警告

warning

注意

error

成功

success

information

花木の一覧

いいね済み
77
いいね済み
醜男
宮城野萩(ミヤギノハギ) マメ科ハギ属の落葉半低木。東北、北陸、中国地方の山野に自生する。日本海側に分布するケハギの園芸品種といわれる。庭や公園に植えられているハギはほとんどが本種。高さ1〜2m。枝は下垂して花期には先が地に接するほどになる。葉は互生。花期は7~10月。花は紅紫色。長さ約1.5㎝ほどの蝶形花で、旗弁が強く反り返る。果実は豆果。長さ約1㎝。種子は1個。 名前の由来は不明。宮城野は、現在の宮城県仙台市内にあった原野の名前である。『古今集』に宮城野のハギを詠んだ歌があり、古くはハギの名所として知られたことによりミヤギノハギの名が付いたという説があるが、実際には宮城野にはミヤギノハギは自生せず、ツクシハギが多い。かつての宮城野の地は現在、楽天イーグルスのホームスタジアムや陸上競技場などになっている。ミヤギノハギと宮城野との関係は不明だが、ミヤギノハギは宮城県の県花として親しまれ、県章はミヤギノハギの3出複葉を図案化したもので、平仮名の『み』を表している。また、ミヤギノハギは夏から秋にかけて咲くことから、ナツハギとも呼ばれる。ハギの名前の由来は、毎年春に根元の古い株から新しい芽を出すので、『生え芽(はえき)』『生え木』の意味でもあるという。漢字の『萩』は日本独自の訓読み(日本で作られた国字説もある)で、中国ではヨモギ属のことである。ちなみに、ハギには『花妻』という別名もあり、『万葉集』にも詠まれる。鹿がいつもハギに寄り添うことから、ハギの花を鹿の妻に見立てたことに因む。但し、鹿がハギに近づくのは、単にハギの花芽を食用としているから。ハギと鹿の取り合わせは和歌のほか、工芸品の意匠の題材としても繰り返し好まれる。 出典『樹木の事典 600種』『ボタニカルアートで楽しむ花の博物図鑑』『樹木 見分けのポイント図鑑』『草木の種子と果実』『樹木の名前』『同志社女子大学ホームページ』
いいね済み
75
いいね済み
醜男
穂躑躅(ホツツジ) ツツジ科ホツツジ属の落葉低木。日当たりのよい山地に自生する。樹高1〜2m。よく分枝する。葉は互生。倒卵形または楕円形で枝先に数枚集まってつく。葉の縁に鋸歯はなく波打つ。花期は8~10月。枝先に5〜10㎝の円錐花序を直立する。淡紅色を帯びた花を多数つけるが、花冠は3裂し、裂片は長さ約1㎝幅3㎜の狭長楕円形で、反り返る。雄しべは6個、雌しべは花冠の外へまっすぐ突き出る。萼は長さ約1㎜の腕状で浅く5裂する。果実は蒴果。秋に熟し、3裂して種子を出す。 全株に毒成分のグラヤノトキシンを含む。毒性は運動神経を麻痺し、歩行失調、呼吸麻痺を起こす。誤って引用すれば頭痛、嘔吐、痙攣を起こす。この花から集めたハチミツも中毒を起こす危険性がある。 穂のように直立した花序が名前の由来。かつては細枝で箒や蓑を作ったことから、ヤマボウキ、ヤマワラの別名がある。また、樹皮が松の肌に似ているため、マツノキハダの別名もある。 よく似たミヤマホツツジとの識別点は次の通り。 ホツツジ ・花柱はまっすぐ ・花の数はミヤマホツツジより多い ・葉先が尖っている ミヤマホツツジ ・花柱が上に反り上がっている ・花の数はホツツジより少ない ・葉は卵形で先は丸い 出典『薬草の呟き』『樹木の名前』
16970件中 97-120件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2025.02.27

100均の製氷ケースで寄せ植え!おしゃれな多肉ポットをつくろう

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部