という文字が使われるよう   になった。  ❇︎江戸時代の儒学者・新井白石が書いた辞書「東雅   (とうが)」で「フシ」がなまったもので「節の   ある藤生(ツタ植物)のこと」と記されている。 🔸原産地   日本(日本固有種) 🔸花期   4月〜6月 🔸花色   紫色~淡い紅色 🔸特徴   蔓性落葉広葉樹。蔓は長さ20mほどになり右巻き   (上から見て時計回り)で、他物に絡みついて   登る。山地の林縁や明るい林内で見られる。   葉は長さ20~30cmの互生する奇数羽状複葉で、   長さ4~10cmの狭卵形で全縁の小葉が11~19枚。   始め毛があるが成葉ではほぼ無毛。   枝先の葉腋から下垂する長さ20~90cmの   総状花序に多数の花をつける。蝶形花で横向きに   咲き、花序の基部から先端に向かって順番に開く。   花序の軸と小花柄には白色の短毛が密生する。   果実は長さ10~19cm、幅2~2.5cmの扁平な   豆果で、表面にビロード状の短い毛が密生する。   豆果の莢はかたく、冬に乾燥するとねじれるよう   に割れて中の種子を勢いよく飛ばす。種子は   径11-12mmの扁平な円形で、光沢のある褐色。 🔸その他 ①『古事記』『万葉集』に登場する。 ②文様や意匠として古くから用いられ、家紋としても  使われている。
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🪴草花たち  その188       スズラン(鈴蘭) 公園の隅にスズランが咲いていました。 我が家にもかつて、スズランがあり、毎年どんどん増えて可愛い白いお花を咲かせてくれていたのを思い出します (*´ᴗ`*)🎶 阿蘇市にはスズランの自生地があるそうです💓 📍「鈴蘭や 風のあとさき 森にほふ」 原柯城 🏷ビューティフルサンデー(風の駅さん主宰) 🏷ちっちゃいものクラブ(にゃんママさん主宰) 🏷純白マニア 🏷静かな日曜日   🌤 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🌳🚲'・✨* :.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   キジカクシ科(クサスギカズラ科)   スズラン属 🔸学名   Convallaria majalis var. keiskei 🔸英名   lily of the valley(谷間の百合)   May bells   Our Lady's tears   Mary's tears 🔸別名   キミカゲソウ (君影草)   タニマノヒメユリ (谷間の姫百合)   ミュゲー 🔸由来  ❇︎スズラン   小さく可憐な花姿が鈴のように見えることに因む。  ❇︎Convallaria majalis var. keiskei   「keiskei」はケイスケイと読まれ、明治時代の   初期に活躍していた植物学者の「伊藤圭介」とい   う人物の名。   「Convallaria」はラテン語で谷という意味になる   Convallisと、百合という意味になるleirionを   合わせて作られている。意はそのままで「谷間の   百合」。 🔸原産地   日本(北海道、本州、九州)   朝鮮  中国  シベリア東部 🔸花期   4月〜6月 🔸花色   白 🔸特徴   多年草。山野草。草丈20~35cm。山地の疎林の   下や草原にはえ、横に這う根茎で広がり群生する   ことも。全草有毒だが全草生薬にもなる。   葉は2枚が根生し卵状長楕円形で全縁。基部が   長い鞘状になり、下部に数個の鱗片葉がつく。葉は   花が咲く時期には大きくなる。   葉の下部にある鱗片葉の腋から花茎を出しすが、   葉も大きく発達するため、葉よりは低くなる。   花茎は一方に傾いた総状花序で花径1cmほどの   広鐘形の6弁花を10個ほど下向きにつける。花被   片は、中ほどまで合着するため6裂に見え、花被   片の先は反り返る。雄しべの葯は鮮やかな黄色。   芳香がある。   果実は径6~8mmの球形の液果で赤く熟す。 🔸その他   5月1日は「すずらんの日」   
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🪴草花たち  その137     ハナナ(花菜) 寒咲きハナナが咲いていました。 空気も凍てつく真冬の季節に 春が一気に来たような気持ちになります。   ✿੧(❛ ᴗ ❛✿) * 。.:**:¨°*・..。.:*☆ 📍 「世を戀うて 花菜の嵐 吹く中に 」                 飯田蛇笏 📍 「山吹も 菜の花も咲く 小庭哉 」                 政岡子規 📍 「窓低し 菜の花明り 夕曇り」                 夏目漱石 📍 「菜の花の 中を浅間の けぶり哉」                 小林一茶 📍 「菜の花や 摩耶を下れば 日の暮るる」                       与謝蕪村 ✨ ❄️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'❄️'・*:.。. .。.:✨*・゜゚・*❄️ ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   アブラナ科 アブラナ属 🔸学名   Brassica rapa var. amplexicaulis 🔸英名   Rape   Field mustard   Oilseed rape 🔸別名   ナノハナ(菜の花)   ナバナ(菜花)   アブラナ(油菜) 🔸由来  ❇︎ ブラシカ(Brassica)   ラテン古名で「キャベツ」の意味 🔸原産地   日本  中国  ヨーロッパ など 🔸花期   12月~4月 🔸花色   黄色 🔸結実   6月頃 🔸特徴   秋まき耐寒性一年草。   十字形に黄色い4枚の花びらを咲かせることから、   十字花植物とも呼ばれる。   ハクサイと同じ仲間で、花を楽しむためにヨーロ   ッパで食用のチリメンハクサイ(縮緬白菜)から改良   されたといわれている。花つきがよく、葉は   縮れているのが特徴。   日本ではかつて種子から油を採る油菜が主役だっ   たが、現在は「ハナナ(花菜)」と呼ぶ白菜系の   観賞用が主役となった。   葉の多くは縮れ、不規則に波状の切れ込みがある。   草丈60~70cmになる太い茎に黄色の十字形を   した小花をたくさん咲かせ、群生すると黄色の   花が一面に咲きあふれる。主に花壇として利用さ   れ、早咲きのものは切り花として出回る。因みに、   菜種油を取るアブラナは切り花には使われない。   桃の節句にモモと一緒にひと組にして使う習わし   があり、現在でもその風習が残っており、モモと   ともに早春を告げる季節の花材として欠かせない   植物。   ハナナは花を観賞するだけでなく、野菜としても   栽培される。カロチンやビタミン類、カリウム、   鉄などのミネラルが豊富で栄養価が高く、サラダ   やカラシ和え、塩漬け、お浸し、お吸い物などに   使われ、ナバナ(菜花)と呼ばれる。この食用の   ナバナには次の2種に分かれる。   ①在来種(和種)…葉が黄緑色で柔らかく、花茎と    つぼみと葉を利用   ②西洋種…葉色が濃く、葉が厚く、主に花茎と    葉を利用する。   菜種油(植物油)の原料として栽培されているのは、   ほとんどが別種のセイヨウアブラナ(西洋油菜、   学名:B. napus)である。
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🪴草花たち  その131    スイセン「ペーパーホワイト」 副花冠が白いスイセンに出会いました。 純白です。 雨上がりの公園に光が射したようでした。         。.:**:¨°*・..。.:*☆ (´ ︶`*) 🍬さっちゃんさん主催      🏷白い水曜日♡        に初参加させていただきました💕 🌟 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🎄'・*:.。. 🎁.。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ヒガンバナ科(ユリ科) スイセン属 🔸学名   Narcissus spp. papyraceus   Narcissus papyraceus Ker Gawler 🔸英名   Paper White Narcissus 🔸別名   シロバナスイセン(白花水仙)   フユザキスンセン(冬咲水仙)  🔸由来   花が紙のような白さをしていることに因む。 🔸原産地   地中海沿岸地方 🔸花期   12月~1月頃 🔸特徴   球根植物。多年草。   ペーパーホワイト(Paper White)は日本水仙   (ニホンズイセン)と同じ「房咲き水仙」の仲間   である。   平安時代に地中海沿岸から薬用としてシルクロー   ドを通り、中国を経由して渡来した。   ニホンスイセンは副花冠が黄色だが、この種は   雄蕊を除いて中心部も白く全体的に純白。   根際から生える葉は平たい線形で、葉身は15cm~   50cm程で、束になって生える(束生)。   花茎を伸ばし、茎先に総状花序(柄のある花が   花茎に均等につく)をつける。花茎3cmほどで   芳香がある。12月頃から開花し、スイセンの仲間   では一番早くから開花する。   花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、   種子が散布される果実)である。   
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