『カンゾウ』
🏷️今日のお花《ヤブカンゾウ》

花言葉
「憂いを忘れる」
「愛の忘却」
「悲しみを癒す」

《忘れ草　咲けども胸の　雨やまず
母子の影を　風は抱きゆく》



ヤブカンゾウの仲間は英語で Daylily（一日百合）と呼ばれ、1つの花が一日でしぼむため「儚さ」と「忘却」が象徴になりました。
中国では古くから「忘憂草（ぼうゆうそう）」と呼ばれ、母親が息子の旅立ちの際に植えて、心配事を忘れるおまじないにしたという故事があります。

⭐︎『詩経』（古代中国の詩集）には、萱草が「母の愛」や「心を慰める草」として登場します。

⭐︎出征や旅立つ息子に、母が萱草を持たせ「これを見れば母を思い出し、また母も心配を忘れられる」という意味を込めたとされます。

⭐︎日本では平安時代の和歌にも登場し、「忘れ草」として恋や別れの悲しみを和らげる象徴でした。

竹藪を背に1本だけ八重咲きのオレンジ色の花が🤩
正にこれぞヤブカンゾウの花🤣

田んぼの畔に
コレも1本美しいヤブカンゾウ🥰

最後もやはりヤブカンゾウ。
ノカンゾウは一重咲き
一部地域では準絶滅危惧種に指定されています
見ないはずですね🤔

🌿🏵️ヤブカンゾウは薬用植物としても知られ、特に根茎や花蕾が利用されます。

乾燥した根茎　萱草根（かんぞうこん）
つぼみ　金針菜（きんしんさい）（食用・薬用）

効能
利尿作用（むくみや尿の出を良くする）
鎮静作用（不眠や精神不安の緩和）
消炎作用（炎症を抑える）
母乳分泌促進（産後の母に用いる場合もあった）


🌿🏵️食用として

中国料理では金針菜を乾燥させてスープや炒め物に。鉄分・ビタミンAが豊富で、貧血や疲労回復にもよいとされます。





熊本県の大雨災害により被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます