大自然満喫💚 会いたかったこの風景🌸🌿🌼 なぜピンク？たった一つのLoveゴンドラ？😅❤️恥ずかし〜(๑˃̵ᴗ˂̵)

郡内風露。郡内は、山梨県の東部、北都留（つる）郡、南都留郡の郡内地方。いわゆる甲斐の国に当たり、ここで発見された。山渓の「野草の名前」によると、江戸時代以前の文献に名前がなく、幕末か明治以降に発見されたようで、郡内の知名度は当時かなり高かったようだ。 花弁は後ろへ反り、雄しべと雌しべは突きだし、鼻高々の気が強そうな感じを漂わす。これは赤紫色の濃色系で、高所に自生するタカネグンナイフウロとして区別しているものもあるが、グンナイフウロとしておく。20日前に入笠山のゴンドラ終点当たりの標高1800mで見たもの。 一昨日、八ヶ岳南麓の標高1000m辺りでまた見たが、色が薄いグンナイフウロだった。 気位の高さがこの花にあると思うのは、人間のほうだが、ともあれ今回は濃色系を採用する。

九輪草。引き続き、入笠山。ここは標高が高いことで、6月末でも満開。湿原や渓流があり、一部、見事に群生化していた。 クリンソウは直立した花茎で、ピンクの色といい洋種っぽい目立ち方をしていても、れっきとした日本在来種。そのため、寺院に由来した名前も当を得ている。 仏塔の屋根の最上部にある装飾部分、これを相輪と言い、7つの部分からできている。上から、宝珠（ほうしゅ）、竜車、水煙、宝輪…（以下、略）。宝輪は九つの鉄輪がついていて、ここが九輪。 クリンソウは、花が輪になって段咲きし、4〜5段ある。実際には九段ないのに、イメージはわかる。日光の九輪沢から命名された説もあると「野草の名前」（山と渓谷社）には紹介されていた。でも、仏塔由来の名前のほうがストンと合点がいく。 あざやかな朱色のレンゲツツジやアヤメと競演して、どこから見てもこちらを見てくれているクリンソウの花は、所作が歌舞伎役者の目の配り方と同じである。 山野草のなかでもスター性を感じる。

釜無布袋敦盛草。（長文注意！）少し時期は遅かったが、「野生ランの王者」を実験栽培している信州の入笠山（にゅうかさやま）に晴れ間を待って、昨日、行ってきた。ゴンドラの終着駅が標高1780m、そこから1分のところ。 なんども入笠山には行っているのに、初めてお目に掛かった。残り数株が咲き残り、間に合った。 ふっくらとふくらんだ丸い袋状の唇弁は平敦盛が流れ矢を防ぐため、背負っていた母衣（ほろ）から見立てて、アツモリソウと名付けられている。この母衣は愛嬌があり、フグが怒ってるようでもあり、ペリカンが魚をいっぱい口の中に含んで飛んでいるようでもある。 アツモリソウに比べて、ホテイアツモリソウは唇弁が丸く、花色も濃く、花もやや大きめらしい。カマナシは入笠山の近くにある、釜無山に自生していたことから。 同じ母衣をもったアツモリソウ属に熊谷草（クマガイソウ）がある。平家物語で源氏の熊谷次郎直実が平家の大将、弱冠17歳の平敦盛を一ノ谷の合戦で討った涙を誘う悲話から命名されている。 ホテイ敦盛草と熊谷草の違いは、葉と唇弁。ホテイ敦盛草は葉が3〜5枚の互生で、花は下向き。熊谷草は扇円形の2枚が対生で、花は横向き。 腹を決めて「首を落とせ」と下を向いた敦盛がイメージされていて、敦盛草もホテイ敦盛草も下向きの花となっている。熊谷草は凛とした横向きであり、命名の細部まで平家物語によく合致している。 敦盛草の、敵の熊谷草がなぜ同じアツモリソウ属にあるかといえば、熊谷直実は討たずに若武者の敦盛を逃がせようとしたが叶わず、自分の子供も敦盛と同じ年頃だったこともあり、泣く泣く討った。 その後、直実は出家して法然の弟子になり、生涯、敦盛を深く哀悼したと言われている。 女性の紅涙をしぼるこの物語。紅い母衣は大きな涙の粒にも見えるのであった。

綺麗な花には毒がある！オレンジ色のサイレントキラーレンゲツツジ。 レンゲツツジは神経性の毒をもっています。 蕾の様子が蓮華に見えることから名付けられたとか。

ミヤマニガイチゴ［深山苦苺］ バラ科 果実は甘いが、小核をかじると苦いのでこの名がある。 標高の高い場所に存在します。 凛として咲いていました。

高山帯下部から低山帯上部の草地に生えるバラ科の多年草です。 モリイチゴ（森苺）とも言います。 蛇イチゴとの違いは花が白いことと果実がやや細長いです。 又ヘビイチゴと名付けられていますが、ヘビイチゴの仲間ではなく、果物の苺（オランダイチゴ）の仲間なのでとても美味しいそうです。

アマドコロ｢甘野老｣（キジカクシ科）名は、根茎がヤマノイモ科のオニドコロ（トコロ）に似ていて食べると甘いことからついたもの。 朝露がびっしりついて…

ズダヤクシュ (喘息薬種) 信州地方の方言で喘息の事を「 ヅダ」と言って、 喘息の薬として利用していた事に因んでの名前です。 ただの草かと思ったら喘息の薬だったのですね。

ズミは、バラ科リンゴ属の1種です。 リンゴに近縁な野生種で、 語源は、染料となることから染み、あるいは、実が酸っぱいことから酢実とも。 カイドウ、リンゴ、ナシに似ることから、ヒメカイドウ、ミツバカイドウ、ミヤマカイドウ、コリンゴ、コナシ、サナシなどと言う。

6月から8月にかけて山地帯で咲く植物ベニバナイチヤクソウ。 ツツジ科イチヤクソウ属の多年草です。  ｢紅花一薬草｣と書くように傷や虫刺されに効く薬草です。 鈴蘭に似ていることから紅鈴蘭とも言われます。 この広い場所で一つしか会うことが出来ませんでした。小海町に群生地があるようです。

今日は、長野県富士見町の富士見パノラマに、すずらんの写真を撮りに行って来ました🙂📷‼️

褄取草（ツマトリソウ）は、宇奈月の亜高山の笹藪の中に自生するサクラソウ科の多年草です。  名前の由来は、白い花弁の先端に淡紅色の縁取りができることが、鎧の褄取威（つまどりおどし）に似ているからだそうです。 淡紅色の縁取りに染まった花弁を見てみたいな。

サクラソウ科サクラソウ属【クリンソウの名前の由来】花の付き方が、仏塔の屋根の「九輪」に似ていることから「九輪草」となりました。 鹿の被害にならないよう広い範囲に柵が張り巡らせて…こぼれ種からか年々 増えています。

自然豊かな伊那市旧高遠町・長谷町、富士見町にまたがる「信州 入笠山」。6月には季節を彩る信州随一のすずらんの群生地として有名です。 葉の影に隠れてしまうことから｢君影草｣の名も…　　　　　　　　　　　

猿尾枷。猿麻桛とも。一週間前登った長野県の入笠山で見たのを思い出した。ネットの山野草図鑑では作者がここのサルオガセはいままで見た中で最も長く垂れ下がっていたとある。たしかに蚊帳（かや）が枝にひと張りぶらさげてあるようだった。 だが、世界は広い。十数年前、シアトルのオリンピック国立公園で見たサルオガセは半端ないほどすごかった。木々もすべて苔まみれで、枝ごとにサルオガセがレースのカーテンのように見事に下がっていた。光が差すとオーガンジーのような質感も出て、ゴージャスな別世界に変わった。落ちていたサルオガセをトレンチコートのように羽織って撮影した。 サルオガセは葉緑素をもっていて、光合成をする。霧の水分を吸収することから霧藻と美しい名前も付けられている。しかも食べられるようだが、うまくないらしい。絶品であれば絶滅するから、これぞサルオガセの生存戦略。

燕尾仙翁。今年、3回目の入笠山。大収穫があった。５時間ほど掛かって入笠山の山頂（1955m）、大河原湿原からテイ沢、入笠牧場とまわった最長トレッキングコース。湿原のお花畑がすっかり秋色となって、ヨツバヒヨドリ、ハンゴンソウ、ゴマナなどはすべて綿毛状態。 ゴンドラ山頂駅のすぐそばに広々とした山野草園があり、意外にもそこでエンビセンノウを初めて見た。ヤッホーとは言わなかったが、目が点になった。朱色の派手な彩りと風姿は高嶺の花、タカラジェンヌの主演男役を彷彿とさせる（？）。花びらの先がツバメの尾羽のように二つに分かれているところから燕尾。燕尾服と同様。ここ長野と埼玉、北海道の一部しか見られない絶滅危惧種。 初見記念に、ボルドーのエレガントな赤ワインを開けた。今日はいい理由が見つかった。飲も。

ハクサンフウロ 好きな花のひとつです😊 2019.8.19

ハクサンフウロ(白山風露) 好きな花のひとつ😁 2019.8.19

入笠山 シシウド