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モンゴルの一覧

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一筆狼
黄花敦盛草。(長文) モンゴルのセレンゲ県で4種類の敦盛草の群生を見た。河のほとりのゲルに泊まり、そこから車で4時間ほど草原と森を越えて行った標高1200m辺りである。 普通ではまず発見できないと思うが、モンゴルの大学院の植物学研究者に案内してもらった。(6月21日) 大きな敦盛草、小花敦盛草、黄花敦盛草(背萼片は紫褐色)、背萼片が白い斑点敦盛草(まだらアツモリソウ)の4種類が咲いていた。樹林帯のなかにあり、かなり広い範囲で叢生していた。 日本では長野県の入笠山の保護地でアツモリソウが栽培されているのは見たが、黄花はまだ見たことがなかった。 日本のキバナノアツモリソウは、絶滅危惧種II類に指定されていて、長野県や山梨県では自生しているようだ。また、北海道の礼文アツモリソウは淡黄色と白色がある。 日本の黄花アツモリソウは唇弁が壺状で小さく淡黄色と紫褐色がまだら状になっている。側弁花もまだらで、上の面は白色。 モンゴルの唇弁は、アツモリソウと同じ袋状で、きれいな黄色である。蕊柱と唇弁の袋の入り口に赤い斑点が少しある。 台湾アツモリソウとも近いが、左右に分かれた側花弁が黄色。 モンゴルの側花弁は濃い紫褐色でねじれているのが特徴である。 地域によって違いがあっても、敦盛草の黄色は希少種。 天運に巡り合えたと思う。
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一筆狼
狼毒草。(長文)現地では名前がわからず「弁慶草」と呼んでいたが、判明した。ジンチョウゲ科。名の通り有毒。馬や牛などが食べないので、どこでも繁茂している。 植物探索&トレッキングツアーで、モンゴルに来ています。ゲルに泊まりながら、現地ガイドに案内してもらっています。 大草原に見えても歩いてみると、まるでお花畑。日本でも見たことがあるような多彩な草花もちょっと趣きが違い、思わぬ発見があります。 写真は泊まっていた最新のゲルのホテル。想像以上に、ゲルは快適です。 床暖房、トイレ、シャワールームも完備。ゲルのまわりを散歩するとベンケイソウが咲き乱れていました。 日本の4倍の国土、40分の1の人口(約340万人)のモンゴルは自然に恵まれ、遊牧民はいまも昔ながらのゲル暮らしをしています。ただ違うのは、ほぼみんなスマホを使いこなしているようです。 戦後より70年近く続いていたロシア型社会主義から1990年に民主化に移行。あらゆるものが情報統制されていたため、驚いたことに鎌倉時代中期、1274年、1281年の元寇を学校で学んでいないので、若い人は別に民主化以前に教育を、受けた人は知らないと現地ガイドより聞いた。 モンゴル帝国の栄華の夢も、いまはまぼろし。草花の絢爛さには心を惹かれています。
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