アケボノソウ(曙草)

リンドウ科　センブリ属

去年初めて出会って、今年も会えて嬉しいです
実際に見るより、家に帰って写真を眺めると、その花の造形に惚れ惚れします

山地の水辺に生える2年草で、花期は8〜9月
北海道、本州、四国、九州に分布
花の直径は2cm

名前の由来は、わずがにクリームがかった白い花冠を夜明けの空に、暗紫色の細点や、やや緑がかった黄色の点を、星々に見立てたことによる

緑がかった黄色の点は蜜腺溝で、ここから蜜を分泌し、昆虫を誘う

手前左下の蜜腺が膨らんでいるように見えますね

他のセンブリの蜜腺は花冠の根元付近に多く、アケボノソウは花弁の外側近くにあり、その色と暗紫色の斑点が、より花を美しく際立たせています

花弁の裂片の変異が多く、本来は5個であるが、4〜7個のものもあります

山野草の中で2番目に好きな花
色の模様と形が群を抜いている
名前の由来がロマンチック💕

曇りと雨の日でしたが、花が開いてくれていて良かったです👍

2025.10/4