森林公園の自然観察会👀🌲🍂🍁🌿 1️⃣ツルグミ(蔓茱萸) グミ科　同属 蔓性の常緑低木で本州(新潟県／福島県以西〜沖縄に分布 低山の林内や海岸の丘陵地の温暖な場所に多い 名前の由来　蔓状の細長い枝を伸ばすことから 花期は10〜11月 淡い褐色の小花が葉の脇から2〜3輪ずつ垂れ下がる 花筒の長さは4〜6mmで、外側には赤褐色の毛がある 葉の裏は赤褐色になるのが特徴 斑点のように見えるのはこの毛なのかな？ 2️⃣ソヨゴ(冬青) モチノキ科　同属 別名　フクラシバ、ソヨギ 関東以西の本州〜九州 林内や林縁、山の尾根の乾燥した所 名前の由来は柄の長い葉が風に揺れて音を立てること(そよぐ)事から 冬青の漢字は冬でも青々した葉である事 葉の縁は波立つ 3️⃣アカシデ(赤四手) カバノキ科　クマシデ属 北海道〜九州 名前の由来　葉の付け根、新芽、若葉、紅葉が赤く、果穂が神事の紙垂(しで)に似ている 4️⃣山のてっぺんの紅葉🍁 5️⃣もみじの種 プロペラ、タケコプターの様な翼には、それぞれ1個の種が入っていて落下する際に２つに分かれてヒラヒラしながら落ちる様です 実際に２個くっついたものと、1個の翼を落とした時、1個の方が回転が多くより遠くに飛びました 観察会では自分では見つけられない植物や詳しい説明がありとても楽しかったです

センブリ(千振)😫😖😩 リンドウ科　センブリ属 花期　9〜11月、高さ10〜20cm 日本各地、朝鮮半島から中国にかけて分布するかも草本植物で、日当たりの良いやや乾燥した山野に生育す る 在来種 名前の由来は千回振り出してもまだ苦いという事から 花冠は薄紫色の脈がある白色で、深く５つに裂けている 花冠は長さ1.5cmで 基部には蜜腺が２個ずつあり、その周りには長い毛が生える 全草に苦味があり、胃の薬として利用される 生薬名は当薬 昔お昼の番組で、罰ゲームでセンブリ茶を飲んでいるのを思い出しました 気絶するくらい苦いのかしら？

キッコウハグマ(亀甲白熊) キク科　モミジハグマ属 本州〜九州の山地のやや乾いた木陰に生える 茎は高さ10〜30cm 在来種 名前の由来は葉の形が亀の甲羅に似ていることと、花がヤク(チベットの白毛の家畜牛)の尾の毛で作られた飾りのハグマ(白熊)に似ている事 日本とチベットの合体した名前が面白いです しろくまと書いてハグマと呼ぶのも変わっていますね 1️⃣頭花は３個の小花からなり、長さは約9mm 花冠は白色で5個に深く裂ける 花弁の先は右に曲がる 小花は閉鎖花を結ぶ事が多い 2️⃣ 花は実物の大きさです 葉は茎の下部に5〜11個集まってつき、長い柄がある 形は心形で長さは1〜3cm キッコウハグマを見る為に訪れ、丁度自然観察会で行くと言うことを教えてもらい、自分では見つからない場所に案内をしてもらいラッキーでした コウヤボウキのようなイメージでしたが、思ったよりも小さなお花でした お花は全部で4輪だけでした

11月23日はコウヤボウキの日 2025年のコウヤボウキマラソンに参加します❣️ 森林公園の自然観察会に偶然参加してコウヤボウキの咲く場所に到着(11/23) 指導員の方の説明　お花は10〜18個の筒状花からなり、一つの花は5深裂し、くるんとカールする 雌蕊は長く飛び出ている真っ直ぐなもの 雌蕊もお花の数と同じ数がある 柱頭は2裂する 実際に花を分解して見せて下さいました 名前の由来も説明　しなる枝を集めて高野山でホウキの材料として使った事による 　 丁度この日に詳しい説明を聞きラッキー✌️でした 本物のマラソンにはこの2年間で5回出場しましたが、お花のマラソンは楽ちんでいいです♪ どうしてしんどい思いをして、そんな大会に出るのかと言うと、自分への挑戦です❗️ 自分にムチを打つんです❗️ 辞めとけば良かったと走りながら思いつつ、でも最後までやるしかない❗️ ゴールした時は爽快感✨ 又、来年2/15エントリーしています 去年より１秒でも早く、目標を持つ事も大事❗️

森林公園の花と実 1️⃣モチツツジ(黐躑躅) 2️⃣ツルアリドオシ(蔓蟻通し)の実と花(6月) 花はペアーで咲いて、実は１つしかならない 実に二つの花の跡があり、２つの穴が空いている 3️⃣ツワブキ(石蕗) 4️⃣5️⃣タイワンホトトギス(台湾杜鵑草) 10月に撮影したもの

色んなきのこ🍄 名前がはっきりしませんが、1️⃣は検索🔍でシイタケと出るのですが、自然の中でシイタケは生えるのかな？ 2️⃣4️⃣赤いきのこはいかにも毒がありそうですが、テレビで赤いきのこにも食べられるものがあると言っていました 3️⃣オオシロカラカサタケ(大白唐傘茸) 手のひらサイズ 5️⃣濡れせんべいのような感じで美味しそうに見えます

湿地のお花 1️⃣イワショウブ(岩菖蒲) チシマゼキショウ科　イワショウブ属 名前の由来　葉の形が菖蒲に似ていて細長いが、岩場に生えるのではなく、湿地や湿原に生える 別名はムシトリセキショウ 2️⃣スイラン(水蘭) キク科　スイラン属 名前の由来はシュンランの葉に似て細長く、湿地に生える事から ( 3️⃣ヤノネグサ(矢の根草) タデ科　イヌタデ属 4️⃣サワシロギク(沢白菊) 白からピンク色に変わってきていました

ウメバチソウ(梅鉢草) ニシキギ科　ウメバチソウ属 去年初めて出会ったお花に今年も会いに行ってきました❣️ 山の斜面の水の流れるところに咲いています 同じエリアにはスイラン、イワショウブ、シラタマホシクサが少し咲いています まだ咲き始めでしたが、囲いの中から外に出ているものが三輪あって、じっくり見ることができました 別名　バイカソウ(梅花草) 名前の由来は、花が家紋の梅鉢紋に似ている事 北海道〜九州の日当たりの良い山野に生える多年草 原産は北半球の温帯〜亜寒帯 草丈は15~30cm 花期は9~10月 花の直径は2~2.5cmで、白い可憐な花の中はとでも神秘的です 糸状に裂けた黄緑色の仮雄蕊の先に、黄色い腺体がとても美しい花です 去年投稿した際に詳しく調べて、とても複雑な構造のこの花に魅了されました💕 花の構造と仕組みについて書いたものは2024.11/14にありますので、宜しかったらどうぞ❣️ 私ももう一回見直しました❣️

今日のお花❤️ガマズミ❤️ ガマズミ科　同属 山地や丘陵地の明るい林や草原に生える 1️⃣ガマズミの実とガマズミミケフシ(虫こぶ) ガマズミミケフシタマバエの作る住まい この中で食事もします 食べ物はガマズミの実 2024.9月 富幕山 ムシコブの名前は「植物の名前➕作られる場所➕ムシコブの形➕フシ(ムシコブの事)」と言う形で作られる 2️⃣3️⃣4️⃣コバノガマズミ(小葉のガマズミ)の花 2024.4/18 佐鳴湖 5️⃣コバノガマズミの実 2025.10/4 静岡県立森林公園

イヌセンブリ(犬千振) リンドウ科　センブリ属 名前の由来はセンブリに似るが苦味が少なく薬効がないので、役に立たないイヌの名がついた 花期は10~11月、湿地に生える多年草、又は越年草、在来種 去年に比べ咲いているエリアが二ヶ所と増え、歩く道にも沢山咲いていました 全国的に絶滅危惧II類 花冠の大きさは1.5cm、花の基部に白く長い毛が生え密腺がある

今日のお花🩷💜ホトトギス❤️💜 　杜鵑草　ユリ科　ホトトギス属 1️⃣タイワンホトトギス(台湾杜鵑草) 2️⃣3️⃣4️⃣ホトトギス(杜鵑草) 紫やピンクのヒョウ柄が可愛いです💕 葉っぱ🌱の斜面いっぱいに雪崩れ込んだ蕾 過去pic(2024.11月)と最近のもの

ハイ(high)なメドハギとハイメドハギ💜 マメ科　ハギ属 1️⃣2️⃣メドハギ(蓍萩) 高さは大きいもので1メートルくらいになるものもあるようで、ここでは80cmくらいありました 茎はまっすぐ直立するのが特徴 葉は細長い 在来種　東アジア原産 湖南側の日当たりの良い草地で 3️⃣4️⃣5️⃣ハイメドハギ(這蓍萩) メドハギの変種で高さは10〜50cm 日当たりの良い草地に生える 在来種で、本州、四国、九州に分布 小葉の幅がメドハギよりやや広く 長卵形 花は旗弁の裏が紫色で、表の中央部が端まで紫色 舟弁の端も紫色になる 蕾も紫色 森林公園の山の上の草地で草の中に埋もれがちで茎が這っていました ハイメドハギは初見の花で、山の🅿️の草むらで最後に花のチェックをしている所にありました 🅿️にもお宝花がありますね 探す価値あり👍

アケボノソウ(曙草) リンドウ科　センブリ属 去年初めて出会って、今年も会えて嬉しいです 実際に見るより、家に帰って写真を眺めると、その花の造形に惚れ惚れします 山地の水辺に生える2年草で、花期は8〜9月 北海道、本州、四国、九州に分布 花の直径は2cm 名前の由来は、わずがにクリームがかった白い花冠を夜明けの空に、暗紫色の細点や、やや緑がかった黄色の点を、星々に見立てたことによる 緑がかった黄色の点は蜜腺溝で、ここから蜜を分泌し、昆虫を誘う 手前左下の蜜腺が膨らんでいるように見えますね 他のセンブリの蜜腺は花冠の根元付近に多く、アケボノソウは花弁の外側近くにあり、その色と暗紫色の斑点が、より花を美しく際立たせています 花弁の裂片の変異が多く、本来は5個であるが、4〜7個のものもあります 山野草の中で2番目に好きな花 色の模様と形が群を抜いている 名前の由来がロマンチック💕 曇りと雨の日でしたが、花が開いてくれていて良かったです👍 2025.10/4

シラタマホシクサ(白玉星草) ホシクサ科　ホシクサ属 花期 8〜10月 高さ　20〜40cm 東海地方4県(愛知、静岡、三重、岐阜)にだけの、一部湿地に咲く一年草 日本固有種(在来種) 別名　コンペイトウグサ(金平糖草) 細長い針金のような茎の頭頂に、大きさ5〜8mmのかわいらしい球形の花をつける 雌花と雄花が混在し、黒い汚れのようなものは、雄花の葯である 茎が長すぎて、倒れています 広大な湿地の全面この花で覆われていて、銀河のようです キセルアザミとの共演 絶滅危惧種に指定されています 2025.10/4

今日のお花💚ウメバチソウ💚 　 梅鉢草　別名　バイカソウ(梅花草) ニシキギ科　ウメバチソウ属 今年はまだ見に行っていないのと、咲いてないので、去年の投稿から 梅の花に似ているお花です 花の作りが複雑でとても綺麗です 北海道〜九州の日当たりの良い湿地に生える 在来種 花期は8〜10月 花の大きさは2〜2.5cm 花弁は5枚、雄蕊5個、花粉を出さない仮雄蕊5個は先が糸状に12〜22裂し、先端に小さい球状の腺体がつく 子房上位で、雌蕊の柱頭は4裂する ウメバチソウの花の構造について詳しく知りたい方は、長くなりますが2024.11/14に説明がありますので、ご参考にして下さい

今日のお花　クチナシとクチナシグサ クチナシ(梔子) アカネ科　クチナシ属の常緑低木で花期は6〜７月 1️⃣八重咲き(ヤエクチナシ) 2️⃣一重咲き 3️⃣クチナシの実　２月頃 名前の由来　実が熟しても、口を開かない事で口無し、花の萼が鳥のくちばしに似て、果実が梨の実に似ている事で口梨など諸説あります 4️⃣5️⃣クチナシグサ(梔子草) ハマウツボ科　クチナシグサ属 別名　カガリビソウ 花期は4月〜5月で、半寄生植物 名前の由来　萼がクチナシの実に似ている事 1️⃣2️⃣佐鳴湖林縁 3️⃣龍雲寺 4️⃣5️⃣静岡県立森林公園

昨年出会ったラクウショウの気根をもう一度見たくなり、森林公園に寄りました 暑いので少しだけ散策して帰途につきました🚗💨 5枚めはアキノタムラソウかな🤔

クチナシグサ(梔子草)のその後 ハマウツボ科　クチナシグサ属 別名　カガリビソウ 半寄生植物 1️⃣2️⃣3️⃣奇妙な形の植物がありよく見ると種ができていました 以前投稿したクチナシグサが生えていた所です 4️⃣5️⃣別の場所に4輪ほどまだお花が咲いていました 6/4撮影

森林公園のお花🌲 1️⃣2️⃣3️⃣ネジキ(捻木) ツツジ科　ネジキ属 岩手県以南の本州、四国、九州に分布の落葉樹 低山や丘陵の尾根に自生する 名前の由来は樹皮全体に入る縦しわが、成長に伴い螺旋状に捻れる事から 落ちていた花から内部をのぞいてみました 枝葉に毒性がある 4️⃣ノハナショウブ(野花菖蒲) 北海道〜九州まで、全国の湿地や畦畔などの水辺や、湿った草地に生える多年草 5️⃣シモツケ(下野) 山地に生えるバラ科の落葉低木 色がとても鮮やかな花が咲いていました

ハンカイソウ(樊噲草) キク科　メタカラコウ属 花期　6〜8月 高さ50〜100cmで、山地の林内や湿った草原に生える多年草 在来種、本州(静岡県以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、インド 名前の由来は豪壮な姿を中国の武将に見立てたもの 根生葉は長さ20〜100cmの葉柄があり、葉柄の基部に短い鞘がある。 葉身は腎臓型〜円心形、掌状に3〜5全裂し、更に羽状に深裂する。 頭花は頭頂の散房花序に2〜8個つき、直径8〜13cm 筒状花と舌状花からなる 1メートルくらいで、大きな花である為、遠くから見てもよく目立つ 葉も大型です 森林伐採などにより、一部の地域では絶滅危惧種になっている希少な花です 花の終わり頃になると花弁が垂れて、エキナセアのような感じになっています

今日のお花🧡百合(ユリ)🧡 1️⃣ササユリ(笹百合) 森林公園で 2️⃣ササユリの蕾　森林公園で ササユリの分布地は、新潟県、中部以西(静岡県以西)の本州、四国、九州と言われています 日本固有種 3️⃣ユリ　オープンガーデンで 4️⃣ユリ　佐鳴湖花壇 5️⃣タカサゴユリ(高砂百合) テッポウユリと花が似ていますが、タカサゴユリの花弁には紫の筋が入ります 葉や茎もテッポウユリより細いです 佐鳴湖道端で

コアジサイ(小紫陽花) 別名　シバアジサイ(柴紫陽花) 関東地方以西から九州の山地や丘陵の明るい林内、林縁など 枝先に直径5cmほどの散房花序を出す 紫陽花のように、周りの装飾花は無く、花は全て両生花で、直径4mm 花は鐘形で長さ1mm 花弁は白〜薄青色で5個、長さ1.5mmの長楕円形で、のちにややそり返る 雄蕊は10個、花柱は2〜4個 4️⃣は花弁が落ちた後の花柱と萼片 ぱっと見は紫陽花のような華やかさは無く、地味なお花に見えますが、カメラから覗くと、それはそれはとても綺麗な花です 若枝が紫色💜、花弁より長い雄蕊の色が青💙、花弁が水色🩵、葯が白🤍、花後の花柱、萼片が白🤍 山の中のひっそりした場所に佇む姿はとても素敵です

ツルアリドオシ(蔓蟻通し) アカネ科　ツルアリドオシ属 名前の由来　葉や花がアリドオシに似ている アリドオシの名前の由来 木にあるトゲが蟻🐜まで刺し通すという事から アリドオシは常緑小低木で、ツルアリドウシは常緑多年草 花期6〜7月で、地面を這い長さ10〜30cm、北海道から九州の山地の林内に生える 1️⃣花冠の長さは1.5cm、漏斗形の白から薄ピンク色で、先端が4裂 花の大きさは1cm 雌蕊は1個で先が4裂し、雄蕊は4個 異形花柱性(いけいかちゅうせい)の花で、雌花の長い長花柱花と、雌花の短い短花柱花がある これは自家受粉を避ける為だとされる こちらは雄蕊が長いので短花柱花だと思います 内側に毛がある 2️⃣花は茎の先から2個咲き、果実は2個の子房が合着し、一つの果実になる 萼の跡が二つある豚の鼻🐽のような赤い果実になるようです 3️⃣長花柱花だと思います 雌蕊が長く突き出ています 2個ペアーの花になり、子房が2個くっ付くというとこは種が一つの果実に多く入るので、鳥さんにより多くの種を運んでもらう戦略でしょうか？ ちなみに同じように2個〜1個咲くアリドオシの実は合着せずに2個できるそうです

訂正いたします🙇‍♀️ 先日4/26投稿の1️⃣2️⃣3️⃣のカテンソウ(花点草)がオオサンショウソウ(大山山椒草)の間違いであったの で、再度投稿します オオサンショウソウ(大山椒草) イラクサ科　サンショウ属 花友さんからのご指摘でした ありがとうございます🙇‍♀️ 本州から九州の山地の陰湿地に生える ここでは渓流のそばです 1️⃣雄花は直径約4mmで、花被片は4〜5.雄蕊4〜5 集散花序で柄は長さ2cm 2️⃣蕾は紅色 雌花序は葉腋に出て、柄は4mmくらい ここでは見つかりませんでした 3️⃣葉は先が細く、濃い緑色 　　葉脈にぼこぼこした隆起が見られます カテンソウと花がそっくりで見分けがつきませんでしたが、カテンソウの葉と違いがありました カテンソウの葉は調べたら、もう少し黄緑がかっていて、鋸歯があり、こちらの葉より短い感じでした